- Finder上にHDDが表示されない
- ディスクユーティリティでも認識されない
- HDDのランプは点灯しているが操作できない
Macで外付けHDDが突然マウントできなくなった場合、内部で障害が起きている可能性があります。むやみに接続や操作を繰り返すと、データ消失を招くおそれもあるため注意が必要です。この記事では、主な原因と安全な対処法を解説します。
自力対応が不安な方は、24時間365日対応の無料診断をご利用ください。専門技術者が状況に合わせた復旧方法を提案します。
目次
Macで外付けHDDがマウントされない原因
Macで外付けHDDがマウントされない理由はさまざまです。以下に代表的な原因をまとめます。
接続不良・電力不足
HDDがマウントできない原因のひとつに、USB接続の不具合があります。
ポートやケーブルの断線、ハブ経由での電力不足などにより、HDDが正しく認識されないことがあります。特に2.5インチHDDは電力不足の影響を受けやすく、3.5インチHDDではACアダプターや電源スイッチの確認も必要です。
接続不良のまま無理に再接続を繰り返すと、HDD自体を損傷するおそれがあります。
Finderやディスクユーティリティの設定不備
macOSでは、Finder上に外部ディスクを表示するかどうかを設定できるため、設定次第では正しく接続されていても表示されない場合があります。また、ディスクユーティリティ上で「マウント解除」状態になっているだけというケースも存在します。
この場合、ユーザーの設定によって「認識されていない」と誤解しがちで、ディスク自体に問題がないにも関わらず、不要な操作をしてしまうことがあります。
ファイルシステムエラー
macOSが読み込めない形式(NTFSなど)でフォーマットされている、またはファイルシステムにエラーが発生している場合、HDDがマウントされないことがあります。
ディスクユーティリティでグレーアウト表示されたり、「マウントに失敗しました」や「-69845」などのエラーコードが表示される場合は要注意です。
無理にマウントを繰り返すと、論理障害が悪化し、復旧可能性が下がるリスクがあります。早急な対応が求められる状態です。
MacとHDD間の互換性の問題
HDDがWindows向けのNTFSフォーマットで初期化されている場合、Macが標準で書き込みをサポートしないため、マウントエラーが発生することがあります。
古いドライバーやmacOSの不具合
HDDが認識されない原因には、macOSとドライバーの互換性の問題が含まれます。OSのバージョンが古い場合や、最新のHDD用ドライバーがインストールされていないと問題が発生します。
HDDの物理的な障害
HDD自体に物理的な損傷がある場合、マウントが不可能になることがあります。この場合、自力での復旧は困難で、専門業者への依頼を推奨します。
特に、HDDの場合は、ディスク内部のプラッタ(データが保存されている円盤)が物理的に損傷すると、ヘッドクラッシュと呼ばれる現象が発生し、データが読み取れなくなることが多いです。
こうした物理障害が疑われる場合、すぐにデータ復旧業者に相談することが重要です。データ復旧業者は、以下のような対応を行います。
- クリーンルームと呼ばれる特殊な環境での作業
- 損傷したHDDやSSDを分解し、損傷箇所を特定
- 専用の機器や高度な技術を駆使してデータを救出
弊社では安心してサービスを利用できるよう初期診断を無料で提供するなど、サポート体制を整えており、電話受付も365日24時間対応しているため、いつでも困ったときにご連絡いただけます。データトラブルにお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
「外付けHDDがマウントできなくてデータが見れない」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
外付けHDDがマウントできずデータが見られない場合、自分で復旧を試みたくなるかもしれません。しかし接続のし直しや修復ソフトの使用で、かえってデータに悪影響を与えるリスクがあります。特に内部故障が原因だった場合、誤った操作により復旧可能だったデータまで失われる恐れがあります。無理に対応せず、専門業者への相談を視野に入れることが大切です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
外付けHDDがマウントできない場合の対処法
外付けHDDがマウントできない場合、以下の対処法を試してみてください。
接続環境を見直す
外付けHDDがマウントされない場合、最初に見直すべきは接続環境です。特に電力供給やケーブルの状態を確認することが重要です。
- HDD付属の純正USBケーブルを使用し、ハブや延長ケーブルを取り外します。
- Mac本体の別のUSBポートに直接接続し直します。
- HDDに電源スイッチがある場合はオンにし、LEDランプの点灯を確認します。
Finderの表示設定を確認する
HDDが物理的に接続されていても、Finderの設定で非表示になっていることがあります。Finder上に外部ディスクを表示させる設定を確認することで、問題が解消することもあります。
- Finderを開き、上部メニューの「Finder」→「環境設定」をクリックします。
- 「一般」タブを選択し、「外部ディスク」にチェックを入れます。
- デスクトップ上に外付けHDDのアイコンが表示されるか確認します。
USBポートとケーブルの確認
USBポートやケーブルに問題がある場合、以下の手順を試して接続を安定させましょう。
- 他のUSBポートにHDDを接続する。
- 別のUSBケーブルを使用する。
- 他のデバイスが同じポートで正常に動作するか確認する。
電源供給を確認する
電源不足が原因の場合、以下の手順で改善できる可能性があります。
- 電源アダプターが必要なHDDには、専用のアダプターを使用する。
- USBハブを使用している場合、直接Macに接続する。
- Macの電源設定を確認し、省電力モードをオフにする。
ディスクユーティリティでマウント操作を行う
Finder上にHDDが表示されない場合でも、ディスクユーティリティからマウント操作を試みることで解決することがあります。グレーアウトされたHDDが表示されている場合は、ここからマウントを実行してみましょう。
- 「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ディスクユーティリティ」を開きます。
- 左側リストから問題のHDDを選択します(グレーアウトしていても可)。
- 画面上部の「マウント」をクリックし、HDDがマウントされるか確認します。
ディスクユーティリティを使用した修復
「ディスクユーティリティ」を使ってHDDを修復する方法を紹介します。
- 「ディスクユーティリティ」を開く。
- 対象の外付けHDDを選択する。
- 「First Aid」をクリックし、修復を実行する。
互換性のあるファイルシステムへの変更
HDDがNTFS形式の場合、以下の手順で互換性のあるフォーマットに変更します。
- 「ディスクユーティリティ」を開き、HDDを選択。
- 「消去」を選択し、ファイルシステムを「ExFAT」または「Mac OS拡張」に設定。
- 「消去」をクリックしてフォーマットする。
macOSの再起動やドライバー更新
システムの問題が原因の場合、以下の対処法を試してください。
- Macを再起動する。
- macOSを最新バージョンに更新する。
- HDDのメーカーサイトから最新ドライバーをインストールする。
対処法を試しても問題が解消しない場合や、ストレージの不具合が疑われる場合は、無理に操作を続けるのは避けるべきです。内部の障害やデータ破損が進行すると、復旧の難易度が大きく上がってしまいます。そのため、早めに専門のデータ復旧業者へ相談することが重要です。
デジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を上げています。初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間:2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
確実にデータ復旧を行う/自力で対応できない場合、データ復旧業者に依頼する
HDDが物理的に故障している場合、自力での修復は困難です。データ復旧業者に依頼することを強くお勧めします。物理障害によるHDDの故障は、専門の技術を持つ業者でなければ復旧が難しいため、早急に対応する必要があります。
データが重要な場合は、すぐにデータ復旧の専門業者にご相談ください。
ただし、ご自身の機器がデータ復旧可能かどうか、費用はどれくらいかかるのか、復旧にどれほどの時間が必要かなどの情報は、直接データ復旧業者に相談しないと分かりません。データ復旧を検討している場合は、一度相談してみることをおすすめします。
特にディスクに傷が入る「スクラッチ障害」が発生したHDDからデータを復旧できる会社は、世界でも限られています。一般的なデータ復旧会社では、ディスクに傷があると復旧不可能と判断されることが多いですが、デジタルデータリカバリーでは、長年の研究と多数の成功事例をもとに、傷のあるHDDからのデータ復旧に対応しています。
「HDDの表面に傷が入っているため復旧できません」と言われても諦めないでください。当社はこのような難しい障害にも対応可能であり、東京都からも重度物理障害を起こしたHDDからの復旧技術が高く評価され、「HDD復旧技術の向上によって顕著な経営革新を果たした」として、経営革新優秀賞を受賞しています。
また弊社では安心してサービスを利用できるよう初期診断を無料で提供し、電話受付は365日24時間対応しています。データトラブルにお悩みの際は、お気軽にご相談ください。
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よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
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この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。









































