PCや携帯電話、USBやSDなどに写真・画像のデータを保存していると、誤って写真や画像のデータを削除しまうことがありませんか?
まず安心していただきたいのが、写真・画像のデータというのは削除してしまった時点で完全に消えてしまうわけではありません。適切な方法で対処をすることによってデータを復元できる可能性があります。
しかし、削除してしまった写真・画像のデータをそのまま放置してたり、間違った方法で復元しようとしたりすることによって、大切な写真・画像のデータが上書きや完全削除してしまうと二度と復元できなくなってしまいます。
適切に写真・画像のデータを復元するためにも、復元の方法とその注意点を知っておくことが大切です。今回は写真・画像のデータを復元する上で、注意点や正しい復旧方法を紹介していきます。
目次
削除した写真や画像は復元できる?
PCや携帯電話、USB/SDといった機器を使っていると、写真や画像のデータを誤って消してしまうこともあります。大切な写真・画像データが失われてしまうととても困ります。
データの削除や障害、復元について事前に知っておくと、データを失うリスクを回避できるかもしれません。対処する前に削除してしまった写真・画像データや機器自体がどうなっているのかを確認しましょう。
削除してもすぐにデータが完全に消滅するわけではない
前提として、写真・画像などのデータは、削除してしまったとしても完全に消滅してしまうわけではありません。
PCでHDDやフラッシュメモリなどに保存していたデータの場合には、データを削除した際には「削除した」という状況が記録されます。削除した状況が記録されることによって、データがあった場所には新しいデータを上書きすることが可能な状態なります。
つまり、新しいデータが上書きされない限りは削除してしまったデータはそのまま残っているということです。
PCだけに限らず携帯電話(iphone,Android)やUSB/SDカードに関しても、似たような構造でデータを管理しているため、削除してしまったからと言って完全に消滅してしまったわけではないです。
しかし、データが残っているからといって、誤った方法で復元をしてしまった場合にはデータを上書きしてしまったり完全削除してしまう場合があります。また、削除したデータには保存期間が設けられている場合があり、その際には期間以内に早急な対処をする必要があります。
どうしてもデータを復元したい時には、適切な復元方法を知っておくことが重要になります。
認識しない、起動しない場合はデータの取り出しが必要
データを削除してしまったうえで、機器が認識しない・起動しない状態が起きることがあります。この場合、早急に対処をしなければ削除したデータの保存期間が経過してしまうことで復元できなくなってしまう可能性があります。
また、機器が認識しない・起動しない時には、無理に通電したり電源の切り替えをすることによって機器にもデータにも負荷がかかってしまいます。最悪の場合2度とデータが取り出せない状態になってしまいます。
また、認識しない・起動しない場合の復旧は個人での復旧が難しく、無理に通電したり電源の切り替えをすることによって機器にもデータにも負荷がかかってしまいます。最悪の場合2度とデータが取り出せない状態になってしまいます。
機器に異常を感じた時には早急に正しい対処を行うことが一番重要です。データを消してしまった際に、機器が認識しない・起動しなくなった際には、なるべくそのままの状態でデータ復旧業者に相談しましょう。
写真・画像をデータ復元する際の注意点
写真・画像のデータを削除してしまったとしても、データが完全に消えてしまっているわけではありません。
しかし、誤った対処をしてしまったことによって復元できるはずのデータが復元できなくなってしまう可能性があります。データを安全に復元するために、以下の注意点を抑えておきましょう。
ゴミ箱やバックアップにデータが残っていないか確認する
PCや携帯電話等で写真・画像データを削除してしまった場合に、削除されたデータは「ゴミ箱」に移動します。このゴミ箱では、削除したデータを一時的に保管し、突発的なデータの紛失を防ぎます。
つまり、写真・画像のデータを削除してしまった際には「ゴミ箱」にそのままデータが保管されている可能性があります。
ゴミ箱に削除データが残っていない場合には、ゴミ箱の自動削除や削除期間によって削除されていることが考えられます。削除されてしまう前に早急な対処が重要です。
データを削除してしまった際には一番に「ゴミ箱」の中に削除してしまったデータが保存されいないか確認してみましょう。
初期化・フォーマットしない
初期化とは完全に使用前の状態に戻すことを指し、フォーマットとは、記憶媒体のデータを初期化して、データ配列形式を整えることを指します。
PCや、USB/SDなどの記憶媒体にはファイルシステムというものが存在します。ファイルシステムの形式がPCと接続されている記憶媒体とで異なると、データの読み書きができなくなってしまいます。フォーマットをすることで任意のファイルシステムに書き換えることができるので、データの読み書きができるようになります。
しかし、意図しない状態でフォーマットを行うと、データが読み取れなくなってしまう場合があります。安心していただきたいのが、フォーマットしてしまった直後であればデータの復旧可能性は十分あります。
写真・画像のデータをフォーマットしてしまった場合には、悪影響を与えないよいうに、なるべく通電や電源の切り替えなどはせずそのままの状態にすることが一番重要です。また、復旧の難易度もあがるので、個人での復旧は控え、データ復旧業者に相談するようにしましょう。
個人での復元はなるべく控える
写真・画像データを復元する方法として個人で復元する方法があります。PCや携帯電話の復元機能を用いたり、外部の復元ソフトをダウンロードすることで個人で復元ができます。
しかし知識や技術がない状態で自己復元をするのは非常に困難です。
また、HDDの復旧は一度きりと言われており、自己復元で復元に失敗するとデータ復旧業者での復旧難易度も高くなります。
個人で復元できる症状には限界があります。なるべく自己復元は控え、異常を感じた際にはデータ復旧業者に相談しましょう。
写真・画像データを復元する方法
削除してしまった写真・画像データが残っていたとしても、以下の方法で復元できる可能性があります。
ゴミ箱から復元する
データを削除してしまった際に、削除したデータがゴミ箱に保存されている場合は、ゴミ箱からデータを復元することができます。
- PCやスマートフォンのゴミ箱を開く
- 復元したいデータを選択する
- 「元に戻す」を選択する
ゴミ箱にデータが保存されている場合には、このように簡単に復元することが可能です。
しかし、ゴミ箱に保存されていた削除してしまったデータを、ゴミ箱から消去してしまうと、データが復元できなくなってしまう可能性が高くなります。データを削除してしまった際にはゴミ箱のデータを削除しないように注意しましょう。
復元ポイントから復元する
復元ポイントとは、機器自体のデータをある時点で記憶し、バックアップする機能です。システムの復元ポイントを利用することによって、その機器の状態を、記憶していた時点の過去の状態に戻すことができます。復元ポイントにバックアップとして記録されていた時点に、削除してしまった写真・画像データが存在している場合には修復することが可能です。
しかし、復元ポイントが設定されていない場合には、過去のデータは保存されていません。また、復元先が重複する場合には上書きされてしまうため、注意が必要になります
データ復元ソフトを使う
個人での削除されたデータの復元には、各種復元ソフトを用いて診断する方法があります。この復元ソフトを用いることで、削除されたデータを復元することが可能です。無料のものから有料のものまであり、個人での復元のほうが身近で手が付けやすいかもしれません。
しかし、復元ソフトを扱うときに、知識や技術がない状態で復元を行うことは、機器やデータに負荷を与える危険性が高いです。場合によっては二度とデータが戻らなくなってしまいます。リスク回避のためにも復元ソフトを利用する際には注意が必要です。
データ復元ソフトの使用後に状態が悪化した場合の対処法はこちら
データ復旧業者に依頼する
写真・画像のデータの復元を個人で行うのは、復元の知識や技術がなければ難しいため、安全にデータの復元をしたい方は、データ復旧業者に依頼しましょう。
注意すべき点として、データ復旧業者をしっかり見極める必要があるということです。業者によっては技術や設備がない業者や、復元作業を外部委託している業者があります。最悪の場合にはデータが二度と復元できない状態になったり、機器からの情報漏洩につながる可能性があります。
業者を選ぶ際には「技術力」と「セキュリティ」に着目すると復元する上で信頼が持てます。また、ホームページなどの数字表記(復旧率〇%、相談件数〇%)などを見てみるのも基準の一つになります。安全にデータを復元するためにも、業者を選ぶ際には注意しましょう。
機器が起動しない、認識しない場合の注意
写真・画像を誤って削除してしまった際に、すでにデータや機器に障害が発生している場合があります。障害が発生している状態で復元作業を行ったり、通電や電源の切り替えを繰り返すと、データや機器自体に負荷がかかってしまうかもしれません。
データや機器自体に負荷がかかってしまう前に、障害について簡単に知り、正しい対処ができるようにしましょう。
論理障害/物理障害
論理障害とは、HDD自体ではなく、HDD内部のデータ構造が破損してしまい、データが読み込めない状態を指します。論理障害は誤操作やデータの消去・初期化・フォーマットなどの「ヒューマンエラー」によって発生します。主な症状として、「ファイルが開けない」、「エラーメッセージが表示される」などがあります。
物理障害とは、HDD自体が外部からの衝撃によって物理的に破損し、正常に起動していない状態を指します。外部からの衝撃とは、「落下衝撃」や「経年劣化」、「電気関係のショート」などです。主な症状として、「カチカチ・カタカタと異音がする」「起動や読み込みが遅くなる」などがあります。機器が物理的に故障しているため、個人での復旧作業は困難です。
どちらの障害であっても、間違った個人復旧や繰り返しの通電によって、機器自体にもデータにも負荷を与えてしまいます。最悪の場合には、データが取り出せなくなったり、2度と復旧ができない状態になってしまいます。発覚した場合には機器はなるべくそのままの状態でデータ復旧業者に相談するようにしましょう。
データ復元ソフトでの復元には限界がある
機器に障害がある場合に、個人でデータ復元ソフトをダウンロードし、データの復元を行う方法があります。復元ソフトを扱う場合は自身で機器に起きている障害を診断し、適切な対処を行う必要があります。
しかし、データ復元ソフトで復元可能なデータは軽度な論理障害の場合に限られます。それ以外の障害に関しては、専門的な知識や技術がなければ復元は難しいです。
そのうえ、個人での復元はとても危険です。データを上書きしてしまったり、完全削除してしまうリスクがあります。最悪の場合、データを取り出せない・二度と復元作業ができなくなるといった状態になってしまいます。
データが必ず取り出したい方、復旧が不安な方は、なるべく復元ソフトでの復元は避け、データ復旧業者に依頼することをおすすめします。
データが必要な場合は、データ復旧の専門業者に相談する
これまでの対処方法は、ごく「軽度の論理障害」しか対応できず、「中高度の論理障害」あるいは「経年劣化を含む物理障害」には対応できませんでした。
上記の対処法を行っても、電源が入らない・起動しない場合、HDDやSSDに重度の障害が起きている可能性が高いです。レッツノートの中に失いたくない大切なデータがあれば、データ復旧の専門業者に相談することを強くおすすめします。
データ復旧業者では、復元ソフトでは対応できない物理障害や、重度の論理障害からのデータ復元・復旧が可能で、データ復旧に失敗するリスクを抑えることができます。またSSD復旧に対応している業者は少ないため、業者を選ぶ際は「技術力」に注力しましょう。
データ復旧業者では、PCに発生している症状を元にエンジニアによる正確な初期診断を行い、故障原因の特定が可能です。
またデジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで、無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
復旧~納品までの流れ
最短当日復旧!まずはご相談ください
当社では、初期診断は最短5分、ご依頼いただいた機器の約8割が48時間以内に復旧完了しています。ご相談・初期診断・お見積りまで無料でご案内しています。
また、過去41万件以上のご相談実績から算出されるデータベースを基に、機器や症状ごとに配置された専門のエンジニアが最先端設備と技術力を駆使して正確な診断と復旧作業を行います。大切なデータ、業務にかかわる重要なデータを復旧させたい場合はご気軽にご相談ください。
対応メーカー例
USBメモリ 復元対応メーカー表
- バッファロー
- Sony
- I-OData
- Toshiba
- トランセンド
- Sandisk
- Siliconpower
- Kingston
- エレコム
- グリーンハウス
- ハギワラソリューションズ
- HI-DISC
- Corsair
- サンワサプライ
- Team
- ADATA
- キオクシア
- プリンストン
- HP
- レキサーメディア
- SUPER TALENT
- PQI
- ESSENCORE
- ADTEC
- ロジテック
- PhotoFast
- Leef Technology
- PNY
- リーダーメディアテクノ
- 磁気研究所
- ADAM elements
- Patriot Memory
- AREA
- Sharkoon
- 三菱ケミカルメディア
- SolidAlliance
- IMATION
- センチュリー
- KINGMAX
- 多摩電子工業
- サムスン
- Apricorn
※その他各種メーカーにも対応しております。現状弊社で対応できないメーカーはございません。お気軽にお問い合わせください。
画像・動画・Excelファイルなど、拡張子がつくものは全て対応しております。
※その他メーカー・ファイルも対応可能です。詳しくはお電話でお問い合わせください。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
営業時間は以下の通りになっております。
土日祝日問わず、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
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