激しいアクションシーンや絶景を収めたいとき、手軽に高画質で撮影できるGoProを愛用している方も多いのではないでしょうか。
- GoProで撮影したはずの映像が突然見られなくなった
- microSDカードが「フォーマットしてください」と表示される
- 誤って削除や初期化をしてしまった
こうしたトラブルにより、大切なビデオデータが消えてしまっても、適切な対応をとることで復元できる可能性は十分にあります。
ただし、復元に失敗してしまう大きな原因は「誤った対処」にあります。上書き保存や復旧ソフトの乱用などを行ってしまうと、画質の劣化や完全な消失を招く恐れも。特に一度きりの思い出や仕事で使う映像の場合、「元のクオリティで戻したい」というのが本音ではないでしょうか。
本記事では、GoProの誤操作やmicroSDカードの故障で消えた動画データを、安全かつ可能な限り高画質で復元する方法をわかりやすく解説します。
現在すでにデータが消えてしまった方も、24時間365日対応の無料診断をご利用いただければ、最適な復旧方法をご提案いたします。
目次
GoProとは

はじめにGoProについて簡単に解説します。
GoProとは軽量で防水機能が備わったアクションカメラで、動きのあるアクションシーンや迫力ある景色を撮影する際に多く用いられます。GoProで撮影された写真や動画などのデータは一眼カメラなどで使われる一般的なSDカードよりも小さい「microSDカード」に保存されています。
またGoProにはいくつかの種類があり、それぞれ以下のような特徴があります。
種類 | 特徴 |
---|---|
GoPro HERO | ・GoProを代表するアクションカメラ・全8シリーズ |
GoPro Fusion | ・現在の撮影状況を確認できるモノクロの「ステータススクリーン」を搭載・360度カメラ |
GoPro MAX | ・360度カメラ・「ステータススクリーン」が非搭載 |
HERO5 Session | ・サイコロ型・HEROシリーズに比べシンプルかつ小型 |
HERO Session | ・HERO5 Sessionに比べ機能がシンプル |
GoProのデータが消えてしまう原因

GoProのデータを削除してしまった他にもデータが突然消えてしまうケースがあります。
データが消えてしまう原因には、大きく「論理障害」「物理障害」の2つに分類することができます。
軽度の論理障害の場合、ソフトなどを用いて個人で対処できる可能性がありますが、重度の論理障害や物理障害が起こっている場合、個人での復元は困難です。確実にデータを復元したい方は、専門業者にご相談下さい。
論理障害

論理障害とは機器本体の破損ではなく、記録データやフォルダ構成などに不具合が生じて起こる障害を指します。主な症状には「microSDカードが認識できない」「データが読み込めない」「データやファイルに文字化けが発生した」というものが挙げられます。
論理障害が起こる原因には以下のものがあります。
- データを誤って削除してしまった
- フォーマットしてしまった
- データ読み書き中に強制終了・抜き取りをしてしまった
特に誤操作やフォーマットによってmicroSDカードのデータが消えてしまっても、実際はアクセスできなくなっているだけで、microSDカード内にデータが残っている可能性があります。
データ復旧ソフトを用いると自力でデータ復旧が可能ですが、スペック不足により復元が不完全となる場合や、後述する物理障害の併発によって復旧ができない可能性もあります。
元の品質でGoProのmicroSDカードのデータを復元したい場合は、データ復旧業者まで相談することをお勧めします。
物理障害

物理障害とはmicroSDカード本体が物理的に破損することで起こる障害を指します。
物理障害を起こす原因には以下のものがあります。
- 水没
- 折り曲がり
- 経年劣化
- 静電気
GoProで使用されるmicroSDカードは特に薄く、小さい形状であるため着脱時に力を加えすぎると折れてしまい、物理障害が生じやすくなっています。
物理障害が生じた場合、個人での復元は不可能です。無理に個人で復元しよう操作を行うと更なる状況悪化を招き、データが完全に消えてしまう可能性もあります。
microSDカードで物理障害が疑われる場合にはすぐに使用をやめましょう。
物理障害には目でわかる物理的な破損の他に、論理障害と同じ「エラーメッセージが表示される」「認識しない」といった症状があります。
症状が同じでも論理障害と物理障害では対処の方法が大きく異なるため、誤った判断による対処を行ってしまうとデータの復元が完全に不可能になる恐れがあるので注意しましょう。

データを復元する際の注意点
GoProのデータを復元する際は以下に注意して操作しましょう。
電源のON/OFFを繰り返さない
GoProでデータが消えた際に電源を何度も入れ直すと、microSDカード内のデータが上書きされ、復元できなくなる恐れがあります。特に異音や発熱がある場合は通電を控えましょう。
データを上書きしない
削除後に撮影や保存を続けると、消えたデータの保存領域が新しいデータで上書きされ、復元が不可能になります。問題発生後は使用を停止し、保存操作を行わないようにしましょう。
むやみにデータ復元ソフトを使用しない
復元ソフトの誤使用は状態を悪化させるリスクがあります。特に物理障害や重度の論理障害では逆効果になることもあるため、不安がある場合は専門業者へ相談してください。
削除したGoProデータの復元可能性
GoProのSDカードから動画や写真を削除しても、すぐに完全消去されるわけではありません。内部的には「削除フラグ」が立っただけの状態であり、上書きが行われるまでは復元可能な場合が多いです。
SDカードを取り出してPCに接続
削除直後のSDカードはすぐに取り出して、GoPro本体ではなくパソコンに接続します。カードリーダーなどを使用して読み込みましょう。
- GoProの電源を切り、SDカードを慎重に取り出す。
- パソコンにカードリーダー経由でSDカードを挿入。
- 自動的に認識されたら、何も開かず復旧ソフトを起動。
データ復元ソフトを使ってスキャン
復元には専用ソフトを使うのが一般的です。GoProの動画形式(MP4、HEVCなど)に対応しているソフトを選びましょう。
ソフトでデータを修復できることもありますが、間違った操作でデータをさらに失うリスクがあります。大事なデータがあるなら、迷わず専門業者に相談するのが賢明です。
- 信頼性のある復元ソフトをPCにインストール。
- ソフトを起動し、SDカードをスキャン対象として選択。
- 削除された動画・写真のスキャンを実行。
プレビューでファイルを確認し復元
スキャンが完了すると、復元可能なファイルが一覧表示されます。目的の動画や写真を確認し、必要なものを選択して復元しましょう。
- スキャン完了後、表示されたファイルを一覧で確認。
- 再生プレビュー機能を使って正しいファイルかチェック。
- 復元したいファイルにチェックを入れて選択。
復元先は必ず別ストレージを選ぶ
復元先を同じSDカードに指定すると、削除済みデータに上書きしてしまう恐れがあります。安全のため、復元データは必ず別のストレージに保存してください。
- 復元対象ファイルの保存先を指定する画面で、「PCの内蔵ストレージ」や「外付けHDD」を選択。
- 絶対に同じSDカード上に保存しない。
- 保存完了後、念のため復元ファイルを再生して確認。
復元できない場合は専門業者に相談
ソフトでの復元がうまくいかない、SDカード自体が認識されない、物理的な破損があるといった場合は、自己対応を中止し、専門のデータ復旧業者に相談するのが最善です。
GoProのデータを削除した直後は、なるべく早く対応することが成功の鍵です。特に新たな撮影を行ってしまうと、復元可能なデータが上書きされ、取り戻せなくなる恐れがあります。
私たち、デジタルデータリカバリーでは、これまでに対応してきた46万件以上の相談実績(期間:2011年1月以降)と、15,000件以上の障害事例を基に、初期診断・お見積りはすべて無料。24時間365日体制で受付を行っており、最短での対応を行います。
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※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
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機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
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復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。