HDDが故障してしまい、大切なデータを取り戻したいと考えたとき、多くの方が気になるのは「費用」です。データ復旧の費用は、故障の状況や作業内容によって大きく異なります。ここでは、一般的な相場や価格差が生じる理由について詳しく説明します。
目次
HDDデータ復旧の費用相場
HDDが故障した際にデータ復旧を検討すると、「費用はどれくらいかかるのか」が最も気になるポイントのひとつです。しかし実際には、HDDの障害内容を正確に診断しなければ、具体的な費用を確定するのは非常に難しいのが現実です。
よく見られる「◯万円〜」といった事前の費用提示だけを信じて依頼を進めると、追加作業や想定外の障害によって、後から費用が大きく上乗せされてしまうケースも少なくありません。特に物理障害が疑われる場合や重要なデータの復旧を希望する場合には、見た目では判断できない作業工程が必要になることもあります。
そのため、HDDのデータ復旧は、まず信頼できる専門業者による精密な診断を受けることが重要です。私たちデジタルデータリカバリーでは、初期診断を無料で実施しており、状況を正確に把握した上で、最適な復旧方法と費用をわかりやすくご案内しています。実績ある業者による診断から始めることで、無駄なコストやトラブルを未然に防ぐことができます。
なぜ事前の見積もりが重要なのか?
データ復旧の費用は、障害状況や業者のサービス内容により異なるため、複数の業者に見積もりを依頼し、比較することで適切な業者を選ぶことができます。
- 料金が明確であるかを確認:追加料金の有無や診断料がかかるかどうかを事前にチェックしましょう。
- 技術力や対応スピードの比較:特に物理障害の場合、技術力の差が成功率に影響するため、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
特に、データ復旧の成功率を上げるためには、トラブルが発生したら迅速に行動することが大切です。以下のような症状がある場合は、早めに専門業者へ相談してください。
- HDDから異音がする(カチカチ、ブーンなど)
- パソコンがHDDを認識しない
- 重要なデータが見えなくなった、開けなくなった
適切な業者選びのポイント
データ復旧業者を選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。
- 無料診断サービスがあるか
- 成功報酬型の料金体系か
- クリーンルームを完備しているか
- 過去の復旧実績が豊富か
- 口コミや評判が良いか
- 24時間365日対応か
特に、初期診断が無料で行える業者を選ぶと、事前に費用や対応内容を把握できるため安心です。また、他社で復旧できなかったケースにも対応可能な実績を持つ業者を選ぶと成功率が高まります。
データ復旧で最も重要なのは「正確な診断」

HDDが故障した際、最も重要なのは「正確な原因診断」です。誤診や不適切な対応はデータ消失を招く恐れがあり、特に物理的な故障では復旧のチャンスは一度きりです。実績豊富な専門業者に依頼することが、データを守る鍵となります。
デジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1を達成しているデータ復旧専門業者です。これまでに46万件以上の相談(期間:2011年1月以降)と15,000件以上の障害対応の実績があり、最新設備のクリーンルームや高精度の診断機器を使って、一部復旧を含む復旧件数の割合91.5%の技術力(*)を実現しています。
初期診断無料、24時間365日対応。「異常を感じたら即相談」がデータ保護の第一歩です。お悩みの際は、お気軽にご相談ください。
* 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
データ復旧費用に大きな価格差が出る理由
データ復旧の費用は、依頼する業者や障害の状況によって大きく異なります。同じような症状に見えても、内部で起きているトラブルの種類や深刻度によって必要な作業内容が大きく変わるためです。
- 障害の種類と程度
- 記憶媒体の種類
- 復旧対象データの容量
- 業者の技術力とサービス内容
- 追加料金の有無
障害の種類と程度
論理障害(誤削除やフォーマットミスなど)はソフトウェア上の対応で済むケースが多い一方、物理障害(HDDのヘッド故障や基板損傷など)は専用設備での作業が必要となり、技術的な難易度が大きく異なります。
記憶媒体の種類
HDDやSSD、USBメモリ、SDカードなど、復旧対象の記憶媒体によって構造や処理方法が異なり、必要な技術や設備も変わるため、費用に差が出ます。特にSSDは制御チップの違いなどで高い専門性が求められます。
復旧対象データの容量
データ量が多ければ多いほど、復旧にかかる時間やリソースも増加します。少量のデータであれば比較的短時間で済むこともありますが、大量の業務データや動画などは、対応にも手間がかかる傾向があります。
業者の技術力とサービス内容
業者ごとの技術水準やサポート体制によっても費用が異なります。迅速対応や成功報酬型、専門エンジニアによる対応など、付加価値のあるサービスを提供している業者では、その分コストに反映されることがあります。
追加料金の有無
初期診断や部品交換、特急対応などで追加料金が発生するかどうかは業者によって異なります。事前に見積もりが明確でない業者では、後から予期せぬ費用がかかるケースもあるため注意が必要です。
私たちデジタルデータリカバリーでは、初期相談と診断は完全無料でご案内しています。費用や対応内容に不安がある場合でも、安心してご相談ください。
データ容量別の復旧費用の違い
データ復旧費用は、障害の深刻度だけでなく、対象データの容量によっても変動します。特に企業データや動画・画像など、容量が大きいほど復旧作業も複雑かつ長時間になりやすく、それに伴って費用も増加する傾向があります。
数GB程度のデータ
軽度な論理障害で、かつデータ容量が少ない場合は比較的スムーズに復旧できることもあります。ただし、容量が少なくても物理的な故障がある場合や、大切なデータの場合は専門業者に相談することが推奨されます。
数十GBのデータ
動画ファイルや画像データなど、容量が大きい場合は読み取りに時間がかかることがあります。復旧ソフトでは対応できないケースも多く、専門的な技術を持つ業者への依頼が必要になることが一般的です。
数百GBのデータ
このレベルになると、高度な復旧技術や専用設備が必要になることが多く、一般家庭よりも業務用途の復旧で見られるケースです。大量のデータを安全に取り出すためには、専門的な知識が不可欠です。
TB(テラバイト)クラスの大容量データ
TB単位の復旧は非常に難易度が高く、復旧にかかる工程やリスクも大きくなります。このようなケースでは、データの重要性も高いことが多いため、豊富な実績を持つ業者への相談が不可欠です。
なお、当社ではデータ容量に応じた最適な復旧プランをご提案しています。
なぜ業者によって費用が異なるのか?
データ復旧費用が業者によって異なる理由は、大きく分けて以下の二つです。
研究開発と設備の充実度
研究開発に積極的な大手データ復旧業者は、高い技術力と充実した設備で高確率なデータ復旧を実現します。これにより費用が高額になる傾向がありますが、経験豊富な技術者が多数在籍しているため、複雑な問題にも対応可能です。一方、技術力が低い業者は料金を抑えている場合がありますが、復旧の成功率も低くなる傾向があることに注意しておきましょう。
技術力と成功率の差
安価な料金を提示する業者もありますが、技術力や成功率に差がある場合があります。低料金の業者は、高度な設備や熟練したエンジニアを持たないことが多く、データ復旧の成功率が低くなるリスクがあります。また、不適切な処理によりデータが完全に失われる危険性もあります。
初めてのデータ復旧業者はどうやって選べばいい?
一口に「データ復旧業者」といってもその実態はさまざまで、中には営業を行うだけで復旧作業は外注している業者も多数存在します。初めて利用する方が業者の実態を見極めるのは非常に難しいと思います。
データ復旧業者を選ぶときの最大のポイントは、技術力の高さです。
データ復旧業者を選ぶ際は、まず技術力のある業者に対応を依頼することが重要です。もし技術力に乏しい業者に依頼すると、作業に失敗しやすく、その後、他社様に対応を依頼しても、データ復旧の難易度が上がってしまう恐れがあります。もし絶対に取り戻したい大切なデータがあれば、確かな技術力を持つ業者に依頼すべきでしょう。
そこで、技術力が高く、信頼して任せられるデータ復旧業者を見つけるための5つの重要ポイントを厳選してお伝えします。
初めてのデータ復旧業者を選ぶ5つのポイント
「大事なデータが入ったHDDが突然認識しなくなった!」「仕事用のパソコンがいきなり故障した!」
そんなとき、頼れるのがデータ復旧業者です。しかし、初めてデータ復旧業者に依頼するとなると、どこに依頼したらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで、全国100社以上あるといわれる業者の中で技術力が高く、信頼できる業者を選ぶ5つのポイントを解説します。おさえておくべきポイントは次の5つです。
データ復旧は手術と同様、何度もできるものではありません。失敗してもやり直しがきくものではなく、繰り返すたびに復旧率が下がっていくので、最初の対応が復旧率を握るカギとなります。
その他、自治体や政府機関・警察などからの表彰歴・感謝状の受賞歴も、実績を確認する上で重要な指標となります。それでは専門会社を選ぶ基準を見ていきましょう。
対応実績が豊富であるか
データ復旧の専門業者に依頼する際は、対応実績が豊富であるかを確認しましょう。古い型や最新の機種は復旧難易度が高いため、対応できない業者もありますが、技術力の高い業者だと、対応している機器やメーカー、障害の種類や難度に関係なく対応しています。
まずは公式ホームページで、それぞれの対応範囲の広さを認識しておくべきでしょう。
とくに業者選びの際には、実績などを具体的な数値で明確に示している「技術力のある会社」に依頼することが最適解となってきます。
復旧実績や復旧率が数字で明記されているか
復旧実績や復旧率は、多くの場合、公式Webサイトで確認できます。特に実績が誰が見ても客観的に判断できる「数字」で明記されている企業は、信頼性が高いと言えます。
データ復元業者の中には、明確な根拠数字を記載していないケースもあります。そのような業者は技術力を有していない可能性があるため、信頼できる業者とは言い難いです。
「国内最高レベル」など、曖昧な言葉のみで具体的な復旧実績について公開していない業者もあるため、過去の実績についてしっかり確認するようにしましょう。
設備が充実しているか
HDDでは物理障害が発生していると、クリーンルームで部品の交換を行う必要があります。クリーンルームとは、空気の清浄度が非常に高い施設で、最も清浄度の高い「クラス100」は、無菌手術室と同等レベルの設備です。
HDDには少しのチリやほこりが記録面に付着するだけで、データが破損してしまう恐れがあるため、出来るだけ清浄な空間で作業する必要があるのです。
しかし、多くのデータ復旧業者では、簡単な設備(ボックスサイズのクリーンベンチ)しか装備していないか、他社様に外注していることも多く、行える作業も限られます。
また部品交換は、たとえ同じメーカー・型番の部品を用いても、 複合する条件が全て揃わないと適合せず、動作しないケースがあります。よって、クリーンルームとドナー部品を取り揃えていることは、復元業者の技術力を推しはかる上で必須の条件と言えます。
設備規模などが不透明な業者であれば、依頼前に設備について質問したり見学できるか確認してみるとよいでしょう。
初期診断は無料か・部品代などの追加料金はかからないか
データ復元業者の中には、調査費と称して初期診断の段階で数万単位の費用を請求する業者や、復旧作業費以外にも部品代や機器の解体費用を請求する業者もあります。
しかし、初期診断で見てもらわないとそもそもデータ復旧に対応してもらえるかどうかわからないので、事前作業費だけ発生して、復旧作業すら引き受けてもらえないということもあります。無料で対応してもらえる範囲や追加料金の有無については依頼前に確認するようにしましょう。
料金について調べると「完全成果報酬制(復旧できなければ無料)」や「定額料金制」という業者も見つかります。これらは初めて依頼する方にとって安心材料のように思えますが、実際には技術力が低い業者がリスクを避けるために完全成果報酬制などのシステムを採用していることもあります。難易度の高い復旧はそもそも引き受けてもらえなかったり、高額な追加料金を請求されることがあるようなので、注意しましょう。
セキュリティに優れているか
業者を選ぶ際には、セキュリティ対策が徹底されているかも重要です。社外秘データなどを復旧しなければいけない場合、各専門業者のセキュリティ対策を確認しましょう。
判断材料で有効なのが、「ISO27001」「Pマーク」といった規格です。ISOは世界基準のセキュリティ認定であり、「ISO27001」を取得している企業は、情報漏えい対策が万全であるといえます。
上記の規格を取得している業者であればHP等で公開しているはずなので、相談前にチェックしてみましょう。
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2%」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。