PCや携帯電話、USBやSDなどに保存している写真や画像データを誤って削除してしまった経験はありませんか?
まずご安心ください。削除した時点で完全に消えてしまうわけではありません。適切な方法で対処すればデータを復元できる可能性があります。
しかし、削除後に放置したり、間違った方法で復元を試みたりすると、大切なデータが上書きされ、完全に消失してしまう恐れがあります。正しい復元方法と注意点を知ることが大切です。今回は、写真や画像データを復元する際の注意点と正しい方法を紹介します。
目次
削除した写真や画像は復元できる?
PCや携帯電話、USB/SDといった機器を使っていると、写真や画像のデータを誤って消してしまうことがありますが、削除後もデータは上書きされるまで残っています。
しかし、誤った方法で復元を試みると、データを上書きしてしまったり完全に消去してしまう可能性があります。また「削除後に機器が認識しない」「起動しない」場合、無理に通電したりすると機器やデータに負荷がかかり、最悪、データが二度と取り出せなくなります。
異常を感じた際は早急に正しい対処を行い、データを確実に取り戻したい場合、技術力の高い専門のデータ復旧業者に依頼することを推奨します。
機器別エンジニアによる、無料の初期診断も行っていますので、お気軽にご相談ください。365日24時間体制で電話受付を行っており、今後の対応方法を無料でご案内いたします。
PCで誤って削除した写真や画像を復元する方法
PCで誤って削除した写真や画像を復元する方法は次の通りです。
①ごみ箱から復元する
削除したばかりのファイルは、通常、ごみ箱に一時的に保存されます。ここから簡単に元に戻すことができます。
- デスクトップ上の「ごみ箱」アイコンをダブルクリックして開きます。
- ごみ箱内のリストから復元したい写真や画像を探します。
- 対象の写真や画像を右クリックし、「元に戻す」を選択します。これにより、ファイルが元の保存場所に復元されます。
②ファイル履歴から復元する(Windows)
Windowsのファイル履歴機能を有効にしている場合、削除前の状態に戻すことができます。ただしこれはファイル履歴機能が事前に有効になっていて、定期的にバックアップが行われていることが前提です
- エクスプローラーを開き、復元したいファイルがあったフォルダに移動します。
- フォルダ内の空白部分を右クリックし、「ファイル履歴」を選択します。
- 「ファイル履歴」ウィンドウが開きます。ここで復元したいファイルの以前のバージョンを探します。
- 復元したいファイルを選択し、緑色の復元ボタンをクリックします。
- 「元の場所に復元」を選択すると、ファイルが元のフォルダに戻ります。
③バックアップから復元する
定期的にバックアップを取っている場合、そのバックアップから削除したファイルを復元することができます。
- 外付けハードドライブやクラウドストレージなど、バックアップの保存場所にアクセスします。
- バックアップから復元したい写真や画像を探し出します。
- 対象のファイルを右クリックし、「コピー」を選択します。
- 復元したい場所(元の保存場所など)に移動し、右クリックして「貼り付け」を選択します。
④データ復元ソフトを使用する
ごみ箱やバックアップからも復元できない場合、データ復元ソフトウェアを使用して削除されたファイルを復元できます。
- データ復元ソフトを公式サイトからダウンロードしてインストールします。
- インストールが完了したら、ソフトウェアを起動します。
- 削除された写真や画像があったドライブ(例:Cドライブ、Dドライブなど)を選択し、スキャンを開始します。
- スキャン結果から復元したい写真や画像を選び、「復元」ボタンをクリックします。
- 復元されたファイルを保存する場所を指定し、「OK」をクリックして完了します。
⑤専門のデータ復旧サービスを利用する
データ消失のリスクを最小限に抑え、確実にデータを取り出すためには、自己診断や修復を試みず、速やかに専門家に相談することが重要です。専門家は適切な診断ツールと経験を持っており、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。
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iPhoneで誤って削除した写真や画像を復元する方法
iPhoneで誤って削除した写真や画像を復元する方法は次の通りです。
①「最近削除した項目」から復元する
iPhoneの写真アプリには、最近削除した写真や画像を一時的に保存する機能があります。この機能を利用すれば、誤って削除した写真を簡単に復元することができます。削除後30日以内であれば、この方法が最も簡単で迅速な復元手段となります。
- iPhoneの写真アプリを開く。
- 「アルバム」タブを選択し、「最近削除した項目」をタップする。
- 復元したい写真を選び、画面右下の「復元」をタップする。
- 「写真を復元しますか?」という確認メッセージが表示されたら、「復元」をタップする。
②マイフォトストリームを利用する
マイフォトストリームは、最近の写真を自動的にアップロードして他のデバイスと同期する機能です。この機能を使って、削除してしまった写真を復元できる可能性があります。特にWi-Fiをオフにすることで、削除された写真が他のデバイスに残っている場合があります。
- 削除直後にWi-Fiをオフにする。
- 他のデバイス(iPadやMacなど)で写真アプリを開く。
- マイフォトストリームを確認し、削除した写真が残っているか確認する。
- 残っている写真をデバイスに保存する。
③iCloudフォトライブラリを確認する
iCloudフォトライブラリを使用している場合、iCloud.comにログインすることで削除された写真を確認し、復元することができます。この方法を利用すれば、デバイス間で同期されている写真を簡単に取り戻すことが可能です。
- ブラウザを開き、iCloud.comにアクセスする。
- Apple IDでログインする。
- 「写真」アイコンをクリックしてフォトライブラリを開く。
- 左側のメニューから「最近削除した項目」を選択する。
- 復元したい写真を選び、画面上部の「復元」をクリックする。
④SNSやメッセージアプリを確認する
削除した写真をSNSやメッセージアプリで共有していた場合、そこから写真を取り戻せる可能性があります。共有された写真は、アプリ内に保存されていることが多く、簡単にアクセスできます。
- 使用しているSNSアプリやメッセージアプリを開く。
- 自分のアカウントや会話履歴を確認する。
- 共有した写真を見つけて保存する。
- 保存した写真をiPhoneの写真アプリに戻す。
⑤バックアップから復元する
iTunesやiCloudのバックアップを利用して、写真を含むデバイスの状態を復元することも可能です。この方法を使用することで、バックアップが作成された時点のすべてのデータを取り戻すことができます。
- iPhoneをWi-Fiに接続する。
- 「設定」アプリを開き、「一般」→「リセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択する。
- iPhoneが再起動し、初期設定画面が表示されたら、「Appとデータ」画面で「iCloudバックアップから復元」を選ぶ。
- Apple IDでログインし、使用するバックアップを選択する。
- 復元が完了するまで待つ。
Androidで誤って削除した写真や画像を復元する方法
Androidで誤って削除した写真や画像を復元する方法は次の通りです。
①Googleフォトの「ゴミ箱」から復元
Googleフォトを使用している場合、削除した写真はまず「ゴミ箱」に移動されます。ゴミ箱内の写真は削除後60日間保存され、その間に復元が可能です。この方法を使うと、誤って削除した写真を簡単に取り戻すことができます。
- Googleフォトアプリを開く。
- 「ライブラリ」タブを選択し、「ゴミ箱」をタップ。
- 復元したい写真を選び、右下の「復元」をタップ。
②データ復元ソフトを使用
Googleフォトにバックアップがない場合、データ復元ソフトを利用する方法があります。例えば、「Dr.Fone」や「Recoverit」などのソフトウェアを使用すると、削除された写真を復元できる可能性があります。これらのツールを使用すれば、デバイスの内部ストレージをスキャンして、消去されたデータを探し出すことができます。
- パソコンに「Dr.Fone」をインストール。
- Androidスマホをパソコンに接続。
- Dr.Foneを起動し、「データ復元」機能を選択。
- 復元したいデータの種類(写真)を選択し、スキャンを開始。
- スキャン結果から復元したい写真を選び、「復元」をクリック。
③クラウドストレージの確認
他のクラウドストレージサービス(例: Dropbox, OneDrive)を使用している場合、そこにバックアップが残っている可能性があります。各クラウドストレージサービスのアプリやウェブサイトから写真を確認し、復元を試みてください。クラウドサービスを利用すると、どのデバイスからでもアクセスできるため、非常に便利です。
- 使用しているクラウドストレージアプリを開く。
- アカウントにログインする。
- バックアップされた写真を探す。
- 復元したい写真を選び、デバイスにダウンロードする。
④デバイスの内部ストレージから復元
削除された写真はすぐに完全に消えるわけではなく、デバイスの内部ストレージに残っていることがあります。新しいデータで上書きされない限り、復元が可能です。データ復元ソフトを使用することで、この方法でも写真を取り戻せる可能性があります。
- 信頼できるデータ復元ソフトをダウンロードしてインストール。
- Androidスマホをパソコンに接続。
- ソフトを起動し、デバイスのスキャンを開始。
- 復元可能な写真を選び、「復元」をクリック。
- 復元された写真を確認し、必要な場合は再保存。
⑤データ復元の専門業者に依頼
これらの方法を試しても復元できない場合は、データ復元の専門業者に依頼することも検討できます。専門業者は高度な技術と設備を持っており、デバイスから削除されたデータを復元することが可能です。成功率が高い反面、費用がかかることが多いですが、大切な写真を取り戻すためには有効な手段です。
- 信頼できるデータ復元専門業者を調べて選択。
- 業者に連絡し、相談内容を伝える。
- デバイスを業者に送るか持ち込む。
- 復元作業の完了を待つ。
- 業者からデータを受け取り、確認する。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
営業時間は以下の通りになっております。
土日祝日問わず、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数41万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
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