次のような症状に心当たりはありませんか?
- パソコンの画面が突然チカチカと点滅し続ける
- マウスやキーボードの操作がまったく反応しない
- 再起動しても症状が改善せず、操作不能なまま
このような現象は、Windows 10でよく発生するトラブルのひとつで、特定のアプリやグラフィックドライバー、またはWindowsアップデートが原因となっているケースが多く見受けられます。
放置すると、作業中のデータが失われたり、PC自体が起動不能になるリスクが高まります。
本記事では、画面点滅トラブルの原因を切り分ける具体的な方法と、安全かつ確実に改善するための対処法を、専門的な視点からわかりやすく解説しています。
万が一、自力での対応が難しい場合は、私たちが24時間365日対応で無料診断を行っていますので、お気軽にご相談ください。
目次
Windows 10で画面が点滅し操作不能になる原因
この症状の背後には、ドライバーの不具合やソフトウェアの競合、ハードウェアの問題などが考えられます。以下に代表的な原因をまとめました。
ディスプレイドライバーの問題
最も多く報告される原因の一つが、ディスプレイドライバーの不具合です。例えば、Windows Updateの自動インストールで互換性のないドライバーが適用された直後に画面が点滅するケースがあります。
具体的には次のような症状が見られます:
- 起動直後からデスクトップが表示された瞬間に画面が点滅し始める
- タスクバーやスタートメニューが点滅して操作できない
- 「explorer.exe」が何度も再起動されているような動き
特にIntel HD GraphicsやNVIDIA GeForce、AMD Radeonなどの統合/外部GPUでドライバーの不整合があると発生します。
ソフトウェアの互換性問題
一部の常駐型アプリケーション(例:iCloud、Norton、ID管理ツールなど)がWindowsのグラフィック処理に干渉して、描画処理を不安定にすることがあります。
特に以下のようなアプリは過去に点滅の原因となった実績があります:
- iCloud:Windows 10とのバージョン不一致によりexplorer.exeがクラッシュ
- Office関連アドイン:OutlookやExcel起動時に画面が点滅
- セキュリティソフト:一部ウイルス対策ソフトのファイアウォール機能が描画と干渉
これらのソフトがログイン時に自動起動している場合、画面が操作できないほどの点滅が生じることがあります。
ウイルス感染
悪意のあるマルウェアやスパイウェアが、Windowsのシェル(explorer.exe)やドライバー類に干渉することで、システムの描画処理に異常をきたすことがあります。
特に以下のような感染時に点滅が発生する傾向があります:
- 偽セキュリティソフトによるGUIハイジャック
- バックグラウンドでexplorer.exeを強制再起動させるタイプのスクリプト
- スタートアップに悪意あるDLLが組み込まれているケース
感染による点滅は一見ソフトウェアのバグのように見えるため、ウイルス対策ソフトでのスキャンが必須です。
システムファイルの破損
Windows 10で画面が点滅し、操作ができなくなるトラブルの原因のひとつに、システムファイルの破損が挙げられます。システムファイルとは、OSの起動や動作に必要な基本的なプログラムや設定ファイルのことで、これらに異常が生じると表示の不具合や動作不良が発生することがあります。
特に、アップデート中の中断や電源の強制終了などがきっかけで、ファイルが破損してしまうケースは少なくありません。画面が点滅して操作できない状態が続く場合、すでにシステムに重大なエラーが発生している可能性もあります。
こうした症状を放置すると、最終的には起動不能やデータへのアクセス障害につながるおそれがあります。異常に気付いた段階で速やかに専門業者に相談し、正確な診断を受けることが重要です。
ハードウェアの不具合
Windows 10で画面が点滅し操作ができない状態が続く場合、HDDやSSDなどストレージ機器の劣化や故障が原因となっていることがあります。これらの記憶装置にはOSや各種設定が保存されており、内部で不具合が発生すると、正常に読み込みが行えず表示の異常が起きることがあります。
とくに、数年使用したパソコンではHDDやSSDの寿命が近づいている可能性があり、知らないうちに劣化が進んでいるケースも少なくありません。また、落下や移動時の衝撃がきっかけで内部部品が損傷し、突然画面が点滅して操作不能になることもあります。
ストレージの障害は見た目では判断しにくく、放置することで状況が悪化するおそれがあります。違和感を覚えた段階で、専門業者に相談して機器の状態を確認することが重要です。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「パソコンの画面が突然チカチカと点滅し続ける」「マウスやキーボードの操作がまったく反応しない」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
しかし、グラフィックや入力機器の不具合に対して自己判断で操作を行うと、かえって症状が悪化し、システム全体に影響を及ぼす恐れがあります。誤った対処は、データ損失につながるリスクがあるため注意が必要です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
Windows 10で画面が点滅する際の対処法
画面が点滅して操作ができない場合は、セーフモードからの復旧やドライバー更新、不要ソフトのアンインストールなど、段階的に原因を切り分けながら対応していくことが重要です。
ディスプレイドライバーを更新または再インストールする
画面の点滅がドライバーの不具合によるものであれば、セーフモードからドライバーを更新または削除することで改善できます。
- セーフモードで起動する(下記T6参照)
- 「Windows + X」→「デバイスマネージャー」を開く
- 「ディスプレイアダプター」を展開し、ドライバーを右クリック
- 「ドライバーの更新」または「デバイスのアンインストール」を選択
- 再起動し、Windowsが自動的にドライバーを再インストールする
ソフトウェアの確認とアンインストール
タスクマネージャーを使って不要なアプリケーションを特定し、削除することで安定化を図ります。
- 「Ctrl + Shift + Esc」でタスクマネージャーを開く
- 「スタートアップ」タブで怪しいソフトを無効化
- 「アプリと機能」から対象ソフトを選び「アンインストール」を実行
ハードウェアの接続状態をチェックする
ケーブルの接続不良やグラフィックカードの緩みが原因となっていることもあります。
- PCをシャットダウンし、電源ケーブルを外す
- モニターケーブル(HDMI/DPなど)を抜き差しする
- 可能であれば別のケーブルやモニターで映像出力を確認
- デスクトップPCの場合、グラフィックカードを一度取り外して再装着
ウイルススキャンを実行する
マルウェアが影響している可能性がある場合、ウイルス対策ソフトでの全体スキャンを行います。
- セーフモードでWindowsを起動する
- Windows Defenderまたはインストール済みのウイルス対策ソフトを開く
- 「フルスキャン」を実行してすべてのドライブを確認
- 検出された項目があれば削除・隔離を行う
システムファイルを修復する
SFCやDISMコマンドを使用して破損したシステムファイルを修復し、OSの安定動作を回復します。
- セーフモードで起動後、「コマンドプロンプト(管理者)」を開く
sfc /scannow
を入力しEnterキー- 続いて
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
を実行 - 処理が完了したら再起動して確認
システムの復元は有効な方法ですが、復元ポイントが破損していたり、途中でエラーが出ると状態が悪化する恐れがあります。操作に不安がある場合や復元で改善しないときは、無理をせず専門業者に相談することが安全です。
セーフモードで起動する
セーフモードでは、最低限の構成でWindowsが起動するため、問題の切り分けが容易になります。
- PCを再起動しながらShiftキーを押し続ける
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」
- 起動後、「4」キーまたは「F4」キーを押してセーフモードを選択
専門業者に相談する
紹介した対処法をすべて試しても画面の点滅が止まらない場合、システムファイルの破損や、HDD・SSDなどストレージ自体に深刻な障害が生じている可能性があります。このまま自己判断で操作を続けると、システム領域や保存データに上書きが発生し、復旧がさらに難しくなる恐れがあります。
こうしたリスクを避けるためにも、専門的な診断と対応が必要です。当社デジタルデータリカバリーでは、他社で「復旧不可」とされたケースを含め、これまでに7,300件以上のご相談(※1)に対応してきました。一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を維持しています。
初期診断とお見積りは無料で、24時間365日いつでもご相談いただけます。大切なデータを失わないためにも、早めのご相談をおすすめします。
※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績

私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(※3)と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備

復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業(専用クリーンルーム完備)
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。