テレビに接続して使っていた録画用HDDが、以下のようなトラブルで突然使えなくなるケースが増えています。
- 突然テレビに認識されなくなった
- 「初期化しますか?」と表示され、誤って実行してしまった
- 録画番組がすべて消えてしまった
こうした状況で利用できるのが、録画データに特化した「テレビ録画復旧サービス」です。専用設備を使ってHDD内部からデータを救出する有償サービスですが、通常のファイル復元と異なり、録画データは復旧=再生可能ではない点に注意が必要です。テレビ録画は暗号化されており、復旧できても再生には同一機種が必要になるなど、いくつかの制約があります。
本記事では、テレビ録画データの復旧にあたって依頼前に必ず知っておきたい注意点と、信頼できる業者の選び方をわかりやすく解説します。
当社では、録画HDDの状態に応じて最適な復旧可否を無料で診断しています。お困りの方は、まずはお気軽にご相談ください。
目次
テレビ録画の復旧サービスの特徴
テレビ録画復旧サービスとは、録画用のHDD/SSDやレコーダー内蔵HDDのデータを物理的に取り出す専門サービスです。メーカー系とデータ復旧専門業者の2種類があります。
対象機器と主な提供元
テレビ録画復旧サービスの対象は、テレビやレコーダーに接続して使用していた外付けHDD/SSDや、レコーダー内蔵HDDです。主な提供元は以下のとおりです。
メーカー系では、バッファローの「テレビ録画復旧サービス」や、アイ・オー・データの「録画データ救済サービス」などがあります。また、データ復旧専門業者も「テレビ録画用HDD対応」や「HDDレコーダー対応」と明記してサービスを提供しています。
復旧できる内容と法的制限
録画データの救出は技術的には可能でも、再生できるとは限りません。地デジやBS放送の録画データには著作権保護がかかっており、復旧したデータを別の機器で再生することは法律上できません。
メーカーや業者も「データの救出・複製までは可能だが、保護を外して視聴可能にすることはできない」と公式に案内しています。このため、復旧の目的は「再生」ではなく「データの保全」として捉えることが重要です。
依頼を検討すべきタイミング
以下のような症状がある場合は、自力での対処を避け、早めに復旧サービスの利用を検討しましょう。
- HDDから異音がする、または通電しない
- テレビやレコーダーで「認識できません」「フォーマットしてください」と表示される
- 落下や停電後から動作がおかしい
- 誤って初期化・削除してしまった
無理に再接続や通電を繰り返すと、内部データが上書きされて復旧可能性が下がるおそれがあります。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
HDDやパソコンの不調が起きたとき、多くの方がネットで対処法を調べて自己流での対応を試みます。気持ちはよくわかりますが、その行動が取り返しのつかないデータ損失につながるケースが非常に多いのです。
- 誤って初期化してしまい、録画や写真データが完全消失
- 復旧ソフトを使ってファイル構造を上書きしてしまった
- コマンド操作やBIOS設定を誤り、HDDが認識されなくなった
これらの操作は、一見「うまくいきそう」に見えても、目に見えない深刻な損傷を招いてしまうことがあります。本来なら救出可能だった大切なデータも、自力対応により完全に消えてしまうリスクがあるのです。
焦って行動する前に、まずは現在の状態を正確に把握することが最優先です。特にデータの重要性が高い場合、専門家による初期診断を受けたうえで、安全な復旧方法を選ぶことが、後悔しない唯一の手段です。
デジタルデータリカバリーでは、次のような体制で安心してご相談いただけます。
- 相談実績50万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(内、完全復旧52.0%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2025年9月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
録画用HDDの復旧方法(目的別)
録画用HDDの扱い方は、「録画を残したい」か「再利用したい」かで手順が異なります。それぞれの目的に合わせて対応を分けましょう。
録画は不要でHDDを再利用したい場合
録画内容をあきらめ、HDDを再び使えるようにしたい場合は、以下の手順で初期化を行います。
- テレビの設定メニューから「外付けHDDの初期化」または「再登録」を実行します。
- 録画リストはすべて削除されますが、HDDを再び録画用として使用できます。
- PCで使いたい場合は、USB接続して「ディスクの管理」でNTFSなどにフォーマットし直します。
- 再利用後もエラーが続く場合は、HDD自体が劣化している可能性があります。
録画データを残したい場合
録画データが重要な場合は、できるだけHDDに負荷をかけず、次の範囲内で確認を止めてください。
- テレビでのフォーマット要求は無視し、通電を最小限にします。
- PCに接続してディスクが認識されるか「確認のみ」を行います。
chkdskやフォーマット、長時間スキャンは行わないでください。- 録画データは暗号化されているため、一般的な復旧ソフトでは再生可能な状態には戻りません。
- 重要なデータが含まれている場合は、すぐに専門業者へ相談します。
専門業者・メーカーサービスに依頼すべきケース
以下の症状がある場合は、自力復旧を中止して専門サービスに相談するのが安全です。
- HDDから異音がする、通電しない。
- フォーマット要求が出るが録画を残したい。
- テレビ・レコーダーで認識しない、録画リストが消えている。
- 録画データの重要度が高く、失いたくない。
メーカー純正サービス(バッファロー「テレビ録画復旧サービス」、アイ・オー・データ「録画データ救済サービス」など)は、製品仕様を把握した上で安全に対応してくれます。録画データ救出後も、著作権保護のため別機器で再生できない点には注意が必要です。
今後のトラブルを防ぐための予防策
録画データを守るには、日常的なバックアップと機器のメンテナンスが重要です。
- 大切な番組はブルーレイやSeeQVault対応HDD、RECBOXなどにダビング・ムーブしておく。
- 録画エラーや異音が増えたら、早めに新しいHDDへ移行する。
- HDDは数年で劣化する「消耗品」と考え、定期的に交換する。
- テレビやレコーダーのファームウェアを更新しておく。
録画HDDが認識しない・フォーマットを求められる場合、通電やフォーマットを繰り返すと復旧率が大幅に下がるおそれがあります。デジタルデータリカバリーでは、録画用HDDやレコーダーの復旧に多数の実績を持ち、無料の初期診断と24時間365日対応を行っています。
テレビ録画データ復旧を依頼するときのポイント
録画データ復旧を依頼する際は、サービスの対応範囲や費用体系をよく確認しておくことが重要です。
テレビ録画・レコーダー対応を明記しているか
対応メディアに「テレビ録画用HDD」「HDDレコーダー」が含まれている業者を選びましょう。著作権保護やメーカー仕様を理解したうえで、最適な処理を提案してもらえます。
メーカー純正サービスか専門業者かを見極める
メーカー(バッファロー、アイ・オー・データなど)が提供する純正サービスは、自社製HDD向けに最適化されており、保証の範囲内で安全に対応してもらえます。一方、データ復旧専門業者は複数メーカーに対応しており、より高度な障害にも対応可能です。
録画以外のデータもある場合の対応確認
録画用HDDに動画や写真など、テレビ録画以外のデータを保存していた場合、それらは復旧後にPCで利用できることがあります。依頼時にその点を伝えておくと、より適切な提案を受けられます。
もしご自身での対応に不安がある場合は、専門スタッフが24時間365日無料で診断を行っています。まずはお気軽にご相談ください。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する

自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み

デジタルデータリカバリーは「データ復旧専門業者17年連続データ復旧国内売上No.1」(※1)の実績を持つデータ復旧業者です。
データ復旧の技術力として、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)を誇っています。
他社で「復旧不可能」と判断された機器を、当社が復旧に成功した事例は数えきれません。実際に、他社対応後のご相談だけでも7,300件を超えています。
これこそが“データ復旧の最後の砦”と呼ばれる理由です。どんな状態でも、諦める前にまずはご相談ください。最善を尽くしてデータを取り戻します。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと。第三者機関によるデータ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2020年)
※2:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。









































