タブレットの電源が入らない/起動しない原因と対処法(iPad/Android/タブレットPC)

タブレットを使っていて、ある日突然「電源が入らない」「起動しない」となると、いったい何が起こったのか、と不安になるものです。
さまざまな原因が考えられますが、誤った対応を行うとデータだけでなく機器自体が完全に破損してしまう恐れがあります。
この記事では、タブレットが起動しない原因や、シチュエーションにあわせた対処法を、それぞれ紹介します。
目次
目次
1. タブレットの電源が入らない・起動しない原因
タブレットの電源が入らない・起動しない原因として「充電切れ」以外に考えられるのは、「ハードウェア故障」「ソフトウェア障害」です。
ハードウェアの故障
次に当てはまる場合、電源ボタンやバッテリーの劣化などハードウェア故障が疑われます。
・充電しても全く電源が入らない
・端末を数年以上使用している
・コーヒーをこぼした・高所から落とした
・高温多湿の環境に長時間放置していた
パソコンを構成している部品が破損した場合は、個人で対応することは出来ません。また、新品は初期不良も疑われるため、専門業者側で修理・交換を行う必要があります。
ソフトウェア障害(システムの不具合)
次に当てはまる場合、ソフトウェア障害(システムの不具合)が疑われます。
・メーカーロゴは表示されるが、ホーム画面に移行できない(リンゴループ)
・アプリのインストールやシステムのアップデート後、起動できなくなる
・いったん電源は入るが、すぐに落ちてしまう
2. タブレットの電源が入らない・起動しない時の注意点
何度も再起動を繰り返さない
「電源が入らず立ち上がらない」「フリーズしてしまって操作が効かない」「電源は入るがOSが起動しない」といったトラブルが発生した状態で、むやみに再起動を繰り返してみたり、電源を入れたり、充電をしたりするのは控えてください。
使用を続けると、障害が悪化したり、データが上書きされ、データの復旧がより困難になる可能性があります。 また、正しい手順を踏まずに電源のオンオフを行ってしまうと、障害が悪化しかねません。大切なデータが機器内に保存されている場合は、ただちに機器の使用を中止してください。
メーカーに「修理」を依頼すると、データが消えることがある
メーカーや販売店に修理に出すと、データが戻ってくる事は基本的にはありません。機器は直るものの、 修理の過程で通常データは全て初期化されてしまいます。
データの取り出しを優先したい場合、異常を感じられた際はすぐに使用を中止し、データ復旧の専門家である私たちにご相談ください。
3. タブレットの電源が入らない・起動しない時の対処法
強制的に再起動する
電源ボタンを押しても反応がない原因として、真っ先に考えられるのは「バッテリーの充電切れ」です。充電後、電源スイッチを10秒以上押し続け、強制的に再起動しましょう。
ケーブル端子にゴミやホコリがないか確認する
充電する際の接続口にゴミやホコリが詰まっていると、正常に通電できていないことがあります。接続口を目視で確認し、ゴミがあれば、つまようじや綿棒で取り除きましょう。
OSをアップデートする・初期化する(リカバリーモード)
リカバリーモードとは「パスワードが分からない」「タッチパネルが使えない」「メーカーロゴが表示された状態から動かない」といった場合、電源ボタンの操作を介して、OSのアップデートや初期化が行える機能のことです。
iPadの場合
iPadをリカバリーモードにする手順は、次の通りです。
■ホームボタンがないときの手順

サイドボタン上→サイドボタン下の順に押した後、リカバリモードの画面が表示されるまでトップボタンを押し続けます。
■ホームボタンがあるときの手順

リカバリモードの画面が表示されるまで、ホームボタンとトップボタンを同時に押します。
リカバリモードの起動後は、コンピュータでiPad を選択し、iTunesを操作します。iTunes上では「復旧」または「アップデート」のいずれかを選択できます。
アップデート:ソフトウェアの不具合が疑われる場合、選択します。更新には時間がかかることがありますが、アップデート中、データは消去されないので安心してください。
復旧:アップデートを選択しても、正常に起動しない場合、「復旧」を選択します。しかし、復旧を行うと、iPad が工場出荷時の状態に戻ってしまうため、ご注意ください。
Androidの場合
Androidタブレットでリカバリーモードを起動する手順は、メーカーやモデルによって異なりますが、おおよそ次の通りとなっています。
■ホームボタンがある場合(galaxy)
起動時、電源ボタン、音量をあげるボタン、ホームボタンの3つを同時に長押し
■ホームボタンがない場合(Nexus)
起動後、電源ボタン、音量を下げるボタンを同時に長押し
Androidのリカバリモードに表示される主な項目は、以下の通りです。

・reboot system now(端末を再起動する)
・apply update from SD card(SDカードからOSのアップデートを適用)
・wipe cache partition(キャッシュを削除)
・power down(電源オフ)
・wipe data/factory reset(強制初期化/工場出荷状態に戻す)
ここから、再起動やアップデートを試すと、ソフトウェアの不具合が解消されることがあります。ただし、強制初期化を実行すると、データがすべて削除されてしまい、データ復旧業者でも対応することは不可能です。また、これでも正常に起動しない場合は、端末が物理的に破損している恐れが高いため、メーカーの保証サービスを利用するか、機器を新しく買い替えましょう。
タブレットPCの場合
タブレットPCが正常に起動しない・スリープ解除できない場合、次の対応方法があります。なおキーボードモードと、タブレットモードでは、それぞれ押すボタンが異なります。
■Windows搭載の場合
キーボードモード:Windows ロゴ キー + Ctrl + Shift + B キーを押します。
タブレット モード:音量を上げるボタンと下げるボタンを同時に3回押します。
■Android搭載の場合
Androidタブレットと同様の操作を行ってください。
上記で対応できない場合は、電源ボタンを長押しして強制的に再起動しましょう。
4. 解決できない場合は業者に相談
上記の対処法で解決しない場合、機器の起動を優先する場合は「修理」を、保存されているデータを優先する場合は「データ復旧」を行いましょう。
「修理」と「データ復旧」には次のような違いがあります。
修理
修理の目的は、機器を正常に動作させることです。修理はデータを取り出すことが目的ではないため、修理交換を行う際、データが消失してしまう恐れがあるので注意が必要です。
データ復旧
データ復旧の目的は、データを元通りにすることです。データ復旧では、機器を正常に動作させることが目的ではないため、場合によっては筐体を解体することもあります。
メーカーの修理・交換サービスを利用する
お使いのタブレットに不具合が発生した場合、メーカー保証期間の範囲内であれば、比較的安価で修理・交換を行うことができます。ただし、メーカーは修理を請け負いますが、データ復旧を行うわけではないため、保存されているデータは、原則として全て初期化されてしまいます(これは、街の修理ショップに依頼しても同様です)。
メーカーに修理に出す前に、タブレットに必要なデータがある場合、データの重要度にあわせて、データ復旧の専門業者に依頼することを検討しておきましょう。
データ復旧の専門業者に相談する
失いたくない大切なデータであれば、データ復旧の専門業者に相談することを強くおすすめします。データ復旧業者では、機器・障害を問わず、オールジャンルの対応が可能で、失敗のリスクを抑えることができます。
データ復旧業者では、復元ソフトでは対応できない物理障害や、重度論理障害であってもデータ復旧が可能です。また、タブレットやサーバーなど個人で作業が難しい機器も対応が可能です。
デジタルデータリカバリーは、ご相談から初期診断・お見積りまで無料でご案内しているため、まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
データ復旧サービスの流れや料金については下記からご確認ください。
【初めての方へ】データ復旧サービスについて詳しくご紹介
【サービスの流れ】どこまで無料? 復旧にかかる期間は? サービスの流れをご紹介
【料金について】データ復旧にかかる費用やお支払方法について
【交通アクセス】お持込み拠点へのアクセスについて
データ復元の専門業者に相談するポイント
失いたくない大切なデータであれば、データ復元の専門業者に相談することを強くおすすめします。データ復元業者では、機器・障害を問わず、オールジャンルの対応が可能で、失敗のリスクが付き物のデータ復元ソフトに比べると安定しているのがポイントです。
対応できる症状範囲の広さ
HDDの論理障害には対応していても、物理障害には対応していなかったり、そもそも別のメディアには、まったく対応していないという業者は珍しくありません。まずは各業者のHPで復旧事例、対応メーカー一覧を確認してみましょう。
なお、古い型や最新機種、MacBookなどは復旧難易度が高いため、対応できない業者もあります。あなたのPCが対応してもらえる範囲内かしっかり調べたうえで依頼しましょう。
復元率・復元実績が明記されているか
当社では復元率・ご相談件数を公開していますが、 データ復元業者の中には、明確な根拠数字を記載していないケースもあります。そのような業者は技術力を有していない可能性があるため、信頼できる業者とは言い難いです。
復元率・復元実績の詳細はこちら
復元設備がしっかりしているか
HDDでは、物理障害が発生していると、クリーンルーム(無菌手術室と同様の清浄な環境)で、部品交換を行う必要になります。なお、 部品交換は、たとえ同じメーカー・型番の部品を用いても、 複合する条件が全て揃わないと適合せず、動作しないケースがあります。よって、クリーンルームとドナー部品を取り揃えていることは、復元業者の技術力を推しはかる上で必須の条件と言えます。
初期診断は無料か・部品代などの追加料金はかからないか
データ復元業者の中には、調査費と称して初期診断の段階で数万単位の費用を請求する業者や、復旧作業費以外にも部品代や機器の解体費用を請求する業者もあります。
当社では、お客様に安心してデータ復旧サービスをご利用いただくため、初期診断や部品代無料を含めた「8つの無料サービス」を提供しております。
「8つの無料サービス」詳細はこちら
5. タブレット復旧時によくある質問
まず直るかどうか知りたいのですが、診てもらうのにお金はかかりますか?
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
営業時間を教えてください
営業時間は以下の通りになっております。
土日祝日問わず、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
来社受付:9:30~21:00
他社で復旧できないといわれた機器でも復旧できますか?
復旧できる可能性がございます。弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
画像・動画・Excelファイルなど、拡張子がつくものは全て対応しております。
画像・動画・Excelファイルなど、拡張子がつくものは全て対応しております。
官公庁、国立大学法人、上場企業
多くのお客様にご利用いただきました。

データ納品までの流れ


データ復旧費用は4つの要素で決まります
データ復旧費用は4つの要素で決まります
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1総ディスク容量どれくらいの大きさか?
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2故障箇所どこが壊れているか?
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3難易度どれくらい壊れている?
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4工程数復旧にかかる期間は?
お電話いただければ、専門のアドバイザーがお客様の状況を伺い、概算のお見積りと復旧期間をお電話にてお伝えいたします。その後、無料初期診断(お見積り)のご案内を差し上げることもできますので、金額が気になる方は、まずお電話下さい。
データ復旧料金の目安
500GB未満 | 5,000円〜 | 1TB以上 | 20,000円〜 |
500GB以上 | 10,000円〜 | 2TB以上 | 30,000円〜 |
500GB未満 | 5,000円〜 |
500GB以上 | 10,000円〜 |
1TB以上 | 20,000円〜 |
2TB以上 | 30,000円〜 |
※こちらに掲載されている金額は、あくまで総ディスク容量を元にした目安の金額です。 障害内容により、金額が異なりますので、まずはお電話にてご確認ください。
多数のメディアにて紹介されています
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