突然パソコンの電源を入れても画面が真っ暗なまま、起動音もしない。
特にIntelの第13世代や第14世代のCPUを搭載したパソコンで、こうした不具合が増えています。仕事や大切なデータが保存されているパソコンが使えないと、不安と焦りで頭が真っ白になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Intel CPU搭載パソコンが起動しない原因と、それぞれの対処法をわかりやすく解説します。
目次
Intel CPU搭載パソコンが起動しない原因
パソコンが起動しないというトラブルは、さまざまな要因が絡み合って発生します。特にIntelの最新世代CPUでは、設計上の挙動や周辺環境との相性による影響も報告されています。起動不良を引き起こす主な原因は、以下の通りです。
CPUの不具合
Intelの第13世代および第14世代CPUでは、マザーボードとの組み合わせによっては、電圧設定の初期値が高すぎる場合があり、それによって起動時に不安定になるケースが確認されています。特定のBIOSバージョンでは、この問題に対処するパッチが提供されていることもあります。
BIOS設定の不一致
起動時のトラブルの多くは、BIOS設定に起因することがあります。特に起動順序やブートモード(UEFI/Legacy)の誤設定、Secure Bootの有効化が障害となって起動できない状態を引き起こす場合があります。
外部デバイスの影響
USBメモリや外付けHDD、プリンターなどの外部デバイスが接続されていると、起動時の優先順位によってOSの読み込みが妨げられることがあります。一時的に外すことで改善するケースもあります。
電源供給の不安定さ
電源ユニットの出力不足、あるいは経年劣化による不安定な電圧供給が、PC起動時に問題を引き起こすことがあります。とくに高性能CPUやGPUを搭載したパソコンでは、電源容量が足りていないケースもあります。
ハードウェアの故障

「電源を入れてもパソコンが起動しない」とき、見た目には異常がなくても、内部では深刻なトラブルが進行している可能性があります。とくにRAMやマザーボード、ストレージといった重要な部品の接触不良や故障は、突然の起動不良を引き起こす原因になり得ます。
自分では原因がわからず、何度も電源を入れ直したり、ケーブルを抜き差ししているうちに、状態を悪化させてしまうこともあります。だからこそ、早い段階で専門業者に相談することが、データと機器の両方を守る鍵になります。
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Intel CPU搭載パソコンが起動しないときの対処法
以下の対処法を順に確認・実行することで、起動トラブルを解決できる可能性があります。
BIOS設定を確認・変更する
起動ドライブの順序やセキュアブート、CSM(互換サポートモジュール)の設定が誤っていないか確認します。
- 電源を入れて「F2」または「Del」キーでBIOSに入る
- 「Boot」メニューで起動順序を確認し、OSが入ったドライブを最上位に設定
- 「Secure Boot」を無効化、「CSM(互換モード)」を有効に設定
- 設定を保存して再起動
BIOSを最新バージョンにアップデートする
Intel CPU関連の不具合はBIOSの更新で解消される場合があります。特に第13/14世代では重要です。
- マザーボードメーカーの公式サイトから最新のBIOSファイルをダウンロード
- FAT32形式のUSBメモリに保存
- PCを再起動しBIOSに入り、「EZ Flash」「Q-Flash」などのBIOSアップデート機能を実行
- 更新完了後、再起動して動作確認
外部デバイスをすべて取り外す
外部機器の影響を排除し、必要最小限の構成で起動を試みます。
- 電源を切り、USB機器、外付けHDD、プリンターなどをすべて外す
- マウスとキーボードのみ接続し再起動
ハードウェアの接続状態を確認する
メモリ、ストレージ、電源ケーブルなど、すべての接続がしっかりと固定されているか確認します。
- PCケースを開けてメモリやSSD/HDDを一度取り外し再装着
- 電源ユニットからマザーボード・CPU補助電源の配線を確認
- 可能であれば他のスロットやポートで試す
電源ユニットの出力を確認する
高性能なIntel CPUを搭載する場合、電源ユニットが必要な出力を満たしているかを確認します。
- CPUとGPUの消費電力を合算し、最低限必要なW数(例:650W以上)があるか確認
- 定格出力が低い場合は、高出力モデルへの交換を検討
各ハードウェアを個別にテストする
一つずつ部品を取り外してテストし、故障パーツを特定します。
- メモリを1枚ずつ差し替えて起動確認
- ストレージを取り外した状態でBIOSに入れるか確認
- グラフィックボードを取り外し、オンボード出力で映像が出るか確認
上記の手順をすべて試しても改善しない場合、システム全体の深刻な破損やストレージ故障が考えられます。ご自身での復旧に限界を感じたら、データ損失を防ぐためにも早急に専門業者へご相談ください。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。