ソニー製のブルーレイプレーヤーやレコーダーで、次のような症状に心当たりはありませんか？
- 特定のブルーレイディスクだけが再生できない
- 市販の映画ディスクは映るが、録画したディスクが読み込まれない
- ディスクを入れても「再生できません」と表示される
こうした現象が起きた場合、ブルーレイディスク自体に問題があるケースと、プレーヤー側の読み取り機能に異常があるケースの2つが考えられます。どちらか一方だけでなく、双方に原因が潜んでいることも少なくありません。
誤った対処を行うと、正常なディスクまで再生できなくなる恐れがあり、プレーヤー自体の劣化を早める可能性もあります。
本記事では、こうした「特定ディスクが再生できない問題」について、よくある原因を整理し、状況ごとに適した対処法を丁寧に解説します。
ご自身で解決が難しいと感じたら、まずは無料で状況をチェックしてみませんか？初期診断は24時間365日受付中。安心してご相談いただけます。
目次
特定のブルーレイディスクが再生できない原因
ディスクやプレーヤーの状態、ファームウェアのバージョンなど、さまざまな要因が再生トラブルに関与しています。以下に代表的な原因を整理しました。
ディスクの汚れや傷
ブルーレイディスクは非常に繊細で、表面に小さな汚れや指紋があるだけで再生できなくなることがあります。中心から外側に向けて拭くことで読み取り精度が向上します。
ディスク自体の不良
特定のディスクのみで再生不良が起きる場合、ディスク側の製造不良や劣化が考えられます。他機器でも再生できない場合は、販売元への問い合わせを検討してください。
対応していないディスク形式・リージョンコード
ソニー製でも、対応していないBD規格（BD-RE XLなど）やリージョンコードが一致しないディスクは再生できません。必ず仕様を確認しましょう。
録画ディスクの劣化や記録不良
録画用ディスクは保存状態や機器による記録方式により、経年劣化しやすく再生トラブルが起きやすい傾向があります。
プレーヤー本体の不具合
特定のブルーレイディスクが再生できない場合、プレーヤー本体の不具合が原因であることがあります。中でもよくあるのが、ファームウェアのバージョンが古いために新しいディスクとの互換性がなく、正常に再生できないケースです。最新のコピーガードや規格に対応していないと、ディスクが読み込まれずエラーが表示されることがあります。
また、内部のピックアップレンズに汚れがある場合や、長年の使用による部品の劣化、読み取り機構の故障なども、特定のディスクが読み取れない原因になります。再生できないディスクにキズがないにもかかわらず他のプレーヤーでは問題なく再生できる場合は、機器側の不具合が疑われます。
このような場合に無理に再生を繰り返すと、ディスクや機器の状態が悪化する恐れがあります。大切な映像データを安全に取り出すためにも、早めに専門業者へ相談することが重要です。当社では、再生不良のレコーダー復旧に対応した無料の初期診断を24時間365日体制で実施しています。お気軽にご相談ください。
再生できないときの対処法
以下の手順を順に試すことで、ほとんどの再生トラブルは改善が期待できます。操作は慎重に行ってください。
他のディスクで再生可能か確認する
プレーヤーの故障かディスクの問題かを切り分けます。レコーダーの方に原因があった場合個人での修復は困難です。専門業者に相談することをおすすめします。
- 別の市販ブルーレイディスクを挿入し、正常に再生できるか確認。
- 他のディスクも読み込めない場合は、プレーヤーの不具合が疑われます。
ディスクの汚れを丁寧に拭き取る
手の油やホコリは再生不能の原因になります。
- 柔らかいメガネ拭きなどで、中心から外側に向かって直線的に拭きます。
- 円を描くような拭き方や研磨剤入りの布は使用しないでください。
別の機器で再生できるか確認する
他のプレーヤーやPCで再生できる場合、プレーヤー側に問題があります。
- パソコンや他社製ブルーレイプレーヤーにディスクを挿入。
- 再生できる場合はソニー機器側に問題があります。
- 他の機器でも再生できない場合は、ディスクに問題がある可能性が高いです。
本体をリセットする手順
一時的な動作不良やメモリ不具合を解消します。
- リモコンまたは本体の「電源」ボタンを10秒以上長押しします。
- 機種によっては「RESET」ボタンを爪楊枝などで押すタイプもあります。
- 再起動後、ディスクを再挿入して動作を確認します。
ソフトウェア（ファームウェア）を更新する
一部のディスクは、最新のファームウェアでないと再生できません。
- Wi-FiまたはLANケーブルでインターネットに接続します。
- 「設定」メニューから「ソフトウェア更新」を選び、更新を実行。
- インターネットに接続できない場合は、USBメモリを使ってアップデートも可能です（公式サイト参照）。
対応ディスクと仕様を再確認する
再生できないディスクが仕様外でないかを確認します。
- 製品の取扱説明書または公式サイトで、対応ディスク形式やリージョンコードを確認。
- BD-R XLやリージョンB/Cのディスクは、多くの国内機器では非対応です。
また、個人撮影した映像や大切なデータが記録されたブルーレイが再生できない場合、自力での読み取りを繰り返すとディスク状態が悪化する恐れもあります。データ復旧が必要な場合は、専門業者への相談を検討してください。
当社では、DVDやBlu-rayディスクの復旧にも対応しており、破損や劣化したメディアからの高精度なデータ抽出を実施しています。まずはお気軽にご相談ください。
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難なレコーダーの復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々のレコーダーの復旧に成功してきました。レコーダーの復旧事例が多いのには、理由があります。
他社で復旧不可とされたケースでも成功する理由
デジタルデータリカバリーが他社で復旧不可とされたブルーレイレコーダーの復旧に成功する理由は、長年にわたる経験に裏打ちされた高い技術力と幅広い対応範囲にあります。
復旧の取り組みは、事前の研究と徹底した検証を経て構築されています。特に、レコーダーに施されたメーカー独自の暗号化技術や、機種ごとに異なるデータ保存形式を正確に見極め、最適な復旧手段を講じています。
具体的な成功事例：SONY製レコーダー「BDZ-A950」
（弊社論理エンジニアの新名晴貴氏〈写真左〉はHDDレコーダーのデータ復旧システムを開発し、多くのデータを復旧してきました。また、金泰賢氏〈写真右〉はファームウェアの修復や完全な環境復旧など、難易度の高いケースを扱っています）
具体的な成功事例として、SONY製ブルーレイレコーダー「BDZ-A950」の復旧成功ケースがあります。この機器は、以下の理由で他社が復旧を断念した非常に困難なケースでした。
- HDDの交換に伴い、ファームウェア（制御部品）が変更されていた
- 内部の記録方式が複雑で、既存の復旧手法が通用しなかった
デジタルデータリカバリーでは、古いHDDに保存されていた情報を解析し、復旧に必要なデータを再構築。その結果、メーカーや他社で復旧が不可能とされた機器でも、データ復旧に成功しました。
「不可能を可能に」する理由
この成功事例は、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます：
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業（専用クリーンルーム完備）
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
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よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
