SDカードやmicroSDカードにデータを書き込もうとした際、「このディスクは書き込み禁止です」と表示されてしまい、困っていませんか？
- 書き込み・削除・移動ができない状態になっている
- フォーマットを試してもエラー表示される
- 設定やスイッチを確認しても解除できない
このようなトラブルは、スイッチロックやOSの制限設定、ファイルシステムの破損、あるいはmicroSDカードの物理障害などの原因により発生します。誤った操作でデータを完全に消失するリスクがあるため、安易な初期化やフォーマットには注意が必要です。
本記事では「microSDカード書き込み禁止」や「SDカードの書き込み禁止解除」に関する原因と安全な解除方法を、ステップ形式でわかりやすく解説しています。
書き込み禁止が解除できない場合は、24時間365日無料対応の初期診断をご活用ください。デジタルデータリカバリーが安全かつ的確に復旧方法をご案内します。
目次
SDカード/MicroSDの書き込み禁止の原因
以下に、書き込み禁止が発生する主な原因を整理しました。当てはまるものがないか、順に確認してみましょう。
- 書き込み権限の問題
- 物理的なロックスイッチがロックされている
- レジストリ設定の問題
- ウイルスやマルウェアの感染
- ファイルシステムのエラー
- SDカードの容量不足
- SDカードの寿命・物理的な故障
特に、ファイルシステムのエラーや物理的な劣化によるトラブルは、書き込みだけでなく読み取りも不可能になる恐れがあります。
早期に原因を特定し、適切な対処を行うことが、データ消失の回避につながります。
状態を把握せず操作するとデータ復旧が困難になるケースも
症状を正確に把握せずに初期化やフォーマットを実行すると、データ復旧が困難になるケースもあります。
少しでも異常を感じた場合は、安易に操作を続けず、専門業者への相談を視野に入れることが重要です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。
私たちデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績50万件以上（2011年1月～）の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※2023年10月実績。一部復旧：完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧：復旧希望データを100％復旧できた場合）という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
SDカード/MicroSDの書き込み禁止の対処法
ここでは、書き込み禁止状態を解除するための具体的な対処法を紹介します。エラーの原因を一つずつ確認しながら、適切な手順を踏むことで問題解消につながります。
物理スイッチをオフにする
SDカードの側面にはロックスイッチがあり、これが「LOCK」側にあると書き込みができなくなります。まずはスイッチが解除されているか確認しましょう。
- SDカードをパソコンやカードリーダーから取り外します。
- 側面の小さなスライドスイッチを確認します。
- 「LOCK」と反対側へスライドさせて、再度挿入して書き込みを試します。
コマンドプロンプトで書き込み禁止を解除する
WindowsのDiskPart機能を使うことで、SDカードの書き込み属性を解除できる場合があります。
- 「コマンドプロンプト」を管理者として起動します。
- 「diskpart」と入力してEnterキーを押します。
- 「list disk」でディスク一覧を表示し、対象のSDカード番号を確認します。
- 「select disk 〇」（〇はSDカードの番号）と入力します。
- 「attributes disk clear readonly」と入力してEnterキーを押します。
グループポリシーエディターから読み取り専用を無効にする
職場や学校のパソコンでは、グループポリシーによって書き込みが制限されている場合があります。
- 「Windowsキー + R」で「ファイル名を指定して実行」を開き、「gpedit.msc」と入力してEnter。
- 「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「システム」→「リムーバブル記憶域へのアクセス」に進みます。
- 「リムーバブルディスク：書き込みアクセス権の拒否」をダブルクリックし、「無効」に設定して適用します。
ファイルシステムをチェックする
SDカード内部のファイル構造が破損している場合、正常な書き込みができません。Windowsのエラーチェック機能で確認しましょう。
- エクスプローラーでSDカードを右クリックし、「プロパティ」を開きます。
- 「ツール」タブを選択し、「チェック」ボタンをクリックします。
- 表示された指示に従い、修復を進めます。
書き込み権限を確認する
SDカードのアクセス権限が不足している場合、書き込みがブロックされていることがあります。
- SDカードを右クリックして「プロパティ」を開きます。
- 「セキュリティ」タブを選択し、ユーザーの権限を確認します。
- 必要に応じて「編集」をクリックし、「書き込み」を許可に変更します。
ウイルススキャンを実行する
ウイルスやマルウェアの感染が原因で書き込みが制限されるケースもあります。まずはウイルス対策ソフトでフルスキャンを実施しましょう。
- インストール済みのウイルス対策ソフトを最新の状態に更新します。
- SDカードを接続したまま、フルスキャンを開始します。
- 脅威が検出された場合は、削除または隔離を実行します。
別のパソコンやデバイスで試す
現在使用しているパソコンに問題がある場合、SDカードが正常でも書き込みができないことがあります。別の機器で試すことで、問題の切り分けが可能です。
- SDカードを現在使用しているパソコンから取り外します。
- 別のパソコン、またはスマートフォン、タブレット、カメラなどのデバイスに挿入します。
- 新しい機器で書き込み操作が可能か確認します。
他のSDカードを使ってチェックする
使用中のSDカード自体が故障している可能性を確認するために、別のカードで動作確認を行いましょう。
- 新しい、または正常に動作していたSDカードを準備します。
- 問題が起きていた機器に挿入して書き込みを試みます。
- 書き込み可能であれば、元のカードに何らかの障害があると判断できます。
SDカードの空き容量を確保する
空き容量が不足していると、新しいファイルの保存ができず、書き込み禁止のような挙動になります。ストレージ状況を確認して不要なデータを削除しましょう。
- エクスプローラーでSDカードを右クリックし、「プロパティ」を開きます。
- 「使用領域」と「空き領域」を確認します。
- 不要なデータを削除するか、他のストレージへバックアップして空き容量を増やします。
SDカードを交換する
長期間使用したSDカードは寿命や劣化により、書き込みに支障が出ることがあります。何をしても改善されない場合は、早めの交換を検討しましょう。
- 他の手順をすべて試しても改善が見られないことを確認します。
- 信頼性の高いメーカーの新しいSDカードを購入します。
- 必要に応じて古いカードからデータをバックアップし、新しいカードに切り替えます。
専門業者に相談する
重要なデータが保存されている場合や、原因が特定できない場合は、無理に自力で対応せずにデータ復旧の専門業者に相談するのが安全です。
- 信頼できるデータ復旧業者を選定します（実績や対応範囲をチェック）。
- 公式サイトから無料診断や相談フォームにアクセスします。
- 端末の状態を説明し、診断・見積りを受けてから正式に依頼を判断します。
もし自分での対処が難しい場合や、大切なデータを失いたくない場合は、無理に操作を続けず、専門業者に相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーでは、24時間365日体制でご相談を受け付けており、最短即日での復旧対応も可能です。データの状態に応じて、最適な復旧方法をご提案いたします。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは「データ復旧専門業者17年連続データ復旧国内売上No.1」（※1）の実績を持つデータ復旧業者です。
データ復旧の技術力として、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※2）を誇っています。
他社で「復旧不可能」と判断された機器を、当社が復旧に成功した事例は数えきれません。実際に、他社対応後のご相談だけでも7,300件を超えています。
これこそが“データ復旧の最後の砦”と呼ばれる理由です。どんな状態でも、諦める前にまずはご相談ください。最善を尽くしてデータを取り戻します。
※1：データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと。第三者機関によるデータ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく（算出期間：2007年～2020年）
※2：2023年10月実績。一部復旧：完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧：復旧希望データを100％復旧できた場合。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
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復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
