共有しているExcelファイルが急に開けなくなったり、破損エラーが表示されて困ったことはありませんか?業務上の重要なデータが失われるのではと不安になる方も多いでしょう。
- 「ファイル形式や拡張子が無効」と表示される
- 開こうとするとExcelが強制終了する
- 保存時にエラーが出て更新内容が消える
こうした症状は、複数人での同時編集やネットワークの不安定さ、さらにはExcel自体の異常終了など幅広い要因が潜んでいます。破損が進行すればデータが完全に失われるリスクもあります。
本記事では、原因と修復方法、さらには再発を防ぐための予防策まで段階的に紹介します。
もし業務に欠かせない大切なデータであれば、自力対応に固執せず専門業者へ相談することをおすすめします。私たちデジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。
目次
Excelの共有ファイルが破損する主な原因
Excelの共有ファイルが破損する原因として、以下の点が考えられます。
ネットワーク環境の不具合
Excelファイルを共有フォルダやクラウド上で扱う場合、ネットワークの不安定さがファイル破損の原因となることがあります。特に無線LANやVPN経由での接続では、通信の一時的な切断や遅延がデータ保存中に発生すると、書き込みエラーが起こりやすくなります。
こうした問題を放置すると、ファイルが完全に読み取れなくなり、業務が停止したり、復旧が困難になる可能性があります。
複数ユーザーによる同時編集の影響
Excelの「ブックの共有」機能や、OneDrive・SharePointなどを利用した複数人での同時編集は便利ですが、操作のタイミングが重なった場合に競合が発生し、ファイルの整合性が損なわれることがあります。
特に、保存タイミングの重複や強制終了などが絡むと、ファイルが破損し、以後開けなくなる可能性もあります。
ファイルの保存エラー
Excelファイルを保存する際、PCの不具合やディスク容量不足、ウイルス対策ソフトの干渉などにより、保存処理が途中で止まってしまうと、ファイルが不完全な状態で上書きされてしまいます。
保存エラーによって破損したファイルは、Excel上で「ファイル形式またはファイル拡張子が正しくありません」と表示され、開けなくなるケースが多く見られます。
Excelのバージョンの問題
Excelの旧バージョンと新バージョン間でファイルをやり取りすると、機能や仕様の違いにより破損が発生することがあります。たとえば、Excel 2010で作成されたファイルをExcel 365で開いた際、内部の構造が変更されて上書き保存時に問題が生じる場合があります。
こうしたバージョン非互換によるトラブルは見落とされがちですが、繰り返し使用するうちにファイル破損の原因になることがあります。
バックアップなしでの誤操作
共有中のExcelファイルは、保存中にアプリを終了したり、複数人が同時に編集して競合が起きたりするだけで破損することがあります。
特にバックアップを取っていない場合、ファイルが開けなくなり、大切なデータを失う危険があります。普段は問題なく使えていても、ちょっとした誤操作で突然破損することは誰にでも起こり得ます。
誤った対応を重ねるとデータが完全に消えてしまうリスクもあるため、異常を感じた時点で専門業者に相談することが重要です。
当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「共有ファイルを開こうとするとExcelが強制終了する」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
強制終了を繰り返すうちにファイルが破損したり、誤った操作で内容を失うことがあります。特に共有環境では自己判断の対応がデータ不整合を招き、状況を悪化させるリスクがあります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
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大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
Excelの共有ファイルを修復する方法
Excelの共有ファイルが破損した場合、以下の方法を試して修復を行いましょう。
Excelの自動修復機能を使用する
Excelには、破損したファイルを修復するための機能があります。
- Excelを開き、「ファイル」→「開く」をクリックする。
- 破損したファイルを選択し、「開く」ボタンの横の矢印をクリックする。
- 「開いて修復する」を選択する。
- 修復が成功したら、新しいファイル名で保存する。
外部参照を使用してデータを復元する
破損したファイルを直接開くのが難しい場合、新しいExcelファイルから外部参照を使用してデータを復元できます。
- 新しいExcelファイルを開く。
- A1セルに「=破損したファイル名.xlsx!A1」と入力し、Enterキーを押す。
- 正しくデータが表示された場合、セルを選択し「Ctrl + C」でコピーする。
- 「Ctrl + V」で値のみを貼り付け(「貼り付けのオプション」→「値の貼り付け」)する。
- 必要に応じてデータを新しいファイルに整理し、保存する。
別形式でファイルを保存する
Excelファイルの保存形式を変更することで、破損部分を回避できる場合があります。
- Excelを開き、「ファイル」→「名前を付けて保存」をクリックする。
- 「ファイルの種類」を「CSV(カンマ区切り)」または「TXT(タブ区切り)」に変更し、保存する。
- 保存したCSVまたはTXTファイルを再度Excelで開き、正しくデータが読み込めるか確認する。
- データを整理し、新しいExcelファイル(.xlsx形式)として保存する。
以前のバージョンを復元する
Windowsには、ファイルの「バージョン履歴」機能があり、過去の状態を復元できる場合があります。
- 破損したExcelファイルを右クリックし、「プロパティ」を選択する。
- 「以前のバージョン」タブを開く。
- 利用可能なバージョンの一覧から、エラーが発生する前の日付のものを選択する。
- 「開く」で内容を確認し、問題がなければ「復元」または「コピーを保存」する。
- 復元したファイルを開き、正しくデータが戻っているか確認する。
OneDriveやクラウドのバックアップを確認する
OneDriveやGoogleドライブ、Dropboxなどのクラウドストレージを利用している場合、過去のバージョンが保存されている可能性があります。
- OneDrive(または使用しているクラウドサービス)にログインする。
- 破損したExcelファイルを探し、ファイルを右クリックする。
- 「バージョン履歴」を選択し、リストからエラー発生前のバージョンを選ぶ。
- 「復元」または「コピーをダウンロード」を選択し、PCに保存する。
- 保存したファイルを開き、正しくデータが復元されているか確認する。
専門業者に相談する
Excelの共有ファイルが開けなくなったり、読み込み途中で止まってしまったりする場合、ファイル自体の破損や保存先の外付けHDD・NASなどに不具合が生じている可能性があります。このような状態で無理に再保存や修復を繰り返すと、ファイルが完全に壊れてしまい、データが失われるリスクがあります。大切な業務データを守るためには、早めに専門的な対応を受けることが安全です。
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※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
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※2:期間:2011年1月1日~
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よくある質問
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営業時間は以下の通りになっております。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。