大切なUSBメモリが突然認識されなくなった…
保存していた写真や仕事のファイルにアクセスできず、戸惑っていませんか?
次のような症状が見受けられます。
- USBメモリを差してもパソコンが反応しない
- エクスプローラーにドライブが表示されない
- 「フォーマットする必要があります」と表示される
こうした場合、多くは内部的な不具合が発生しており、放置や誤った操作でさらに深刻な状態に陥る危険があります。
そこで本記事では、USBメモリが認識されなくなる原因と対処法をわかりやすく解説しています。もし少しでも不安が残る場合は、私たち専門業者が24時間365日、無料で診断を行っています。まずはお気軽に、状況をチェックしてみてください。
目次
Windows 8.1でUSBメモリが認識しない原因
USBが認識しない状態を放置するとデータ消失やPCトラブルの恐れがあります。まずは各原因をしっかり把握しましょう。次章からはそれぞれに対する具体的な対処法をご紹介します。
USBポートやハブの不具合
接続しているUSBポート側に問題がある場合、デバイスは正常でも認識されないことがあります。特にフロントパネルのポートやUSBハブを経由している場合にトラブルが起こりやすく、ポート自体の劣化や接触不良、電力供給の不安定さなどが原因として挙げられます。本体背面のポートや別のパソコンでの動作確認が有効です。
電力不足や他機器との競合
複数のUSB機器を同時に接続している場合、電力の供給不足やバスパワーの競合によりUSBメモリが認識されないことがあります。
とくにUSBハブを使用している場合、全体で供給できる電力が制限されているため、USBメモリを単独で接続して確認することがトラブルの切り分けに有効です。
ドライバーの不具合・未認識
USBメモリを認識させるには、Windowsに適切なドライバーが読み込まれている必要があります。デバイスマネージャー上に「!」や「?」マークが表示されている場合は、ドライバーが破損している、あるいは正しくインストールされていない可能性があります。この場合はドライバーの更新や再インストールが必要になります。
高速スタートアップや帯電の影響
Windows 8.1の「高速スタートアップ」機能は、起動時間を短縮する反面、一部の周辺機器を正しく初期化しないまま起動してしまう場合があります。また、パソコン内部に帯電があると、USB機器の認識に悪影響を及ぼすことがあります。完全シャットダウンや帯電放電の操作によって改善するケースがあります。
論理障害・フォーマット異常
USBメモリのファイルシステムやパーティション情報が破損していると、「フォーマットする必要があります」と表示されたり、認識はされても中身が見られないといった症状が現れます。
物理的な破損とは異なり、論理障害であればデータ復旧ソフトやファイルシステムの修復操作によって解決できる可能性があります。
BIOS設定やOSの不具合
BIOS(基本入力出力システム)でUSBコントローラーが無効化されていると、WindowsからもUSBメモリが認識されません。
また、OS自体に異常(システムファイルの破損など)があると、接続しても反応がない状態になります。このような場合はBIOSの設定確認や、OSのシステム修復が必要となります。
USBメモリの接触不良・物理故障
まず疑うべきは、USBメモリがしっかり差し込まれていない、あるいは端子や接続部分に汚れやホコリがあるといった物理的な要因です。
また、USBメモリ自体の破損(内部基板やチップの損傷)により、認識されないケースもあります。外見上問題がなくても、落下や水濡れなどで内部にダメージがある可能性もあるため注意が必要です。
そのため、原因を正確に特定し、適切な処置を行うことが重要です。こうした状況では、専門的な診断と対応が求められます。
当社では、USBメモリに関する障害にも多数の対応実績があり、内部基板の解析やメモリチップの直接読出しなど、専用の技術を駆使して復旧作業を行っています。初期診断とお見積りは無料で、24時間365日体制でご相談を受け付けています。
【要注意】メーカーや修理業者に依頼することのリスク

データトラブルが起きた場合、多くの方がメーカーや修理業者への依頼を考えるかもしれません。確かに本体の修理や部品交換は可能ですが、HDDやSSDなどの記憶媒体の初期化・交換によって、データは全て消えてしまいます。
失いたくないデータを守りたい場合は、メーカーや修理業者ではなくデータ復旧の専門業者に相談するのが確実です。デジタルデータリカバリーではデータを保ったまま、故障した機器に対応できます。以下の3つの点で多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、メーカーや修理業者ではなく当社にご相談ください。
対処法一覧
以下の手順で試すことで、多くの場合、USBが認識されるようになります。該当する対処法をステップごとに実行してください。
USBの接触確認と清掃
最初に試すのは物理的な接触問題の解消です。汚れや緩みが原因の場合、簡単に改善することがあります。
USB端子の挿し直し
USBメモリがしっかり刺さっていないと認識されないことがあります。正しく挿し直しましょう。
- ゆっくりUSBメモリを抜いて、角度と位置を確認。
- 奥までしっかり差し込むよう丁寧に押し込みます。
- エクスプローラーで認識を確認します。
端子・ポートの清掃
ホコリや汚れが接触不良を引き起こす可能性があります。清掃して再接続してみましょう。
- エアダスターや綿棒でUSB端子とポート内を掃除。
- 乾いた布で軽く拭き取ります。
- 再度差し込んで認識を確認。
ポートやPCを変更して試す
使用しているUSBポートやPC自体に問題がある場合、他の場所で認識するか確認することが重要です。
別ポートへの差し替え
異常のあるポートでなく、別のポートを使って認識されるか確認します。
- PC本体の別USBポートに差し替えます。
- USB 2.0/3.0など違う規格でも試します。
- 認識されるか確認。
他PCでの確認
他のWindowsマシンで認識するか確認し、USBメモリ側の故障かどうかを判断します。
- 別PC(可能ならWindows 10など)に差し替え。
- 認識されるかチェック。
- 認識されなければUSBメモリ自体の故障を疑う。
他USB機器を外して単独接続
電力不足や干渉が原因の場合、USBメモリだけを接続して試す方法が有効です。余分な接続が原因かを切り分けます。
- すべてのUSB機器を外します。
- USBメモリのみを接続。
- 認識されれば他機器の干渉が原因。
再起動・完全シャットダウン
高速スタートアップや帯電状態をリセットし、正常状態に戻します。
まずは通常の再起動を試してリフレッシュします。
- スタート→再起動を選択。
- 起動後にUSBメモリを再接続。
- 認識されるか確認。
完全シャットダウン
Shiftキー+シャットダウンで、高速スタートアップの影響を回避します。
- Shiftキーを押しながらシャットダウン。
- 電源が完全に切れた後に起動。
- USBメモリを再接続して確認。
ドライバーの確認と再インストール
ドライバー異常があると認識されないため、状態確認と再インストールを行います。
デバイスマネージャーを開く
まず、接続異常を示すアイコンの有無を確認します。
- Win+X→デバイスマネージャーを選択。
- 「USBコントローラー」「ディスクドライブ」を展開。
- 「!」や「?」アイコンの有無を確認。
問題ドライバーの削除と再起動
異常なドライバーを削除し、PC再起動で自動で復元させます。
- 問題のある項目を右クリック→「デバイスのアンインストール」。
- PCを再起動。
- 再起動後にUSBメモリを接続して確認。
ドライブ文字の変更
ドライブ文字が重複しているとエクスプローラーに表示されないことがあります。まずは「ディスクの管理」から文字を変更します。
- Win+X→ディスクの管理。
- USBを右クリック→「ドライブ文字とパスの変更」。
- 未使用の文字に変更し、OK。
- エクスプローラーで認識を確認。
BIOS設定の確認
BIOSレベルでUSBが無効化されているとOSにも現れません。設定を見直しましょう。
BIOS設定でUSB項目を確認し、「Enable」にします。
- PC起動時にF2/DelキーでBIOSを開く。
- 「Integrated Peripherals」または「Advanced」を開く。
- USB Controller や Legacy USB Support を Enable に。
- 保存して再起動し、USB認識を確認。
論理障害の修復(フォーマット/復旧ソフト)
パーティションやファイルシステムが壊れている場合、用途やデータ重要度に応じて対応が異なります。データの内容が不要ならフォーマットして再利用可能にします。
- エクスプローラーでUSBを右クリック→フォーマット。
- ファイルシステム選択+クイックフォーマット→実行。
- 完了後に再接続して認識確認。
データ復旧ソフト利用(重要データがある場合)
大事なデータが残っているなら復旧ソフトを利用して救出を試みましょう。
- RecuvaやEaseUSなど信頼ソフトを公式サイトから入手。
- ソフトを起動し、USBをスキャン。
- 復元可能ファイルを指定ドライブに保存。
システムファイルの修復
Windowsのシステム異常が原因かもしれません。sfcコマンドでチェックしましょう。
コマンドプロンプトからシステムファイルを修復します。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを起動。
- sfc /scannow を入力して実行。
- 処理終了後PCを再起動、認識を確認。
以上の対処を行っても改善しない場合、USBメモリ本体やPCのUSBコントローラーなどハードウェア故障の可能性があります。無理な操作は避け、データ復旧サービスへの相談、あるいは機器の修理・買い替えを検討してください。
大切なデータを確実に守るためにも、専門業者による初期診断(無料)をご検討ください。デジタルデータリカバリーでは、HDD、SSD、USB、RAIDなど、あらゆる障害に対応し、最短即日対応・年中無休でお手伝いします。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者として14年連続国内売上No.1」の実績を誇る信頼できる業者です。
一部復旧を含む復旧件数の割合は91.5%(内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)を誇り、これまでに他社で復旧が難しいとされた機器についても、これまでに7,300件以上のご相談をいただいています。諦める前に、大切なデータを取り戻すチャンスをぜひデジタルデータリカバリーにお任せください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。