突然ブルースクリーンが発生し、「DRIVER_VERIFIER_DMA_VIOLATION」のエラーメッセージが表示されていませんか?
このエラーは、ドライバーの不具合やハードウェアのDMA(ダイレクトメモリアクセス)関連の問題によって引き起こされることが多く、適切な対処が必要です。本記事では、エラーの原因と対策について詳しく解説します。
目次
DRIVER_VERIFIER_DMA_VIOLATIONの主な原因
このブルースクリーンエラーは、以下の要因によって発生する可能性があります。
ドライバーのバグや不具合
特定のデバイスドライバーが正常に動作しないと、このエラーが発生する可能性があります。特に、DMAを使用するドライバーに問題があると、システムがクラッシュすることがあります。
カーネルDMA保護機能との互換性問題
Windows Server 2019などで導入されたKernel DMA Protection(カーネルDMA保護)が特定のデバイスと互換性がない場合、エラーが発生することがあります。
システムファイルの破損
Windowsの重要なシステムファイルが破損すると、デバイスドライバーが正常に動作せず、このエラーが発生することがあります。
古いまたは互換性のないドライバー
最新のWindowsアップデートと互換性のない古いドライバーを使用していると、システムが不安定になり、ブルースクリーンエラーが発生することがあります。
ハードウェアの問題(特にDMA関連デバイス)
RAM、マザーボード、PCIeデバイスの不具合が原因でDMA(ダイレクトメモリアクセス)処理に問題が発生すると、ブルースクリーンが頻発する可能性があります。
特に、接触不良や経年劣化によるデータ転送の不安定化が起こると、システム全体の動作に影響を及ぼし、最悪の場合はOSが起動しなくなることも。誤った対処をするとさらなる障害を招くリスクがあるため、慎重な対応が必要です。
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DRIVER_VERIFIER_DMA_VIOLATIONの対処法
以下の方法を試して、エラーを解決しましょう。
ドライバーの更新またはロールバック
古いドライバーや互換性のないドライバーが原因の場合、更新またはロールバックを試します。
- 「デバイスマネージャー」を開く。
- 問題のあるデバイス(PCIeデバイスなど)を右クリックし、「ドライバーの更新」を選択。
- 「自動的に最新のドライバーを検索」を選択し、更新を適用。
- 問題が解決しない場合は、「ドライバーのロールバック」を試す。
Driver Verifierの無効化
Driver Verifierが原因でエラーが発生する場合、無効化することで解決できます。
- 「コマンドプロンプト(管理者)」を開く。
- 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押す。
verifier /reset
- PCを再起動する。
システムファイルの修復
Windowsのシステムファイルが破損している可能性があるため、修復を試みます。
- 「コマンドプロンプト(管理者)」を開く。
- 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押す。
sfc /scannow
- 完了後、PCを再起動する。
ハードウェアの確認
DMA関連のハードウェア(RAM、マザーボード、PCIeデバイスなど)の接続不良や故障がないか確認します。
- PCの電源を切り、コンセントを抜く。
- PCケースを開き、RAMやPCIeデバイスを抜き差しする。
- 接続部分にホコリが溜まっていないか確認し、清掃する。
- 再度装着し、PCを起動する。
BIOSの更新
マザーボードのBIOSを最新のバージョンに更新することで、互換性の問題が解決する可能性があります。
- マザーボードメーカーの公式サイトにアクセス。
- モデル名を検索し、最新のBIOSをダウンロード。
- USBメモリにBIOSファイルを保存。
- PCを再起動し、BIOS画面に入る。
- BIOS更新機能(EZ Flash、Q-Flashなど)を使用し、更新を実行。
- 更新完了後、PCを再起動する。
カーネルDMA保護の無効化(Windows Server 2019の場合)
Windows Server 2019を使用している場合、カーネルDMA保護を無効化すると問題が解決することがあります。
- PCを再起動し、BIOSまたはUEFI設定画面に入る。
- 「Security」または「Advanced」セクションを開く。
- 「Kernel DMA Protection」を探し、「Disabled」に変更。
- 設定を保存し、PCを再起動する。
Windows更新プログラムの適用
Windows Updateを適用することで、エラーが解決する場合があります。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」を開く。
- 「更新プログラムのチェック」をクリック。
- 利用可能な更新があればインストールする。
- PCを再起動し、エラーが解決したか確認する。
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初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。