iPhoneで撮影した写真ファイル「HEIC(.heic)」をWindowsパソコンや一部の古いMacに取り込もうとした際、次のようなエラーメッセージが表示されることがあります。
- 「対応していません」
- 「このファイルは開けません」
このようなメッセージが出ると、「写真が壊れたのでは?」と不安になりますが、実際にはファイル自体は正常で、閲覧環境の問題であるケースが大半です。
ただし、設定ミスやアプリの不具合が原因で、誤ってファイルを変換・削除してしまうと、写真データが二度と戻らない可能性もあります。
この記事では、HEICファイルが開けない理由と、初心者でも安全に開けるようにする方法を、ステップごとにわかりやすくご紹介します。
すでに操作してしまって開けなくなった場合でも、私たちが24時間365日無料診断で状況をチェックいたします。データを失う前に、まずはお気軽にご相談ください。
目次
HEICファイルが開けない原因
HEICファイルが開けない理由はさまざまですが、主に以下の3つの原因が考えられます。
互換性の問題
HEIC形式はiPhoneやiPadでは標準ですが、Windowsや一部の古いMac、他社製の画像ビューアでは開けないことがあります。特に拡張機能を入れていないWindowsでは、ファイル形式に対応していないと表示されるだけで中身は見られません。
特許技術の制約
HEICは特許技術を含むフォーマットのため、MicrosoftがWindowsに組み込む際にライセンス料が必要となり、標準サポートが遅れた要因のひとつとなっています。最新のWindowsバージョンでは対応が進んでいますが、古いバージョンでは別途拡張機能をインストールする必要があります。
ファイルの破損

HEICファイルが開けない原因のひとつに、ファイル自体の破損があります。これは、写真を保存している最中にアプリが強制終了したり、スマートフォンやパソコンの電源が突然切れてしまったりした場合に起こることがあります。
また、外付けHDDやUSBメモリ、クラウドから写真を移動中に接続が途切れてしまうと、正常に保存されずファイルが壊れてしまうこともあります。こうしたトラブルは、普段通りに使っていても誰にでも起こりうるものです。
破損したHEICファイルは、見た目には普通でも、開こうとするとエラーが出たり、まったく反応しなかったりするため気づきにくいのが特徴です。
無理に何度も開こうとすると、ファイルが完全に読み取れなくなる恐れもあるため、少しでも不安を感じたら専門業者に相談することが安全です。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「HEICファイルが開けない」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
しかし、無理に別のアプリで開こうとしたり、変換ソフトを使って上書き保存してしまうと、元のファイルが破損してしまう可能性があります。特に保存先のストレージに障害が発生していた場合には、繰り返しアクセスを試みることで状況を悪化させるリスクがあります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
HEICファイルを開けない時の対処法
HEICファイルが開けない場合、以下の方法を試してみてください。
HEIF画像拡張機能のインストール
Windows 10以降では、「HEIF画像拡張機能」をインストールすることでHEICファイルを開くことができます。
- Microsoft Storeを開き、「HEIF画像拡張機能」を検索します。
- 「HEIF画像拡張機能」をインストールし、PCを再起動します。
- エクスプローラーでHEICファイルを開けるか確認します。
HEICをJPGに変換
互換性のあるJPGやPNG形式に変換することで、どのデバイスでも開くことができます。
- オンラインのHEIC変換ツール(例:HEICtoJPG.com)にアクセスします。
- 変換したいHEICファイルをアップロードします。
- JPGやPNGに変換し、ダウンロードします。
ファイルの修復
破損したHEICファイルは、専用の修復ツールを使用することで修復可能な場合があります。
- 「4DDiG File Repair」などの修復ツールをダウンロードします。
- ソフトを起動し、修復したいHEICファイルを選択します。
- 修復を実行し、問題が解決したか確認します。
破損したHEICファイルは、専用の修復ツールで対応できることもありますが、操作を誤るとファイルがさらに壊れるリスクがあります。特に重要な画像や複数のファイルが同時に破損している場合は、ツール任せにせず慎重な対応が必要です。
復旧の可能性を高めるには、早い段階で専門業者に相談することが安全です。
Windowsのバージョンアップ
Windows 11の最新バージョンではHEICに標準対応しているため、OSをアップデートすることで問題が解決する可能性があります。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」を開きます。
- 「更新プログラムのチェック」をクリックし、利用可能な更新を確認します。
- 「ダウンロードとインストール」を選択し、PCを再起動します。
専門業者に相談する
紹介した対処法を試してもHEICファイルが開けない場合は、データ自体が破損している可能性があります。無理に変換ツールを繰り返し使ったり、ファイルを開こうとする操作を続けたりすると、データが上書きされてしまい、復旧の難易度が上がる恐れがあります。大切な画像を守るためにも、早めに専門業者へ相談することが重要です。
当社デジタルデータリカバリーでは、他社で「復旧不可」とされた画像データのご相談を含め、これまでに7,300件以上の復旧相談実績(※1)があります。一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い実績を維持しており、HEICファイルを含むさまざまな画像フォーマットのトラブルにも対応しています。
初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応しています。大切な思い出の写真や業務データを守るためにも、早めのご相談をおすすめします。
※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者として14年連続国内売上No.1」の実績を誇る信頼できる業者です。
一部復旧を含む復旧件数の割合は91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)を誇り、これまでに他社で復旧が難しいとされた機器についても、これまでに7,300件以上のご相談をいただいています。諦める前に、大切なデータを取り戻すチャンスをぜひデジタルデータリカバリーにお任せください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。