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Ubuntuで削除したファイルを復元する方法|extundelete・mc・GUIツールの手順を解説

  • Ubuntu上で作業中に誤って大切なファイルを削除してしまった
  • 端末上では「ごみ箱」すら経由せず、即時に消失した
  • 削除直後に「元に戻す」操作が見当たらず焦った

こうしたトラブルは、Linux特有の仕様により多くの場合「完全削除」となっており、時間が経つほど復元の難易度が上がります。

ファイルが消えた直後の操作によっては、データが上書きされ、二度と取り戻せなくなるリスクもあるため注意が必要です。Ubuntu環境におけるデータ消失時には、安易なコマンド操作を避け、正しい手順で復旧を試みることが重要です。

本記事では、Linux環境特有のファイルシステムや消失状況に応じた復旧方法を、専門家の知見をもとに解説します。自力での復旧が難しければ、私たちが24時間365日、無料診断で状況を見極めますので、お気軽にご相談ください。

Ubuntuでファイルが削除される主な原因

Linuxでは、Windowsと異なりファイル削除が即座に反映され、ユーザーによる操作ミスが即データ損失につながることがあります。以下は代表的な削除原因です。

rmコマンドの誤使用

Linuxの「rm」コマンドはファイルやディレクトリを完全に削除する強力なコマンドです。GUIとは異なり、ごみ箱に残らないため、誤って実行すると元に戻すことが困難になります。

自動スクリプトやcronによる削除

定期的に実行されるスクリプトやバックアップ処理のミスにより、意図しない削除が起こることがあります。確認不足のまま運用すると、気づかぬうちに重要データが失われていることも。

誤フォーマット・パーティション操作

ディスクのフォーマットやパーティションの変更操作中に、誤って重要な領域を初期化してしまうケースは少なくありません。特にOSの再インストール時には操作を誤るリスクが高まり、重要なデータが消失する可能性があるため注意が必要です。

このようなトラブルが発生した場合でも、適切な対応を取ることでデータの復旧が可能になることがあります。デジタルデータリカバリーでは、フォーマットやパーティション変更によるデータ消失に対応しており、状況に応じた最適な復旧手法を提案しています。

まずはお気軽にご相談ください。24時間365日体制でご相談を受け付けており、初期診断とお見積りは無料でご提供しています。


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Ubuntuで削除したファイルを復元する方法

ファイルを削除してしまった場合、使用しているファイルシステムや状況に応じて適切な復元ツールを選択する必要があります。以下に主要な対処法を紹介します。

extundeleteを使ってext3/ext4ファイルシステムから復元する

extundeleteは、ext3/ext4形式のファイルシステムで削除されたファイルを復元できる強力なCLIツールです。対象ドライブのアンマウントが必要となるため、操作前にご注意ください。

extundeleteをインストールする

まずはextundeleteをAPTからインストールします。

extundeleteをインストールする
  1. ターミナルを開きます。
  2. sudo apt-get install extundeleteを実行します。
  3. extundelete --versionでインストールを確認します。

対象パーティションを確認してアンマウントする

削除したファイルが含まれるパーティションをアンマウントしてから操作します。

対象パーティションを確認してアンマウントする
  1. df -hTでマウント情報を確認します。
  2. 対象パーティション(例:/home)が判明したら、sudo umount /homeでアンマウント。
  3. 難しい場合はsudo mount -o remount,ro /homeで読み取り専用に変更。

削除ファイルを指定または全体復元する

ファイル名が分かる場合は個別に復元可能です。分からなければ全体復元を行います。

削除ファイルを指定または全体復元する
  1. 個別ファイルを復元:
    sudo extundelete /dev/sdX# --restore-file /home/ユーザー名/ファイル名
  2. 全体を復元:
    sudo extundelete /dev/sdX# --restore-all
  3. 復元結果は「RECOVERED_FILES」フォルダに出力されます。

Midnight Commanderを使ってext2ファイルシステムから復元する

Midnight Commander(mc)は、視覚的にファイル操作が可能なCUIツールで、ext2に限定されますが「Undelete files」機能で復元が可能です。

mcをインストールする

APTパッケージからインストール可能です。

mcをインストールする
  1. ターミナルを開きます。
  2. sudo apt-get install mcでインストール。
  3. mcで起動を確認します。

Undelete機能で復元する

F9キーでメニューを開き、復元機能を利用します。

Undelete機能で復元する
  1. mcを起動してF9キーを押します。
  2. メニューから「ファイル」→「Undelete files」を選択。
  3. 対象デバイスを指定して、削除済みファイルを一覧から選択・コピーします。

サードパーティ製GUIツールで簡単に復元する

Linux初心者やCLI操作に不慣れな方には、GUIツールが有効です。EaseUS Data Recovery WizardやPhotoRecなどが代表例です。

復元ツールを選んでインストールする

用途や環境に応じたツールを選びます。

復元ツールを選んでインストールする
  1. EaseUS、PhotoRec、Scalpelなどの中から選択。
  2. 公式サイトよりLinux版またはISO版を入手。
  3. マウント可能な外部ディスクにツールをインストールします。

操作ガイドに従ってファイルを復元する

ほとんどのGUIツールではウィザード形式で復元が可能です。

操作ガイドに従ってファイルを復元する
  1. ツールを起動し、スキャン対象ディスクを選びます。
  2. 検出されたファイル一覧から復元対象を選択。
  3. 保存先を指定して復元処理を実行します。

手順に従っても復元できなかったり、操作に不安がある場合は、速やかに専門業者へご相談ください。操作を誤ると、完全復旧のチャンスを失う可能性があります。

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よくある質問

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いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。

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電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)

電話番号:0800-333-6302

来社受付:9:30~21:00

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この記事を書いた人


デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。

 

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