0x8007000dエラーは、Windows Updateやソフトウェアのインストール時に発生する一般的な問題です。このエラーが発生すると、アップデートの適用ができなくなったり、システムの動作が不安定になることがあります。
原因としては、システムファイルの破損、不適切なレジストリ設定、必要なファイルの欠落などが考えられます。こうした不具合を放置すると、セキュリティ更新が適用されず、ウイルスやマルウェアに対して脆弱な状態が続くリスクが高まります。また、アプリケーションやドライバの互換性にも影響し、さらなる不具合やトラブルにつながる恐れがあります。
しかし、適切な対処法を実施すれば、多くの場合は修正が可能です。安易な自己判断での操作は避け、慎重に対応することが重要です。
本記事では、0x8007000dエラーの発生原因と具体的な対処法について詳しく解説していきます。万が一ご自身での対応が難しい場合は、専門業者への相談を検討してください。初期診断は無料で、24時間365日いつでも対応しています。
目次
0x8007000dエラーが発生する主な症状
0x8007000dエラーが発生した際の主な症状は次の通りです。
- Windows Updateの適用に失敗する
- 特定のソフトウェアのインストール・更新ができない
- エラーメッセージが表示され、操作が中断される
- システムの動作が不安定になり、再起動を繰り返すことがある
同じ症状でも、原因はさまざまです。適切な対処法を実行しないと、状況が悪化し、最悪の場合、システムが正常に動作しなくなる可能性があります。
正常に動作しない原因は、見た目や使用感だけでは判断できないため、自己判断では原因を見誤るケースが多いです。そのため正確な原因を把握し、適切な対応をするには専門業者の診断が必要です。
当社では相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。ぜひ気軽にご相談ください。
0x8007000dエラーが発生する主な原因
0x8007000dエラーが発生する原因はさまざまですが、以下のようなものが代表的です。
Windows Updateに必要なファイルの不足
アップデートに必要なファイルが欠落していたり、破損していると、エラーが発生する可能性があります。
レジストリ設定が不適切
誤ったレジストリ設定が原因で、Windows Updateが正しく動作しなくなることがあります。
システムファイルの破損
Windows Updateの実行中に「0x8007000d」というエラーコードが表示される場合、システムファイルの破損が原因である可能性があります。システムファイルとは、Windowsが正常に動作するために欠かせないプログラムや設定ファイルを指します。
アップデートの途中で電源が切れたり、インストール中にエラーが発生したりすると、これらのファイルが破損してしまうことがあります。その結果、更新プログラムの検出や適用が正しく行えず、「0x8007000d」のようなエラーコードが表示されるようになります。
ファイル破損が進行すると、アップデートができないだけでなく、動作の不安定化や起動不良などの深刻なトラブルに発展するおそれがあります。専門業者に相談し早期の診断と適切な対応によって、より大きな問題を未然に防ぐことが求められます。
HDDやSSDの障害
「0x8007000d」というエラーコードは、Windows Updateが必要なファイルを正常に読み取れない場合に発生します。その原因として、OSが保存されているHDDやSSDの障害が関係していることがあります。こうしたストレージ障害は、経年劣化や衝撃による物理的な損傷によって発生し、アップデートに必要なデータの読み取りが妨げられることで、エラーにつながります。
HDDは摩耗や衝撃によって異音や動作不良などの前兆が現れることがありますが、SSDは突然認識されなくなるケースもあり、外見だけでの判断は困難です。再起動や通電を繰り返すと状態を悪化させるおそれもあるため、エラーが表示された時点で専門の診断を受けることが重要です。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「Windows Updateの適用に失敗する」「特定のソフトウェアのインストール・更新ができない」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
しかし、システムファイルの破損や設定の不整合が原因だった場合、無理な操作や修復ツールの乱用によって状況を悪化させることがあります。根本的な原因を特定せずに対処を進めると、起動障害やデータ消失につながるリスクがあるため、注意が必要です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
0x8007000dエラーの主な対処法
0x8007000dエラーを解消するために、以下の方法を試してみてください。
システムファイルチェッカーを実行する
システムファイルの破損が原因である場合、以下の手順で修復できます。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開く。
- 次のコマンドを入力して実行する:
sfc /scannow
- スキャンが完了するまで待つ。
システムファイルチェッカーの実行は有効な対処法ですが、破損の程度によっては修復に失敗することがあります。操作を誤ったり、根本的な障害がある場合は症状が悪化する可能性もあるため、不安がある場合は専門業者への相談が安全です。
DISMコマンドでシステムを修復する
DISMコマンドを使用すると、Windowsのシステムイメージを修復できます。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開く。
- 以下のコマンドを順番に実行する。
DISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealth
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
DISMコマンドはシステム修復に有効ですが、実行中にエラーが発生すると状況が悪化する恐れがあります。修復が途中で止まる、完了しないなどの異常がある場合は、専門業者に相談することが安全です。
Windows Update修復ツールを使用する
Microsoft公式のWindows Update修復ツールを使用することで、0x8007000dエラーを自動的に診断・修正できます。以下の手順で実行してください。
- Microsoft公式サイトにアクセスする。
- 「Windows Updateトラブルシューティングツール」をダウンロードする。
- ダウンロードしたファイルを実行し、画面の指示に従う。
- 「管理者として実行」を選択し、修復プロセスを開始する。
- 修復完了後、パソコンを再起動し、Windows Updateを再試行する。
SoftwareDistributionフォルダをリセットする
Windows Updateの一時ファイルが破損している場合、SoftwareDistributionフォルダをリセットすると問題が解決することがあります。
システムの復元を実行する
Windows Updateが正常に動作していた過去の時点にシステムを戻すことで、エラーを解消できる可能性があります。
- Windowsの検索バーに「復元ポイントの作成」と入力し、クリックする。
- 「システムのプロパティ」ウィンドウで「システムの復元」をクリックする。
- 「別の復元ポイントを選択する」を選び、「次へ」をクリックする。
- 表示されたリストから、エラー発生前の日付の復元ポイントを選択し、「次へ」をクリックする。
- 内容を確認し、「完了」をクリックする。
- システムが自動的に再起動し、復元が開始される。
- 復元完了後、Windows Updateを再試行する。
システムの復元は有効な方法ですが、復元ポイントが破損していたり、途中でエラーが出ると状態が悪化する恐れがあります。操作に不安がある場合や復元で改善しないときは、無理をせず専門業者に相談することが安全です。
専門業者に相談する
紹介した対処法を試してもエラーが解消されない場合、システムファイルの破損が深刻であったり、HDDやSSD自体に障害が発生している可能性があります。このような状態で自己流の修復を繰り返すと、システム領域や保存データが上書きされ、状況がさらに悪化する恐れがあります。
そのため、重要なデータを失わないためにも、専門的な対応が必要です。当社デジタルデータリカバリーでは、これまでに7,300件以上のご相談(※1)を受け付けており、システム障害やストレージ故障に関する復旧実績も豊富です。一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成功率を維持し、他社で復旧できなかったケースにも対応しています。
初期診断とお見積りは無料で、24時間365日いつでもご相談いただけます。エラーが繰り返される場合や大切なデータが保存されている場合は、早めのご相談が安全です。
※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績