パソコンの電源を入れてもBiosしか起動しない――Windowsのロゴすら表示されず、BIOS(UEFI)画面のまま止まってしまう状態に戸惑っていませんか?
- 電源投入後、自動的にBIOS画面が表示される
- Windowsの起動画面に切り替わらず、bios画面から先に進まない
- 起動ディスクがBIOSで認識されていない、または未設定になっている
こうしたトラブルは、ストレージの物理障害やシステム構成の破損、またはブート順序のリセットなど、複数の原因が絡んでいる可能性があります。特にWindows11環境では、アップデート後にBIOS設定が初期化されるケースや、セキュアブート・TPM設定が影響する例も増えており注意が必要です。
誤った対応や設定変更を繰り返すと、起動できるはずのデータにアクセスできなくなるリスクがあるため、むやみに再起動を続けたり、BIOSを初期化するのは避けましょう。
起動しない状態でも、ストレージにデータが残っている可能性は十分あります。当社では24時間365日対応の無料診断を通じて、症状に応じた最適なデータ復旧をご案内しています。
目次
Biosしか起動しない原因とは?
Biosしか起動しない状態は、PC内部の構成エラー、ストレージの故障、システム設定の不整合など、複数の要素が関係しています。以下に、特に多い6つの原因を整理し、Windows11環境特有のポイントも加えて解説します。
接続不良や認識エラー
内蔵HDDやSSDがマザーボードに正しく接続されていなかったり、ケーブルが劣化・断線していると、パソコンがOSを読み込めず、Biosしか起動しない状態になります。特に換装直後や輸送後のトラブルで多く見られます。
Windows11搭載PCでは、NVMe SSDのような高速ストレージが増えており、BIOSでの認識タイミングのズレが原因で「ストレージが検出されない」と表示される場合もあります。
起動デバイスの設定ミス
BIOS設定で起動順序が誤っていると、OSのあるドライブを読み込めず、BIOS画面が繰り返し表示されます。USBメモリや外付けディスクが優先設定されていると、bios画面から先に進まない状態になります。
Windows11ではアップデート直後やBIOS初期化後に、起動順がリセットされる事例が多く報告されており、正しい設定の見直しが必要です。
CMOSバッテリーの劣化
CMOSバッテリーが劣化すると、BIOS設定がリセットされ、ブートディスク情報が失われます。Windows11のようなUEFI依存のOSではこの影響が顕著に出る場合があり、定期的な交換が必要です。
Windowsシステムの破損
Windows11の更新失敗や強制終了の繰り返しにより、起動に必要なブート構成ファイル(BCD)が破損すると、OSの読み込みができず、BIOSしか起動しない状態になります。
修復せずに放置すれば、データへのアクセスも困難になってしまう危険性があります。
ドライバ・ファームウェアの不具合
マザーボードのBIOSやSSDのファームウェアが古いままの場合、Windows11の要件に対応できず、ブートに失敗することがあります。UEFIモードやセキュアブートとの競合も見られます。
HDD/SSDの物理障害
ストレージ内部の不具合により、PCの起動時にBIOS画面で停止し、そこから進まなくなるケースがあります。特に、ストレージから異音がする、読み込みが極端に遅い、突然認識されなくなるといった症状は、HDDやSSDの物理障害を示している可能性が高いです。
このような状態で通電を繰り返すと障害が悪化し、データの完全消失につながるリスクがあります。物理障害は目に見えない内部部品の破損が原因となるため、自己診断や修復は非常に困難です。操作を続ける前に、まずは専門業者による正確な診断を受けることをおすすめします。
当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。お気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
「Biosしか起動しない、Bios画面から進まない、、」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
PCがBIOS画面から進まない状態になると、ストレージの初期化や設定変更を試みてしまう方も多く見られます。しかし、内部ストレージの障害やシステムの深刻なエラーが原因だった場合、こうした対応はデータの消失や状態悪化を引き起こすリスクがあります。必要なデータにアクセスできない状況でも、誤った操作をする前に専門業者へ相談するのが安全です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
Biosしか起動しない問題の対処法
Biosしか起動しない状態に直面した場合、原因に応じた正しい手順で対応することが重要です。軽度な設定ミスや接続不良であれば自力で解決できるケースもありますが、誤った対応は症状の悪化やデータ消失を招く恐れがあります。以下に、代表的な対処法を順にご紹介します。
ストレージの再接続を確認する
内部ストレージが正しく接続されていない場合、BIOSでディスクが認識されずOSの読み込みができません。ケーブルの緩みや挿し忘れを確認するだけで改善することもあります。
- パソコンの電源を完全に切り、バッテリーも外します。
- PCケースを開け、HDDまたはSSDのSATAケーブルと電源ケーブルを確認。
- 一度ケーブルを外し、再度しっかりと接続します。
- 電源を入れて、BIOSでディスクが認識されているか確認します。
起動デバイスの順番を修正する
BIOS設定で、OSがインストールされたドライブが正しく起動順に設定されていない場合、パソコンは起動できずBIOS画面で止まってしまいます。Windows11ではアップデート後にこの設定が初期化されることもあります。
- PCの電源を入れ、BIOS(UEFI)設定画面を開く(F2やDELキーで起動)。
- [Boot]タブを選択し、起動順序を表示。
- OSが入っているディスク(HDD/SSD)を一番上に移動。
- 設定を保存してBIOSを終了し、PCを再起動します。
CMOSバッテリーを交換する
CMOSバッテリーが劣化すると、BIOSの設定がリセットされ、起動順や日付情報が初期化されてしまいます。2年以上使用しているPCでは交換を検討しましょう。
- PCの電源を切り、コンセントを抜きます。
- マザーボード上にあるボタン電池(CR2032)を取り外します。
- 同型の新しい電池に交換します。
- PCを起動し、BIOS設定を確認・再設定して保存します。
Windowsシステムを修復する
OSの起動構成が破損している場合、BIOSを抜けてもOSが起動せずループに陥ります。ブートセクタやBCDの修復を行うことで回復できる可能性があります。操作に不安がある場合は無理に進めず専門業者へ相談することが安全です。
- Windows11のインストールメディアを用意し、PCに接続。
- BIOSからUSBまたはDVDで起動。
- 「コンピューターを修復する」→「トラブルシューティング」→「スタートアップ修復」を選択。
- 自動修復後、再起動して問題が解決されたか確認。
ファームウェア・BIOSをアップデートする
マザーボードのBIOSが古く、Windows11のセキュリティ要件や起動構成に対応できていない場合、起動できないことがあります。最新BIOSに更新することで解決する場合があります。
- マザーボードメーカーの公式サイトにアクセス。
- 機種に合った最新BIOSをダウンロード。
- USBメモリに保存し、BIOSの「EZ Flash」等の機能を使ってアップデート。
- アップデート完了後、設定を確認し保存して再起動。
専門業者に相談する
上記の対処をすべて試しても解決しない、またはストレージの認識に異常がある場合、HDDやSSDの物理障害や、深刻なシステム破損が発生している可能性があります。
無理に通電や操作を繰り返すと、残されたデータに上書きや破損が発生する恐れがあります。特に大切なデータが保存されているパソコンの場合は、早急に専門業者に相談することが安全です。
当社デジタルデータリカバリーでは、これまでに46万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間:2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する

自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み

デジタルデータリカバリーは「データ復旧専門業者17年連続データ復旧国内売上No.1」(※1)の実績を持つデータ復旧業者です。
データ復旧の技術力として、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)を誇っています。
他社で「復旧不可能」と判断された機器を、当社が復旧に成功した事例は数えきれません。実際に、他社対応後のご相談だけでも7,300件を超えています。
これこそが“データ復旧の最後の砦”と呼ばれる理由です。どんな状態でも、諦める前にまずはご相談ください。最善を尽くしてデータを取り戻します。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと。第三者機関によるデータ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2020年)
※2:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
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弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
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復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。









































