SSDを新たに接続したにもかかわらずパソコンに認識されない、あるいはディスク領域を再構成したい──そんなときに必要になるのが「SSDの初期化」です。以下のような状況では、初期化を行わない限り正常に使えないケースがあります。
- 接続してもディスクが表示されない
- パーティション構成を変更したい
- 別のOS環境で使用していたSSDを再利用したい
SSDの初期化を誤ると、必要なデータまで完全に消失する可能性があります。一度失われたデータは、状況によっては二度と取り戻せないこともあります。
本記事では、SSDの初期化が必要となる代表的なケースと、安全かつ正しい初期化手順について、専門的な視点からわかりやすく解説します。もし記事を読んでも対処に不安がある場合は、私たち専門スタッフが無料で診断いたしますので、お気軽にご相談ください。
目次
SSDのパーティション初期化が必要になる代表的な場面
SSDのパーティション初期化とは、ストレージ内のパーティション情報を消去・再作成する作業を指します。以下のような状況では、この作業が必要になります。
新しいSSDの初回利用時
新品のSSDはパーティションが未設定の状態で出荷されるため、PCに認識させるには初期化が必要です。初回利用時には必ずパーティションスタイル(MBRまたはGPT)を選択して初期化しましょう。
SSDが認識されない・表示されない
SSDが「エクスプローラーに表示されない」「ディスクの管理で『不明』『初期化されていません』と出る」といった場合、初期化が必要です。
パーティション構成を変更したい場合
パーティションを統合・削除・再作成したいときは、初期化で一度構成をリセットすることがあります。
OSを再インストールする際
OSのクリーンインストールを行う場合、トラブル回避や最適化のため、SSD全体を初期化してから再構成するのが一般的です。
他人に譲渡・売却する際
データ漏洩防止の観点から、譲渡前にパーティションごと初期化し、データを完全に消去することが推奨されます。
MBR/GPTの変更が必要なとき
OSやUEFI設定との互換性を確保するために、MBRとGPTの切替が必要になる場合があり、その際は初期化が求められます。
パーティション情報の破損時
誤操作やエラーによってパーティション情報が破損した場合、初期化によって再構成することで復旧を試みることがありますが、この方法はリスクを伴います。誤った初期化によりデータが上書きされてしまうと、復旧が極めて困難になる可能性があるため、慎重な判断が求められます。
特に重要なデータが保存されていた場合は、状況を正確に診断したうえで、適切な復旧手順を講じることが重要です。
当社では初期診断を無料で実施しており、破損したパーティションの状態を専門技術で分析します。少しでも不安を感じた場合は、いつでもお気軽にご相談ください。
【要注意】メーカーや修理業者に依頼することのリスク

データトラブルが起きた場合、多くの方がメーカーや修理業者への依頼を考えるかもしれません。確かに本体の修理や部品交換は可能ですが、HDDやSSDなどの記憶媒体の初期化・交換によって、データは全て消えてしまいます。
失いたくないデータを守りたい場合は、メーカーや修理業者ではなくデータ復旧の専門業者に相談するのが確実です。デジタルデータリカバリーではデータを保ったまま、故障した機器に対応できます。以下の3つの点で多くの方に選ばれています。
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大切なデータを守るには、メーカーや修理業者ではなく当社にご相談ください。
SSDのパーティション初期化方法と手順
SSDのパーティション初期化には、Windows標準機能やコマンド操作、専用ソフトなど複数の方法があります。ここでは代表的な3つの手法を紹介します。
「ディスクの管理」を使って初期化する手順
Windows標準機能の「ディスクの管理」を使えば、GUIで簡単に初期化が可能です。初心者にもおすすめです。
- SSDをPCに接続した状態で、スタートボタンを右クリックし「ディスクの管理」を選択します。
- 「初期化されていません」と表示されているディスクを右クリックし「ディスクの初期化」をクリックします。
- MBRまたはGPTを選択し「OK」を押します。
- 「未割り当て」の領域を右クリックし「新しいシンプルボリューム」を作成し、ウィザードに従って設定します。
DiskPartコマンドで初期化する手順
コマンドプロンプトを使えばより詳細な操作が可能です。経験者やトラブル対応時に有効な方法です。
- スタートメニューから「cmd」と入力し、右クリックで「管理者として実行」を選びます。
- コマンド「diskpart」と入力して起動し、次に「list disk」でディスク一覧を表示します。
- 対象ディスクを「select disk X」(Xは対象番号)で選択し、「clean」と入力して全パーティションを削除します。
- 「create partition primary」でパーティション作成後、「format fs=ntfs quick」などでフォーマットします。
サードパーティ製ソフトで初期化する手順
初心者やGUIで直感的に操作したい方には、専用ソフトの利用が便利です。AOMEIやEaseUSが有名です。
- AOMEI Partition AssistantやEaseUS Partition Masterをインストールして起動します。
- 画面上の対象ディスクを選択し、右クリックで「すべてのパーティションを削除」「ディスクの初期化」などを選びます。
- 必要なパーティションスタイルやフォーマットを設定し、「適用」ボタンで実行します。
初期化作業はデータ消去を伴うため、事前のバックアップが非常に重要です。万が一重要データが保存されている状態で初期化が必要な場合は、データ復旧業者への相談を検討してください。
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自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
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初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
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よくある質問
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営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
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電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。