・外付けSSDを接続したら「フォーマットする必要があります」と表示された
・Windows 11で初期化しようとしたが、ファイルシステムの選択に迷っている
・間違った操作でデータが消えてしまわないか不安
外付けSSDをWindows 11で使用する際、初期化や不具合の解消、別の用途での使用に合わせてフォーマットが必要になることがあります。
ただし、フォーマット操作を行うと、SSD内のデータはすべて消去されてしまうため、用途に応じた形式の選択や事前のバックアップが重要です。
本記事では、Windows 11で外付けSSDをフォーマットする2つの方法(エクスプローラー/ディスクの管理)と、それぞれの操作手順、ファイルシステムの選び方や注意点、フォーマット時のエラー対処法についてわかりやすく解説します。
大切なデータを守るためにも、手順を正しく理解したうえで慎重に作業を進めましょう。
目次
フォーマット前の注意点
フォーマットとは、ドライブ内のデータを初期化して使える状態に整える操作のことです。ただし、フォーマットを実行すると中のデータは完全に消去されるため、必ずバックアップを取ってから作業を行ってください。故障やエラーでバックアップを取る手段がない場合は専門業者に相談することをおすすめします。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「フォーマットする必要があります」と表示された――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
誤って初期化や上書きをしてしまったり、分解して状態を深刻化させてしまうケースは多く、特に内部の故障が原因だった場合、自力で対応しようとするとかえって悪化を招くリスクがあります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
Windows 11で外付けSSDをフォーマットする2つの方法
Windows 11には標準機能として2つの主なフォーマット方法があります。どちらも簡単に操作できますが、目的や状況に応じて使い分けるとよいでしょう。
エクスプローラーからフォーマットする方法
もっとも簡単な方法で、外付けSSDが正常に認識されている場合におすすめです。
- 外付けSSDをパソコンに接続する
- タスクバーの「エクスプローラー」アイコンをクリック
- 左側のメニューで「PC」を選択
- 対象のSSDを右クリックして「フォーマット」を選択
- ファイルシステム(例:NTFS、exFAT)やボリュームラベルを設定
- 「クイックフォーマット」のチェックを確認し、「開始」をクリック
- 「フォーマットが完了しました」と表示されたら「OK」で終了
ディスクの管理からフォーマットする方法
ドライブが正しく表示されない場合や詳細な設定を行いたい場合は「ディスクの管理」から操作しましょう。
- スタートボタンを右クリックし、「ディスクの管理」を選択
- 外付けSSDを右クリックし、「フォーマット」を選択
- ファイルシステム(NTFS、exFAT など)とボリュームラベルを設定
- 「クイックフォーマット」にチェックを入れて「OK」をクリック
- 確認メッセージが表示されたら再度「OK」をクリックし、完了を待つ
ファイルシステムの選び方
SSDをどの機器で使うかによって、適したファイルシステム形式は異なります。以下を参考に選択してください。
- NTFS:Windows専用で大容量ファイル対応。システム用やセキュリティが必要な場合に最適
- exFAT:WindowsとMacの両方で使える。大容量ファイルにも対応し、外部ストレージに最適
- FAT32:古い機器や互換性が必要な場合に使うが、4GB以上のファイルは保存できない
フォーマットできない・SSDが認識されない場合の対処法
ドライブがエクスプローラーやディスクの管理に表示されない、またはフォーマットボタンがグレーアウトしているなどの場合は、以下の対処法を試してください。
USBポートやケーブルを変更する
ポートの相性や電力不足で認識しないことがあります。PCの別のUSBポートや別ケーブルを試してみましょう。
- 現在使用しているUSBポートから取り外す
- 別のポート(できればUSB3.0)に差し替える
- 再度エクスプローラーまたはディスクの管理を開いて確認
ディスクの管理から初期化・ボリューム作成を行う
未割り当て領域になっている場合は、初期化や新しいシンプルボリュームの作成を行うことで使えるようになります。
- 「ディスクの管理」を開く
- 外付けSSDの「未割り当て」と表示された領域を右クリック
- 「新しいシンプルボリューム」を選択し、ウィザードに従って進める
それでも認識しない場合は故障の可能性も
別のPCでも認識しない、異音がする、アクセスランプが点滅しないなどの症状がある場合、SSDや接続基板の物理障害が疑われます。
- 他のPCに接続して認識されるか確認
- 管理ツールやディスク管理に表示されない場合は使用を中止
- 重要なデータが入っている場合は、自己診断せず専門業者へ相談
フォーマットに失敗したり、SSDが全く認識されない場合は、物理的な故障やシステム的なエラーが原因の可能性があります。その場合、不用意に操作を加えてしまうと最悪データが消えてしまう可能性があります。機器に電気を通すのを控えて速やかに専門業者にご相談ください。
当社では、SSDの論理障害から物理障害まで、46万件以上の復旧相談実績と91.5%(内、完全復旧57.8%。2023年10月実績)の復旧成功率を誇ります。初期診断とお見積りは無料、24時間365日受付中です。お気軽にご相談ください。
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績

私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(※3)と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備

復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
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初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
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※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
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機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
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弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。