パソコンで「0xc000012f」というエラーが表示されて、いつも通りにアプリが使えなくなってしまった――そんな経験はありませんか?
このエラーが出ているということは、パソコンの中の大事なファイルに不具合が起きている可能性があり、そのままにしておくとアプリが使えないだけでなく、最悪の場合パソコン自体が起動しなくなってしまうこともあります。知らないうちに、かなり深刻な状態に進んでしまっているかもしれません。
この記事では、そんな「0xc000012f」エラーの原因や、起こりがちな症状をやさしく解説し、なるべく安全に対応するためのヒントをご紹介します。
ご自身での対応が難しいと感じたら、無理に操作を続ける前に、まずはご相談ください。デジタルデータリカバリーでは、24時間365日いつでも対応可能で、初期診断やお見積りも無料で行っています。
目次
「0xc000012f」エラーの主な症状
「0xc000012f」というエラーは、パソコンでアプリやソフトを開こうとしたときに出てくるエラーメッセージです。「Bad Image(バッドイメージ)」という表示と一緒に出ることが多く、ソフトの動作に必要なファイルが壊れていたり、足りなかったりすることが原因で起こります。
このエラーが発生すると、次のような症状が現れることがあります。
- ソフトを開こうとすると「Bad Image」と表示され、うまく起動できない
- エラーが何度も繰り返し出てきて、使いたいソフトが開けない
- 「○○.dllが見つかりません」といったエラーメッセージが出る
- ソフトを再インストールしても症状が変わらない
こうしたトラブルは、必要なファイルが何らかの原因で壊れていたり、更新の途中でうまく入らなかったりして起こることがあります。一見すると同じように見える症状でも、原因は人によって異なる場合があり、自己流で対応するとさらに悪化してしまうこともあります。
エラーが何度も出るようであれば、専門の業者に相談し、正しく原因を見極めてもらうことが大切です。無理に操作を続けると、他のソフトやパソコン全体に影響が出ることもあります。
当社では、こうしたエラーに関するご相談を24時間365日いつでも受け付けています。初期診断やお見積りは無料で行っておりますので、困ったときはお気軽にご相談ください。
「0xc000012f」エラーの主な原因
「0xc000012f」エラーの主な原因は次の通りです。
ランタイムライブラリの不足や破損
パソコンでアプリを動かすには、「ランタイム」と呼ばれる裏方の仕組みが必要です。これが壊れていたり不足していると、アプリがうまく動かず、「0xc000012f」のようなエラーが出ることがあります。ちょうど、必要な部品が足りない状態で機械を動かそうとしているようなものです。
DLLファイルの不一致や破損
システムファイルの破損
システムファイルは、パソコンを動かすための大切な基本ファイルです。これらのファイルが壊れると、アプリが正しく動かなくなり、「0xc000012f」などのエラーが表示されることがあります。
たとえば、Windowsの更新中に電源が切れたり、無理に強制終了したりすると、ファイルの一部が壊れてしまうことがあります。そうなると、アプリだけでなく、パソコン全体に不具合が出ることもあります。
このような状態で慌てて操作を続けると、かえって問題が大きくなる可能性があります。異常に気づいたときは、早めに専門業者に相談することが重要です。
HDDやSSDの障害
「0xc000012f」エラーは、OSが搭載されているHDDやSSDの故障が原因で発生することもあります。長く使われたストレージでは、読み書きできない部分(不良セクタ)が増え、必要なファイルが正しく読み取れなくなることがあります。
HDDではカチカチやじーなどの異音や焦げたようなにおいが出ることがあり、SSDは前兆なしで突然エラーを起こすことが多いため注意が必要です。「容量不足」などのエラーメッセージや、頻繁なフリーズ・再起動も故障のサインかもしれません。
このような場合、無理な操作はデータを失う原因になります。早めに専門業者へ相談することで、トラブルの悪化を防ぐことができます。当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「0xc000012f」エラーが出てアプリを開けない――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
不要なファイルを削除したり、誤った操作で問題を悪化させてしまうケースは少なくありません。特に見えない部分の不具合が原因の場合、自力での対応はかえってリスクを高めることがあります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
「0xc000012f」エラーが表示されたときの対処法

パソコンにエラーコード「0xc000012f」が表示された場合でも、正しく対処すれば、動作の不安定さを改善し、大切なデータを守ることができます。
ここでは、そのための具体的な方法をご紹介します。
問題のあるソフトウェアやドライバーの再インストール
エラーの原因が特定のソフトウェアやドライバーに関連している場合、これらを再インストールすることで問題を解決できることがあります。
再インストールする際には、まずプログラムをアンインストールし、その後、最新のバージョンを公式サイトからダウンロードしてインストールしましょう。
SFC/DISMコマンドでシステムファイルを修復する
システムファイルの取り扱いには十分な注意が必要ですが、自己修復ツールで復旧できる場合があります。
システムファイルチェッカー(SFC)を使用する
システムファイルチェッカー(SFC)を使用して破損したシステムファイルを修復できます。以下の手順で実行します。
- コマンドプロンプトを管理者として実行します。
- sfc /scannow と入力してEnterキーを押します。
- スキャンが完了するまで待ちます。
DISMコマンドでWindowsのイメージファイルを修復
DISMコマンドは、Windowsのシステムイメージ(OSの基本構造や機能の基盤)を管理・修復するためのツールです。Windowsのイメージが破損すると、システムが正常に動作しなくなることがありますが、DISMコマンドで問題を解決できる場合があります。
まず、コマンドプロンプトでDISMコマンド「dism /online /cleanup-image /restorehealth」を打ち込み、問題が解決するか確認しましょう。
DLLファイルの確認
DLL(Dynamic Link Library)は、ソフトウェアが必要な機能やリソースを利用するための重要な部品です。これが欠落や破損すると、アプリケーションが正常に動かなくなり、エラーメッセージに問題のDLL名(例:「wwlib.dll」)が表示されます。DLLの修復や再取得は、必ず正規のソースを利用しましょう。
以下の方法で安全な入手先を確認してください。
- Microsoft公式サイトを利用する(例:Microsoft Office関連の場合)。
- 使用しているソフトウェアの公式サイトで配布されている場合は、そちらから入手する。
DLLファイルを適切なディレクトリに配置する手順は次の通りです。
- ファイルを「C:WindowsSystem32」ディレクトリにコピーします(64ビット版の場合)。32ビット版の場合は「C:WindowsSysWOW64」に配置します。
- 該当するアプリケーションのインストールフォルダに配置します(例:Microsoft Officeなら、「C:Program Files (x86)Microsoft OfficerootOfficeXX」など)。
- DLLをシステムに認識させます。以下の手順を実行してください。スタートメニューで「cmd」と入力し、右クリックして「管理者として実行」を選択しましょう。
- そして「regsvr32 <DLLファイル名>」コマンドを入力し、Enterを押します。
- ファイルの配置や登録が完了したら、パソコンを再起動します。これにより変更が有効になります。
DLLファイルを自分で修復しようとして間違った操作をすると、パソコン全体に不具合が広がる恐れがあります。特に、不確かなサイトからDLLを入手するのは危険です。
トラブルを悪化させないためにも、対応が不安な場合は早めに専門業者へ相談することが安心です。
Windowsの更新プログラムの適用
Windows Updateを実行して最新の更新プログラムをインストールします。手順は以下の通りです。
- 設定メニューから「更新とセキュリティ」を選択します。
- 「Windows Update」を選び、「更新プログラムの確認」をクリックします。
- 利用可能な更新プログラムをインストールします。
Windowsの再インストール
上記の対処法で問題が解決しない場合、最終手段としてWindowsの再インストールを検討する必要があります。
- 重要なデータのバックアップ
再インストール前に、データを外部ドライブやクラウドにバックアップします。 - Windowsインストールメディアの準備
Microsoftの公式サイトからWindowsのインストールメディアをダウンロードし、USBメモリなどにインストール用のメディアを作成します。 - PCをインストールメディアで起動
PCを再起動し、BIOS設定でインストールメディアを優先起動デバイスに設定します。 - Windowsのインストール
インストールメディアから起動し、画面の指示に従ってWindowsのインストールを開始します。インストール時に「カスタムインストール」を選び、システムを再インストールします。 - ドライバやソフトウェアのインストール
インストールが完了したら、必要なドライバやソフトウェアを再インストールし、システムを復旧させます。
ただし、Windowsの再インストールを行うと保存されていたすべてのデータが消去されてしまうため、重要なデータが残っている場合は注意が必要です。失いたくないデータがある場合は、初期化を行う前に専門業者へご相談いただくことをおすすめします。
ディスクのクリーンアップ
Windowsでは、メモリ不足時にローカルディスクの空き領域を「仮想メモリ」として利用しますが、ローカルディスク(C:)の空き容量がないとシステムに不具合が出ることがあります。
- エクスプローラーでローカルディスク(C:)を右クリックし、「プロパティ」を選択。
- 「全般」タブの「ディスクのクリーンアップ」をクリック。
- 「システムファイルのクリーンアップ」を選び、不要ファイルを削除。
専門業者に相談する
すべての対処法を試してもエラーが解消しない、アプリが一切起動しない、パソコンの動作が不安定になるといった場合は、OSが入っているHDDやSSD、あるいはシステム全体に深刻な障害が発生している可能性があります。こうしたトラブルは突然起きることも多く、気づかないうちに状態が悪化しているケースもあります。
このまま電源を入れ続けたり、自己流で操作を繰り返したりすると、重要なデータが破損・消失する恐れがあります。「0xc000012f」エラーを甘く見ず、早めに専門の復旧業者へ相談することが、データを守るうえで重要です。
デジタルデータリカバリーでは、他社で「復旧不可能」とされた機器でも、7,300件以上のご相談(※1)を受け、多くのデータを復旧してきました。復旧は試行を重ねるほど難易度が上がるため、初めから高い技術と設備を持つ当社にご相談いただくことが大切です。一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)の高い実績を誇り、初期診断・お見積りは無料、24時間365日対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難なファイルの復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々のファイルの復旧に成功してきました。ファイルの復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績

私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
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よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。