USB機器を使用するには正しいドライバのインストールが欠かせませんが、何らかの要因でこれが失敗することがあります。特に以下のような症状が見受けられます。
- USB機器を接続しても認識されない
- ドライバのインストール途中でエラーが表示される
- 以前は使えていた機器が突然使用できなくなる
この状態を放置すると、必要な機器が使えず作業や業務に支障をきたし、復旧までの時間やコストが増大する恐れがあります。原因としては、ドライバ署名の不一致や旧バージョンの残存ファイル、USBコントローラの不具合、セキュリティソフトの干渉などが考えられます。
本記事では、USBドライバがインストールできない原因を整理し、順を追って試せる解決手順をわかりやすく解説します。ご自身での対応が難しい場合は、24時間365日対応の無料診断サービスをご利用いただき、安全に現状を見極めてください。
目次
USBドライバがインストールできない主な原因
USBドライバがインストールできない主な原因は次の通りです。
互換性の問題
USBドライバがインストールできない主な原因として、使用しているオペレーティングシステムとUSBデバイスの互換性がない場合があります。この場合、デバイスが正常に動作せず、ドライバのインストールが失敗します。
管理者権限の不足
インストール時に管理者権限がないアカウントで操作していると、ドライバのインストールがブロックされることがあります。特に企業や学校で使用されるPCでは、セキュリティ設定が厳しく、特定の操作が制限されています。
セキュリティソフトの干渉
ウイルス対策ソフトやファイアウォールがドライバのインストールをブロックしてしまうケースもあります。セキュリティソフトは不審なファイルやプロセスを検出すると、誤って安全なドライバのインストールを妨げることがあります。
破損したドライバファイル
ダウンロードしたドライバファイルが破損している場合、正常にインストールできないことがあります。この問題は、インターネット接続の不具合やファイルのダウンロードエラーが原因で発生することが多いです。
システムファイルの問題
Windowsの正常な動作には、基本プログラムや設定情報をまとめた「システムファイル」が欠かせません。これらが破損すると、USBドライバのインストールや更新に必要な情報を正しく読み込めず、エラーが発生することがあります。
破損の原因には、電源の強制終了やアップデート中のトラブル、ストレージの読み取り不良などが挙げられます。「インストールが途中で止まる」「エラー画面が表示される」といった症状が出ている場合、すでにシステムファイルに問題が生じている可能性があります。
この状態を放置すると、USB機器が正常に認識されないだけでなく、他の周辺機器にも影響が及ぶおそれがあります。異常を感じた時点で、早めに専門業者へ相談し、正確な診断と適切な処置を受けることが重要です。
USB端子の物理的損傷・USBメモリ自体の物理障害

USBドライバがインストールできない場合、パソコン側のUSB端子やUSBメモリ自体に物理的な損傷が生じている可能性があります。長年の使用による摩耗、繰り返しの抜き差し、端子部分の歪みや接触不良、落下や衝撃、水分の付着など、日常的な動作の中でも損傷は起こりやすいものです。
例えば、接続しても認識が不安定だったり、角度を変えると反応したり、別のUSB機器では正常に動作するのに特定のUSBメモリだけ読み込めない場合は注意が必要です。この状態を放置すると、完全に認識しなくなり、中のデータを失う恐れがあります。
重要なデータが入っている場合や原因の特定が難しい場合は、自己判断での分解や修理を避け、早めに専門業者に相談することが安全です。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「USB機器を接続しても認識されない」「ドライバのインストール途中でエラーが表示される」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
誤って初期化やフォーマットを行うと、保存データが失われる恐れがあります。さらに機器を分解すると損傷や上書きの危険があり、内部故障が原因の場合は自力での復旧が難しく、状況を悪化させるリスクがあります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
USBドライバがインストールできない場合の対処法
USBドライバがインストールできない場合の対処法は次の通りです。
互換性の確認
使用しているデバイスのドライバが、お使いのOSと互換性があるかを確認しましょう。互換性のあるドライバは、デバイスメーカーの公式サイトで提供されています。必ず最新バージョンのドライバをダウンロードしてください。
- デバイスメーカーの公式サイトにアクセスします。
- 使用しているOSに対応したドライバを検索し、ダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを解凍し、インストーラーを実行します。
管理者権限の確認
インストール時に「管理者として実行」を選択することで、権限の問題を解決できます。特に企業や学校で使われているPCでは、通常のユーザーアカウントではインストールが制限される場合があります。
- インストーラーを右クリックします。
- 「管理者として実行」を選択します。
- 指示に従ってインストールを進めます。
セキュリティソフトの設定変更
一時的にセキュリティソフトを無効にし、ドライバをインストールしましょう。インストール完了後、セキュリティソフトを再び有効にすることを忘れないでください。
- セキュリティソフトを開きます。
- リアルタイム保護やファイアウォールを一時的に無効にします。
- ドライバのインストールを完了させます。
- インストール後、セキュリティソフトを有効に戻します。
ドライバの再ダウンロード
ダウンロードしたドライバが破損している可能性がある場合、もう一度公式サイトから最新のドライバをダウンロードしてインストールを試みましょう。
- デバイスメーカーの公式サイトにアクセスします。
- 最新のドライバを再ダウンロードします。
- インストーラーを実行し、再インストールします。
USB端子の状態確認
USB端子が物理的に損傷している場合、ドライバがインストールできない原因となることがあります。特定のポートで問題が発生する場合、別のポートを試してみてください。
- 他のUSBポートに接続してみる。
- デバイスマネージャーを開き、USBコントローラーに警告マークがないか確認する。
- 必要に応じてUSBポートを修理または交換する。
システムファイルの修復
Windowsのシステムファイルに問題がある場合、「システムファイルチェッカー」ツールを使って修復することができます。
- Windowsキー+Xを押し、コマンドプロンプト(管理者)を選択します。
- 「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。
- スキャンが完了するまで待ち、修復が行われたか確認します。
システムの復元は有効な方法ですが、復元ポイントが破損していたり、途中でエラーが出ると状態が悪化する恐れがあります。操作に不安がある場合や復元で改善しないときは、無理をせず専門業者に相談することが安全です。
専門業者に相談する
紹介した対処法を試してもUSBドライバがインストールできない場合、システムファイルの破損やストレージ内部の障害など、OSやハードウェアの深刻なトラブルが発生している可能性があります。この状態で自己判断による修復や再インストールを繰り返すと、重要なシステム領域や保存データが上書きされ、復旧がさらに難しくなる恐れがあります。大切なデータを守るためには、早めに専門業者へ相談することが安全です。
その点、デジタルデータリカバリーでは、他社で「復旧不可」とされたケースも含め、これまでに7,300件以上のご相談(※1)に対応してきました。一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を維持しております。
初期診断とお見積りは無料で、24時間365日体制で受け付けています。USBデバイスを利用できない状態が長引く前に、早めのご相談をおすすめします。
※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。
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私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(※3)と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備

復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
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「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
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※2:期間:2011年1月1日~
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。