- アプリが開かない・操作が反応しない
- Windowsの起動が異常に遅い
- マウスカーソルだけが動く状態が続く
こうした症状は、軽度なシステム負荷からSSD自体の故障まで、幅広い要因が関係している可能性があります。
放置するとデータの読み書きに支障をきたし、重大なトラブルに発展するリスクもあります。
本記事では、原因と試せる対処法をわかりやすくステップ形式で紹介しています。
SSDのパフォーマンス異常に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
もし自力での対応に不安がある場合や、大切なデータが保存されているSSDで不具合が発生している場合には、私たち、デジタルデータリカバリーまでご相談ください。相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しております。
目次
SSDのディスク使用率が100%になる原因
SSDの使用率が常に100%になってしまう場合、単なる一時的な処理ではなく、OS設定やソフトの常駐、さらにはSSDの物理的な異常まで幅広く関与していることがあります。原因を特定し、適切な対応を取ることが不可欠です。
バックグラウンド動作や一時的な負荷
OSの起動直後やWindows Update、ウイルススキャンなどが重なって一時的に使用率が100%になることがあります。これらは時間経過で解消されることもありますが、頻発する場合は他の原因と合わせて対策が必要です。
SysMainやWindows Searchの常駐
Windowsに標準搭載されたサービス「SysMain(旧Superfetch)」や「Windows Search」は、ユーザーの操作を予測してファイルを事前読み込みするため、ディスク使用率を大きく押し上げる原因になることがあります。必要に応じて無効化も検討が必要です。
省電力機能の不調(DIPM/HIPM)
SATA接続での省電力モード(DIPMやHIPM)が正常に動作しない場合、SSDが頻繁にスリープと再開を繰り返してレスポンスが悪化し、結果としてディスク使用率が100%に達することがあります。専門業者に相談することで適切な診断が可能です。
AHCIドライバーのMSIモード
「StorAHCI.sys」などの標準AHCIドライバーが、MSIモードによって割り込み処理に不具合を起こし、SSDが過負荷状態になることがあります。レジストリ編集による設定変更で改善することがありますが、操作ミスによるトラブルもあるため慎重な対応が求められます。
SSDの物理故障・経年劣化
SSDは内部に可動部品がないため一見安心と思われがちですが、長期間の使用でNANDフラッシュが寿命を迎えたり、コントローラが不具合を起こすことがあります。その結果、書き込み速度が著しく低下し、突然認識されなくなるケースも少なくありません。症状が進行すると保存データ全体にアクセスできなくなる危険があります。
特に読み書き速度が0KB/sや平均応答時間が0msといった異常が確認できる場合、SSD本体の物理故障が強く疑われます。この段階での放置や自力対応はデータ消失のリスクを高めるため、専用設備を持つデータ復旧業者に早めに相談することが重要です。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「SSDのディスク使用率100%になっている」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
SSDのディスク使用率が常に100%になる状態で、むやみに設定変更や再インストールを試すと症状を悪化させる危険があります。特にSSD自体の劣化やコントローラ不良が原因の場合、自力対応ではデータ消失を招きかねません。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
SSDのディスク使用率100%を改善する対処法
SSDの使用率が常に100%になってしまう場合、まずは影響の少ない手段から順に対策を講じていくことが大切です。以下に、代表的かつ実用的な手順を紹介します。
PCを再起動する
再起動によって一時的な負荷や処理待ち状態をリセットすることで、SSDの使用率が正常化することがあります。
- すべてのアプリケーションを終了します。
- スタートメニューから「再起動」を選択します。
- 再起動後、タスクマネージャーでディスク使用率を確認します。
SysMainやWindows Searchを無効にする
これらのサービスは自動でディスクアクセスを行うため、使用率100%の原因となることがあります。
- Windowsキー+Rで「services.msc」と入力しEnter。
- 「SysMain」や「Windows Search」を右クリックして「プロパティ」を開きます。
- 「スタートアップの種類」を「無効」に設定し、「停止」をクリックします。
省電力設定を変更する
PCI Expressの電力管理がSSD動作に影響している場合、設定を変更することで改善されることがあります。
- 「コントロールパネル」→「電源オプション」を開きます。
- 使用中の電源プランの「プラン設定の変更」→「詳細な電源設定の変更」を選択します。
- 「PCI Express」→「リンク状態の電源管理」を「オフ」に設定します。
AHCIのMSIモードを無効化する
レジストリ編集を行うことで、SSDとの割り込み処理の競合を回避できる可能性があります。
操作を誤るとOSが起動しなくなるリスクがあるため、設定変更には十分な注意が必要です。
- デバイスマネージャーから「IDE ATA/ATAPIコントローラー」を開く。
- 「標準AHCIコントローラー」のプロパティ→詳細→「デバイスインスタンスパス」を控える。
- 「regedit」でレジストリエディタを開き、「MSISupported」を0に変更。
SSDのSMART診断・交換を検討する
平均応答時間が0msや速度0KB/sの症状が出ている場合、SSDの劣化や故障が疑われます。重要なデータが含まれているなら、以下の診断手順を試すか、専門業者に問い合わせることをおすすめします。
- CrystalDiskInfoなどの診断ツールをダウンロード・起動します。
- SSDの状態欄に「注意」「異常」などが表示されていないか確認します。
- 必要に応じてバックアップを取り、交換を検討します。
専門業者に相談する
上記の対処法をすべて試しても改善しない場合や、SSDに大切なデータが含まれている場合は、自己対応では状況を悪化させる可能性があります。症状によっては、誤った操作でデータが完全に失われてしまうリスクも存在します。
デジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を上げています。初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間:2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。