microSDカードをフォーマットしようとしても、「フォーマットできません」「アクセスできません」などのメッセージが出て困っていませんか?デジタル機器で広く使われるmicroSDカードですが、突然エラーが起きたり、認識されなくなることもあります。
- フォーマットが途中で止まる
- エクスプローラーで開けない
- フォーマットボタンが押せない
こうした症状は、軽度なファイルシステムの不具合から、microSDカード内部のメモリセル障害まで幅広く考えられます。誤ったフォーマット操作でデータが完全に消去されるリスクがあります。
この記事では、Windows 10でのmicroSDカードの正しいフォーマット方法と、トラブルが発生した場合の対処法をステップごとに解説します。
もし大切なデータが残っているmicroSDカードの場合は、フォーマット前にデジタルデータリカバリーへの相談をおすすめします。私たちは失いたくないデータの復旧に特化しており、相談から初期診断まで24時間365日無料で対応しています。
目次
microSDカードがフォーマットできない原因
Windows 10でmicroSDカードがフォーマットできない場合、内部エラーや書き込み保護など、複数の原因が考えられます。ここでは主な原因を整理し、それぞれの特徴を紹介します。
書き込み保護が有効になっている
microSDカードやアダプタにあるLOCKスイッチが「ロック」状態になっていると、Windows 10上でフォーマット操作を実行できません。スイッチが下方向に入っている場合は解除し、もう一度フォーマットを試してください。もしも解除しても書き込めない場合は、内部の保護領域が破損している可能性があります。
フォーマット形式の不一致
カメラやスマホで使っていたmicroSDカードをWindowsでフォーマットする場合、対応形式(FAT32 / exFAT / NTFS)が異なるとエラーになることがあります。デバイスの仕様に合わせた形式を選ぶことが大切です。
ファイルシステムの破損
microSDカードが読み込めない原因の一つに、ファイルシステムの破損があります。これはデータを管理する仕組みで、異常があるとカード自体は認識されても中のファイルにアクセスできなくなることがあります。
使用中にカードを抜いたり、書き込み中に電源が落ちた場合などに破損が起こりやすく、「フォーマットしてください」と表示される症状はその兆候です。
この状態で無理にフォーマットや復旧ソフトを使うと、データをさらに損なう危険があります。データを守るためにも、異常を感じたら専門業者への相談が重要です。
microSDカード自体の故障
長期間使用や熱・静電気の影響で、microSDカード内部のNANDメモリやコントローラが損傷していることがあります。このような物理的な故障では、繰り返しのフォーマット操作がデータを上書きし復旧を困難にするリスクがあります。
特にWindows上で「フォーマットできません」と表示される場合は、論理的な問題よりもハードウェア障害の可能性が高いです。このようなケースでは自力での修復は難しく、専門設備を持つ復旧業者の対応が必要です。
私たちデジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「microSDカードのフォーマットが途中で止まる」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
しかし、繰り返しフォーマットを試したり、市販ツールで初期化を行うと、データが上書きされる恐れがあります。内部の異常が原因の場合、無理な操作が症状を悪化させるリスクもあるため注意が必要です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
Windows 10でmicroSDカードをフォーマットする方法
ここからは、Windows 10でmicroSDカードを安全にフォーマットする4つの方法を順に紹介します。状況に応じて最適な方法を選択してください。
エクスプローラーでフォーマットする
最も一般的で簡単な方法です。Windows標準機能のみで実行でき、基本的な初期化や容量リセットを行いたい場合に適しています。ただし、大切なデータが残っている場合は実行前にバックアップを取りましょう。
- microSDカードをパソコンに挿入します。必要に応じてカードリーダーを使用します。
- タスクバーの「エクスプローラー」を開き、「PC」からmicroSDカードを右クリックします。
- メニューから「フォーマット」を選択します。
- ファイルシステム(FAT32またはexFAT)を選び、ボリュームラベルを設定します。
- 「クイックフォーマット」にチェックを入れ、「開始」をクリックします。
- 警告メッセージが表示されたら内容を確認し「OK」を選びます。
- 完了メッセージが出たら「OK」で終了です。
ディスクの管理でフォーマットする
エクスプローラーでフォーマットできない場合、「ディスクの管理」ツールを使う方法があります。ボリューム削除や新規作成も可能なため、より詳細な設定が行えます。
- スタートボタンを右クリックし、「ディスクの管理」を選びます。
- 一覧からmicroSDカードを探します。
- 対象のパーティションを右クリックし、「フォーマット」を選択します。
- ファイルシステムを指定し、クイックフォーマットを有効にして「OK」を押します。
- 完了後、「ボリュームの状態」が「正常」となれば完了です。
diskpartコマンドでフォーマットする
GUIでは処理できない場合に有効な手段です。ただし操作を誤ると別ドライブを初期化してしまうおそれがあるため、実行には注意が必要です。重要なデータがある場合は、実行前に専門業者に相談することをおすすめします。
- 検索バーで「cmd」と入力し、「管理者として実行」を選びます。
- コマンドプロンプトで「diskpart」と入力します。
- 「list disk」でディスク番号を確認します。
- 「select disk 番号」で対象のmicroSDカードを選びます。
- 「clean」と入力し、パーティション情報を消去します。
- 「create partition primary」で新しい領域を作成します。
- 「format fs=fat32 quick」でクイックフォーマットを実行します。
- 「exit」で終了します。
SDメモリカードフォーマッターを使う
SD Associationが提供する公式ツールを使えば、互換性を維持したままフォーマット可能です。特にカメラ・スマホ用カードでは推奨されています。
データ復元ソフトには復旧の不完全性があるため、文字化けや一部破損が生じる可能性があります。また物理的な故障には一切対応できないため、大事なデータが保存されている場合は専門業者に問い合わせることをおすすめします。
専門業者に相談する
上記の方法を試してもフォーマットできない場合は、microSDカード内部に物理的な障害が起きている可能性があります。無理な操作を繰り返すとデータが完全に消失するリスクがあるため、速やかにデータ復旧専門業者へ相談してください。
デジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間:2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。