HDDが故障したときの対処法｜修理とデータ復旧の違いを解説

突然パソコンや外付けHDDが動かなくなり、「もしかしてHDDが故障した？」と不安を感じていませんか？

HDD故障は一見するとパソコンの不具合のように見えても、内部でヘッドやプラッタが損傷しているなど、深刻な物理障害が発生しているケースもあります。誤った対処を行うと、状態が悪化してデータが完全に失われてしまうリスクがあります。

本記事では、HDD故障時にまず確認すべきポイント、正しい対処法、そして「修理」と「データ復旧」の決定的な違いについて、専門家の視点から分かりやすく解説します。

こうした状況の中で、対応に迷う方や安全に進めたい方も多いはずです。
次のどれか一つでも当てはまる方は、一度専門家に相談することをおすすめします。

• 大切なデータを失いたくないと感じている
• 自分だけの判断で進めるのが不安に感じる
• どこから手をつければよいか迷っている
• 安全に進めたい、確実に状況を知りたい

当社では、24時間365日、初期診断とご相談を無料で承っています。不安を感じた時点でお気軽にご連絡ください。

HDD故障の原因

HDDは精密な構造を持つ記憶装置であり、さまざまな原因により故障が発生します。
一見同じような症状に見えても、背後にあるトラブルの種類によって対応が大きく異なるため、正しい原因の把握が重要です。

使用年数による自然劣化

HDDには寿命があり、年数や通電時間の経過によって磁気記録面が劣化したり、モーターなどの可動部が摩耗したりします。エラーが増える、起動時に時間がかかるといった症状が初期段階で現れることもあります。使用年数が3年以上経過している場合は、内部劣化を疑うべきタイミングです。

落下や衝撃による機械破損

外付けHDDを落としたり、持ち運び中に衝撃が加わると、内部のヘッドやプラッタが損傷する危険があります。HDDは通電中に動作する繊細な機械部品を含むため、わずかな衝撃でもヘッドがディスク面を傷つけ、読み込み不能になることがあります。落下後の異音や認識不良は特に要注意です。

ファイル構造の損傷・破損

突然のシャットダウン、適切でない取り外し操作、ソフトウェアの不具合などにより、HDD内のファイル構造やインデックス情報が壊れることがあります。この状態ではOSはHDDを認識してもファイルが表示されず、「フォーマットする必要があります」と表示されることもあります。

通電・接続環境のトラブル

HDD自体には問題がなくても、USBやSATAケーブルの断線、ポートの不具合、電源不足などが原因で「認識しない」症状が出ることがあります。特にUSB接続型HDDでは、安定した電力供給が確保されていないと、正常にマウントされないケースが頻発します。接続環境の見直しで改善する例もあります。

内部構造の物理障害

HDD内部の磁気ヘッドの損傷、プラッタ表面の傷、モーターの故障、制御基板の焼損など、部品単位の物理障害は最も重篤な故障原因です。通電すると異音がする、まったく認識されない、BIOSにも表示されないなどの症状はこの段階の可能性が高く、無理な通電を続けると障害が拡大し復旧不能になるリスクが高まります。

こうしたケースでは自力での復旧は困難で、専門業者の対応が必要不可欠です。

当社では、こうした物理障害にも対応可能なクリーンルームを完備し、精密な作業によるデータ救出を行っています。 ご不安な場合は、相談から初期診断まで24時間365日無料で承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

HDDが故障したときの正しい対処法　修理とデータ復旧の違い

ここでは、HDDが故障した際に取るべき正しい対処法と、「修理」と「データ復旧」の違いについて解説します。 ここから紹介する対処法には、通電を続ける・再起動を繰り返す・自己判断で分解するといった、誤った対処によってデータを失ってしまう危険が高まる行動が含まれます。特に、HDD故障は物理障害が隠れていることも多く、安易な操作が状態を悪化させてしまうケースが後を絶ちません。

「失いたくないデータがある」「少しでも不安がある」という方は、自己判断で作業を続けないことが重要です。HDD内部でヘッド接触やモータートラブルが起きている場合、外から見るだけでは安全かどうか判断できず、通電を続けるだけで障害が深刻化することもあります。

当社では、24時間365日、初期診断とご相談を無料で受け付けています。
HDDトラブルが疑われる際は、状態が悪化する前に一度ご相談ください。

HDDを修理して再利用する

HDDを再び使える状態にしたい場合は、「修理」や「交換」が選択肢となります。ただし、これはデータの保護を目的とするものではないため、保存データが不要な場合にのみ有効です。 修理では初期化やHDD交換が行われるため、元のデータは消去されるのが一般的です。

メーカー修理やPC修理店での対応は機器の動作回復が中心で、データを守る目的には対応していないケースが多いため注意が必要です。

データ復旧専門業者に相談する

HDD内のデータを取り戻したい場合は、「修理」ではなく「データ復旧」を選ぶことが絶対条件です。 復旧作業は、障害の程度に応じて論理障害から物理障害まで対応が異なりますが、専門の設備・技術が不可欠です。

通電や自己流の操作で状態が悪化すると、復旧率が下がるリスクがあります。 異音がする、認識しない、フォーマットを求められるといった症状がある場合は、何もせず専門業者にご相談ください。

専門業者に相談する

HDDに保存されていたデータが仕事や研究、家族写真など「失いたくないものである」場合は、修理ではなくデータ復旧が最適解です。 自力での誤操作や通電を繰り返すと、復旧可能だったデータまで失う可能性があるため、早めの判断が重要です。

当社「デジタルデータリカバリー」では、これまでに50万件以上の相談実績（※1）を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合92.6%（※2）という高い成果を上げています。 相談・初期診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。

※1　期間：2011年1月以降
※2　2025年9月実績。一部復旧：完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧：復旧希望データを100％復旧できた場合

なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか

デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。

業界トップクラスの実績

私たちデジタルデータリカバリーは、17年連続で国内売上No.1（※1）。累計50万件以上（※2）の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。

「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。

最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。

その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は92.6%（※3）と、業界でも高水準の成果を出し続けています。

国内最高峰の復旧設備

復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます：

• 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
• 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
• 精密な環境での復旧作業（専用クリーンルーム完備）

これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。

「他社で復旧できなかった機器のご相談件数8,000件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。

※1：データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを提供し、その売上が総売上の50％以上を占める企業のこと ※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく（算出期間：2007年～2023年）
※2：期間：2011年1月1日～
※3：2025年9月実績。一部復旧：完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧：復旧希望データを100％復旧できた場合。