ドライブレコーダー使用中に「SDカードをフォーマットしてください」と繰り返し表示され、不安に感じていませんか?
- 挿入したSDカードがすぐにエラー表示される
- 録画が途中で止まっていてデータが保存されていない
- 毎回フォーマットしても数日後に同じエラーが出る
このような症状は、SDカード自体の劣化・初期不良だけでなく、本体との相性問題や記録方式の設定ミスが原因で起こることもあります。放置して使い続けると、大切な録画データが記録されない、証拠映像が残らないなど、深刻なリスクにつながる恐れも。
本記事では、「フォーマットしてください」と表示される原因をパターン別に解説し、正しくトラブルを解消するための対処法をわかりやすく紹介します。
大切な映像が失われてしまう前に、無料診断(24時間365日)をご活用ください。専門スタッフが症状を丁寧に確認し、最適な対処法をご案内します。
目次
ドライブレコーダーが「フォーマットしてください」と表示される主な原因
このエラーが頻発する原因には、SDカードの物理的な問題やファイルシステムの破損が関係している可能性があります。
論理エラーの蓄積
ドライブレコーダーのループ録画機能を長期間使用すると、古いファイルが断片化し、エラーが発生しやすくなります。定期的なフォーマットが必要です。
SDカードの書き換え寿命の超過
SDカードは書き込み回数に上限があり、一定回数を超えると不良セクタが増え、記録データが破損しやすくなります。
ドライブレコーダーはループ録画を繰り返すため、SDカードの書き換え回数が短期間で上限に達してしまいます。特に、低品質なSDカードを使用すると、1年未満で不具合が発生することもあります。
ドライブレコーダーとの相性問題
SDカードのフォーマット形式(FAT32 / exFAT)がドライブレコーダーと互換性がない場合、エラーが発生することがあります。メーカー推奨のSDカードを使用し、適切なフォーマットを行うことが重要です。
ファイルシステムの破損
ドライブレコーダーで「フォーマットしてください」と何度も表示される場合、ファイルシステムが破損している可能性があります。ファイルシステムは映像データを管理する仕組みで、これが壊れるとカードは認識されても中のデータにアクセスできなくなります。
録画中にカードを抜いたり、電源が突然切れることで破損が起こることがあり、「映像が再生できない」「フォルダが開けない」といった症状が現れます。
この状態で操作を続けると損傷が広がるおそれがあるため、異常を感じた時点で専門業者に相談することが大切です。
SDカードの物理的な損傷

ドライブレコーダーで「フォーマットしてください」と何度も表示される場合、SDカードが物理的に損傷している可能性があります。たとえば、何年も同じカードを使い続けていたり、頻繁に抜き差ししていると、内部の劣化や端子の摩耗が進行しているかもしれません。
また、高温の車内に放置した経験がある場合も要注意です。SDカードは熱に弱く、見た目に問題がなくても内部にダメージが蓄積されているケースが多くあります。
このまま使用を続けると、録画データが保存されなかったり、必要な映像が上書きされるなど、万が一の事故時に記録が残らないリスクも高まります。表示が繰り返されるようであれば、早めのカード交換や状態の確認が求められます。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「挿入したSDカードがすぐにエラー表示される」「録画が途中で止まっていてデータが保存されていない」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
フォーマットや録画設定を何度も変更するうちに、データが上書きされたり、保存領域に負荷がかかって状態が悪化するケースがあります。特にエラー表示や録画不良が続く場合は、カード内部に異常が生じている可能性があり、自力での対応はリスクを高めてしまいます。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
「フォーマットしてください」エラーの対処法
このエラーが発生した場合、データを守りながら適切に対処することが重要です。以下の手順に沿って、安全にエラーを解決しましょう。
データ復旧ソフトを使ってデータを救出する
エラーが発生しても、SDカード内のデータが完全に失われたとは限りません。PCに接続して認識される場合は、データ復旧ソフトを使用して録画データを救出できる可能性があります。
- PCにデータ復旧ソフトをインストールする。
- SDカードをPCに接続し、エクスプローラーで認識されるか確認する。
- 復旧ソフトを起動し、スキャンを実行。
- 復元可能なファイルが見つかったら、PCのHDDや別の外付けメディアに保存する。
データ復旧ソフトを使う際、誤った操作や保存先の選択ミスによって元のデータが上書きされ、復元不可能になる恐れがあります。大切なデータが含まれる場合は、実行前に専門業者へ相談することが確実です。
SDカードの物理状態を確認する
SDカードの端子部分に汚れやホコリが付着していると、ドライブレコーダーやPCで正しく認識されないことがあります。以下の方法で物理的な状態を確認してください。
- SDカードの端子部分に汚れがないか確認し、アルコール綿でやさしく清掃する。
- 別のSDカードリーダーやPCに挿入して認識されるか試す。
- SDカードにひび割れや変形がないかチェックする。
端子の汚れが原因の場合、清掃後に再度ドライブレコーダーに挿入することで正常に認識される可能性があります。ただし、物理的に破損している場合は、データ復旧の専門業者へ相談してください。
CHKDSKを実行し修復を試みる
WindowsのCHKDSKコマンドを使うと、SDカードの論理エラーや不良セクタを検出し、修復できる場合があります。
- SDカードをPCに接続する。
- 「Windowsキー + X」を押し、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択。
- 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押す。
chkdsk X: /f /r
(XはSDカードのドライブレター) - 修復完了後、SDカードを取り外し、再度ドライブレコーダーで認識されるか確認する。
CHKDSKは論理的なエラーを修復するためのツールですが、物理的な損傷がある場合には効果がありません。実行後にエラーが再発する場合は、SDカードの交換を検討してください。
SDカードを適切にフォーマットする
データのバックアップが完了したら、SDカードを適切な形式でフォーマットすることでエラーを解決できる可能性があります。
- PCにSDカードを接続し、「ディスクの管理」を開く。(
Windowsキー + X
→ 「ディスクの管理」) - 対象のSDカードを右クリックし、「フォーマット」を選択。
- 推奨されるファイルシステム(FAT32 / exFAT)を選択。
- 「クイックフォーマット」のチェックを外し、完全フォーマットを実行。
ドライブレコーダーによっては、PCではなく本体でフォーマットする必要があります。取扱説明書を確認し、メーカー推奨のフォーマット方法を実行してください。
また、SDカードを誤ってフォーマットすると、保存されていたデータが完全に消去され、復元が困難になる場合があります。操作に不安がある場合や重要なデータが残っている場合は、事前に専門業者へ相談することが大切です。
SDカードを交換する
エラーが頻発する場合、SDカード自体が劣化している可能性があります。特にドライブレコーダーは長時間の録画を繰り返すため、一般的なSDカードよりも消耗が早く、寿命が短くなりがちです。
以下のような症状が見られる場合は、SDカードの交換を検討しましょう。
- 「フォーマットしてください」エラーが頻繁に発生する
- 録画データが途中で消えてしまう
- PCや他のデバイスでもSDカードが認識されない
- 長期間(2年以上)使用している
こうしたトラブルを防ぐには、ドライブレコーダー用に設計された高耐久モデルのSDカードを選び、定期的な交換を心がけることが重要です。
ただし、SDカード内に必要なデータが残っている場合、交換前に専門のデータ復旧業者へ相談することで、失われた情報を取り戻せる可能性があります。
当社デジタルデータリカバリーでは、他社で「復旧不可」とされたケースも含め、これまでに7,300件以上のご相談(※1)に対応してきました。一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い実績を維持しています。
初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応しています。データ損失を防ぐためにも、まずはお気軽にご相談ください。
※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績

私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(※3)と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備

復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
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これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。