- ファイルをダブルクリックしても無反応
- 「Excelでファイルを開けません」というエラーが表示される
- 他のファイルは開くのに、特定のデータだけ開かない
このような症状が起こると、仕事のスケジュールや重要な数値管理など、日々の業務が一気に止まってしまう可能性があります。特に、納期や会議直前などのタイミングで発生すると、大きなトラブルにつながるリスクもあります。
Excelファイルが開かなくなる原因には、ソフトウェアの不具合やファイル自体の破損など、複数の要因が考えられます。自己流で操作を続けると、状態がさらに悪化し、本来修復できたはずのデータが完全に失われるおそれもあります。
本記事では、Excelファイルが開けない主な原因を「ソフトウェア」と「ファイル」の両面から整理し、それぞれの状況に応じた正しい対処法を専門的な視点でわかりやすく解説します。
目次
xlsxファイルが開けない原因
「xlsx」ファイルが突然開けなくなった場合、さまざまな要因が考えられます。原因を明確にすることで、適切な対処が可能になります。
Excelやシステム側の問題
ExcelソフトやWindowsの設定・状態により、「xlsx」ファイルが正しく開けないことがあります。
Officeのアップデート未適用、インストール不完全、旧バージョンでの読み込み不具合などが該当します。また、拡張子との関連付けが外れている場合、正しいアプリで開かれないケースもあります。
放置すると作業遅延につながるため、早めの設定確認と修正が必要です。
セキュリティ設定やアクセス権の制限
保護ビューやDDE設定といったセキュリティ機能が有効になっていると、ファイルが開けない場合があります。また、ネットワークドライブや共有フォルダ上のファイルでは、アクセス権が制限されていることも。
不正アクセスや誤操作を防ぐ機能ではありますが、必要に応じて一時的に緩和する判断も重要です。
ファイルの破損や命名の不備
「昨日まで開けていたExcelファイルが急に開けなくなった」「エラーメッセージが出て強制終了してしまう」といった経験はありませんか？このような症状は、ファイル自体が破損しているか、ファイル名や保存場所に問題がある可能性があります。
たとえば、USBメモリからの保存中に取り外した、ファイル名に記号や特殊文字を含めた、長すぎるフォルダ階層で保存していたといったことに心当たりがある場合は要注意です。見落としがちなこうした操作が原因で、Excelがファイルを正しく読み込めなくなることがあります。
この状態で無理に開こうとしたり上書き保存を繰り返すと、元データがさらに破損し、復元が難しくなる恐れもあります。違和感を覚えたら、早めに安全な対処を行うことが重要です。
当社では、破損ファイルや開けなくなったExcelデータに対応した無料の初期診断を24時間365日体制で実施しています。ファイルが開かずお困りの際は、まずはご相談ください。状況に応じた最適な復旧方法をご提案いたします。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
Excelのxlsxファイルが開けない――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
誤って初期化や上書きをしてしまったり、分解して状態を深刻化させてしまうケースは多く、特に内部の故障が原因だった場合、自力で対応しようとするとかえって悪化を招くリスクがあります。
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大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
xlsxファイルが開けない場合の対処法
ここでは、「xlsx」ファイルを正常に開くための具体的な対処法を紹介します。各操作は、ファイルの状態や保存先に応じて適切に実行しましょう。
Excelアプリの再起動とファイルの再確認
ExcelやPC側の一時的なエラーでファイルが開けない場合があります。まずはアプリやPCの再起動を試してみましょう。
- Excelを一度すべて終了します。
- タスクマネージャーを開き、バックグラウンドで起動しているExcelプロセスがあれば終了します。
- 再度Excelを起動し、問題の「xlsx」ファイルを開いてみます。
拡張子とファイル名の修正手順
ファイル名に使用禁止文字が含まれていると、開けない可能性があります。拡張子が正しいかも合わせて確認しましょう。
- エクスプローラーでファイルのプロパティを開きます。
- 「.xlsx」で終わっているか確認します。
- ファイル名に「*」「/」「?」などが含まれている場合は削除し、保存し直します。
ファイルの関連付けを修正する方法
「xlsx」ファイルがExcelではなく別のアプリで開こうとしている場合、関連付けの修正が必要です。
- 対象のファイルを右クリックして「プロパティ」を選択します。
- 「プログラム」欄の「変更」ボタンをクリックします。
- 一覧から「Microsoft Excel」を選び、「OK」で保存します。
ExcelやOfficeのアップデートと再インストール
古いバージョンのExcelでは、新しい「xlsx」ファイルを正しく開けないことがあります。Office製品のアップデートまたは再インストールを試みましょう。
- Officeのアカウントページにアクセスします。
- 「更新オプション」から「今すぐ更新」を実行します。
- 改善されない場合、Officeを一度アンインストールし、再インストールします。
保護ビューやセキュリティ設定の確認方法
Excelには、インターネット経由で取得したファイルを自動的にブロックする保護ビュー機能があります。信頼できるファイルであれば、解除を検討してみましょう。
- Excelの「ファイル」＞「オプション」を開きます。
- 「セキュリティセンター」＞「セキュリティセンターの設定」を選択します。
- 「保護ビュー」タブで、必要に応じてチェックを外します。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
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初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
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よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
