ハードディスクがクラッシュしたら
HDD(ハードディスク)復旧 - 故障原因とデータ取り出し方法
HDD(ハードディスク)が故障・クラッシュしてしまった。こんな時どうすればいいのでしょうか。この記事では、HDDが故障(クラッシュ)してしまった場合に、考えられる原因とデータの取り出し方法をご紹介します。大切なデータを完全に失ってしまうリスクもあるこのトラブル。原因と対処法を知って、安全にデータを取り出しましょう!
1.HDDクラッシュとは?
HDDクラッシュとは、HDDの内部に物理的、若しくは論理的な異常が起きていることを指します。例えば、物理障害としてはHDDのデータを読み書きに必要な部品の異常によりデータが読み込めなくなったり、論理障害としてはアプリケーションやOS(オペレーションシステム)が突然異常終了してしまったりすることが挙げられます。
※HDDクラッシュの意味をどう捉えていますか?捉え方として連想されるものは以下3つです。
① HDDに何かしらの異常が起きている
② HDDを落としたまたは外的衝撃を与えてしまった/部品同士が接触してしまった
③ HDDの部品に傷がついて重症の状態にある
何れにしても、HDD内で異常が起きていることに変わりはありません。
2. HDDがクラッシュする原因は?
HDDの故障原因は大きく分けると下記の2つです。

『温度』『湿度』『振動』『衝撃』『外部磁界』『静電気』などの使用環境の状態変化により障害が発生するケースと『経年劣化』という使用年数により障害が発生するケースがあります。
また、ハードディスクは環境仕様を満たした状態で5年または累計通電2万時間の何れか早い方までの使用が可能と言われています。しかし、実際は上記要件を満たさない状態で障害が発生し弊社にご相談されるケースが非常に多いです。
3.HDD内の具体的故障箇所は?
HDDは精密機械であり、多数の部品や機能が正常に起動・動作してデータの読み書きを行います。 しかし、上記で挙げた『衝撃』や『部品の劣化』など、故障を誘発する原因は多く、実際に故障する箇所も複数あります。

4.HDDクラッシュ時の対処法は?※当社の過去の復旧実績に基づきます
データ復旧は一発勝負!まずはシャットダウンし、通電をしないでください。
上記の通り、HDDの故障原因は複数有り、正確な障害発生箇所を見極めるためには専門的な知識とそれを実践に有効な技術が必須です。
※以下のことをするとデータ消失のリスクが高まります。

通電は新たな障害の発生・悪化につながる危険性があります。
物理障害発生時に通電し続けると、磁気ヘッドが不規則な動作をしてしまい、磁気ヘッドの破損が酷くなる恐れがあります。特に、磁気ヘッドがプラッタと接触するとHDDの記録面に傷が付いてしまうスクラッチ障害になってしまいます。そうなると、傷ついてしまった部分のデータは救い出せません。弊社であれば傷ついてない一部のデータを救い出すことは可能ですが、重度障害であるため復旧作業が可能な業者は限られています。特に、傷が付いているプラッタ面からのデータ復旧の技術は弊社にしかありません。

OSの再インストール時には、既存のデータが上書きされてしまう恐れがあります。
HDDは常にデータの読み書きを行っています。データを更新するためには複数のデータ情報を更新しなければなりませんが、その更新が上手く行えない状態で強制的に終了してしまうとデータ消失につながります。

過度な強制終了はデータを失う危険性があります。
HDDは常にデータの読み書きを行っています。データを更新するためには複数のデータ情報を更新しなければなりませんが、その更新が上手く行えない状態で強制的に終了してしまうとデータ消失につながります。

繰り返しの電源ON/OFFはHDDの劣化を進める危険性があります。
電源をONにする瞬間と、OFFにする瞬間には、HDDに大きな負荷がかかります。HDDの故障時に再起動や電源の入り切りをする行為は、一番HDDに負荷がかかってしまい、劣化の助長をしてしまう危険性があると認識しましょう。
あなたの大事なデータ、バックアップとってありますか?
そのまま通電しておくと症状の悪化をもたらしデータを消失しかねません。

5. HDDのデータ取り出し・救出方法
当社では、初期診断は最短5分、ご依頼いただいた機器の約8割が48時間以内に復旧完了しています。ご相談・初期診断・お見積りまで無料でご案内しています。※1
過去29万件以上のご相談実績から算出されるデータベースを基に、業界屈指の熟練エンジニアが最先端設備・復旧率95.2% ※2 の技術力を駆使して正確な診断と復旧作業を行います。
適切な対処×適切な診断×適切な復旧作業=データ復旧成功率
HDDにはメーカーや製造年、型番などの特徴があり、故障のしやすさ・障害が発生し得る箇所も様々です。 最初の診断時に正確に症状を把握することで、その後正しい処置が行えるようになります。論理障害と物理障害を併発しているケースも多く、診断ならびに初期対応を誤ると、最悪の場合データを完全に取り戻せなくなります。データ復旧業者を選定する際には、復旧実績が豊富か、技術力を有し設備が整っているかを見極めて相談することをおすすめします。
※1 お見積後、キャンセル時の機器の返送料のみ、お客様ご負担となります。
※2 復旧率=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数(2017年12月~2018年11月の各月復旧率の最高値
①HDDの開封作業はクラス100のクリーンルームで行っています


HDDは非常に精密な機器で、内部にわずかなチリやホコリが付着しただけで故障してしまいます。そのため、初期診断を通して物理障害かつ部品の交換が必要であると判明した場合、特殊な作業服を着用した技術員がクラス100のクリーンルームにて復旧作業に当たります。
クラス100のクリーンルーム内は無菌手術室と同様の清浄な環境に保たれています。クリーンルームのクラスとは清浄度の単位で、「クラス100」は、空気1立方フィート(1辺30cm)あたりに、粒子径0.5μm(ミクロン)以上の粒子が29個あることを言います。これは新生児・未熟児室の100倍清浄度の高い環境です。
ご来社いただいたお客様には、復旧作業を安心してお任せいただけるようクリーンルームを含め復旧ラボをご案内しています。お気軽にお問い合わせください。
復旧ラボ内クリーンルーム仕様
AIRTECH社製クリーンルーム Hシリーズクリーンブース(前面層流) ISO-5(クラス100) 型番 HCB02-142420A5
②部品交換・動作プログラム(ファームウェア)解析

物理障害が発生していると部品交換が必要になります。 部品交換は、たとえ同じメーカー・型番の部品を用いても、複合する条件が全て揃わないと適合せず、動作しないケースがあります。ただ部品を交換するだけでなく、ハードディスクの動作プログラム(ファームウェア)の修復を行う必要もあります。当社では常時平均7,344台の部品在庫の中から適合するものを選出し、強みであるファームウェア解析技術を活かして適切な対処をします。 HDD物理障害時の復旧環境と技術は、例えるならば医師の心臓移植手術に類似しているといえるでしょう。
官公庁、国立大学法人、上場企業
多くのお客様にご利用いただきました。

最短当日復旧可能!!
6. HDD復旧~納品までの流れ


データ復旧費用は4つの要素で決まります
7. HDD復旧の料金・支払い方法について
データ復旧費用は4つの要素で決まります
-
1
総ディスク容量
どれくらいの大きさか? -
2
故障箇所
どこが壊れているか? -
3
難易度
どれくらい壊れている? -
4
工程数
復旧にかかる期間は?
お電話いただければ、専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算のお見積もりと復旧期間をお電話にてお伝えいたします。その後、無料初期診断(お見積もり)のご案内を差し上げることもできますので、金額が気になる方は、まずお電話下さい。
データ復旧料金の目安
500GB未満 | 5,000円〜 | 1TB以上 | 20,000円〜 |
500GB以上 | 10,000円〜 | 2TB以上 | 30,000円〜 |
500GB未満 | 5,000円〜 |
500GB以上 | 10,000円〜 |
1TB以上 | 20,000円〜 |
2TB以上 | 30,000円〜 |
※こちらに掲載されている金額は、あくまで総ディスク容量を元にした目安の金額です。 障害内容により、金額が異なりますので、まずはお電話にてご確認ください。
データ復旧技術力・顧客情報を守るセキュリティ対策への取り組みが認められ
多数のメディアにて紹介されています
問い合わせから、今後の流れについて

