LaCie製外付けHDDがMacで認識されない場合、単なる接触不良でなく内部障害の可能性もあります。Finderやディスクユーティリティに表示されない状態で抜き差しや初期化を試みると、データ完全消失のリスクがあります。
原因はフォーマット不一致から物理障害まで多岐にわたり、見誤れば復旧不可能です。本記事では、考えられる原因と安全な対処法を解説します。
私たちデジタルデータリカバリーは、HDD・SSD・USBメモリ・SDカード・RAID・NAS・サーバーなどに幅広く対応し、365日年中無休・最短即日で復旧可能です。認識されない状態のまま放置せず、まずは無料診断をご利用ください。
目次
LaCie外付けHDDが認識されない主な原因
HDDがMacで認識されない場合、以下の原因が考えられます。
接続の問題
LaCie HDDが認識されない最も基本的な原因は、ケーブルの断線やUSBポートの不具合といった物理的な接続不良です。特に変換アダプタ経由の場合は注意が必要で、放置するとデータ損失に繋がるリスクがあるため、慎重な確認が求められます。
ディスクユーティリティでマウントされていない
接続はされていても、ファイルシステムのエラーやボリューム情報の破損により、macOSの「ディスクユーティリティ」で認識・マウントされないことがあります。
ここで誤って初期化を行うとデータが完全に失われるため、操作に自信がなければ専門業者への相談が賢明です。
ファイルシステムの互換性
macOSが対応していないファイルシステム(例:NTFS)でHDDがフォーマットされている場合、認識されないか読み取り専用になります。複数のOSで使用している場合に起こりやすく、誤ったフォーマット操作を防ぐためにも専門家による確認が有効です。
ドライバやシステムの問題
macOSのアップデート不具合、LaCie専用ソフトの問題、またはシステムのセキュリティ設定によって、外部デバイスが認識されなくなることもあります。自己判断でのシステム変更は状態を悪化させるリスクがあるため、正しい知識に基づいた対応が必要です。
論理障害
HDD本体は正常でも、内部のデータ管理情報(ファイルシステム)が破損している状態を論理障害と呼びます。安全な取り外し手順を怠ったり、
突然の停電が原因で発生します。「初期化が必要です」と表示されても実行せず、専門家に依頼することがデータを守る鍵となります。
ハードウェアの故障
「カチカチ」といった異音、焦げた臭い、落下や水没による物理的な部品破損(物理障害)が原因の場合、データアクセスが不可能になります。通電を続けると内部の損傷が拡大し、データが完全に破壊される危険があるため、直ちに使用を中止してください。自力復旧は極めて困難であり、専門業者への相談が必須です。
当社では「クリーンルーム完備で安全な作業環境」のもと「46万件以上の相談実績」(期間:2011年1月以降)と「官公庁や法人1万社以上との取引実績」に基づいた高度な技術で、複雑な物理障害にも対応可能です。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
「Finderにもディスクユーティリティにも表示されない」「一瞬だけマウントされてすぐ消える」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
誤って初期化や上書きをしてしまったり、分解して状態を深刻化させてしまうケースは多く、特に内部の故障が原因だった場合、自力で対応しようとするとかえって悪化を招くリスクがあります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
LaCie外付けHDDが認識されない場合の対処法
以下の方法を順番に試し、HDDがMacで認識されるか確認してください。
接続の確認
最初に確認すべきは、HDDとMacの物理的な接続状態です。
LaCie外付けHDDはUSB-CやThunderboltを利用する製品が多く、接続ケーブルやポートの不具合によって認識されないことがあります。複数のケーブルやポートを使って、安定した接続が確保できるかを確認してください。
- Mac本体のUSBやThunderboltポートに異常がないか、他のデバイスで動作確認を行う。
- LaCie HDDに使用しているケーブルを交換し、断線や緩みがないかを確認する。
- 別のMacやパソコンに接続して、HDDがそちらで認識されるかをチェックする。
ディスクユーティリティでマウントする
HDDが接続されているにもかかわらずFinder上に表示されない場合は、「ディスクユーティリティ」でマウントされていない可能性があります。
macOSではマウントされていないディスクは通常の操作画面には表示されず、ディスクユーティリティから手動でマウント操作を行う必要があります。
- Macの「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ディスクユーティリティ」を開く。
- 左側のリストに表示されているLaCie HDDを選択する。
- ウィンドウ上部にある「マウント」ボタンをクリックし、HDDがデスクトップやFinderに表示されるか確認する。
ファイルシステムの確認とフォーマット
LaCie HDDが読み取り専用で開けない場合、NTFSなどMac非対応のファイルシステムが原因かもしれません。対処法はAPFSやMac OS拡張形式へ再フォーマットすることですが、この操作はHDD内のデータをすべて消去します。重要なデータが残っている場合は、フォーマット実行前に必ずバックアップやデータ復旧を検討してください。
- 「ディスクユーティリティ」を開き、左側からLaCie HDDを選択する。
- ウィンドウ上部の「消去」ボタンをクリックし、フォーマット形式を「APFS」または「Mac OS拡張(ジャーナリング)」に設定する。
- 任意のボリューム名を入力し、「消去」をクリックして処理を完了する。
macOSとドライバの更新
古いmacOSや、LaCie専用ドライバが未インストールだと、HDDを正常に認識できないことがあります。macOSを最新にアップデートし、LaCie公式サイトから最新ドライバやユーティリティをインストールすると、問題が解消する場合があります。
- 画面左上のAppleメニューから「システム設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を選択する。
- 最新のmacOSアップデートが表示された場合は、画面の案内に従ってインストールする。
- LaCie公式サイトにアクセスし、製品に対応するドライバやユーティリティをダウンロード・インストールする。
First Aidでディスクを修復
マウントはされてもアクセス不可、または読み込みが極端に遅い場合、HDDの論理エラーが考えられます。macOSの「First Aid」機能でファイルシステムの整合性チェックや簡易修復を試せます。ただし、First Aidで修復できないエラーを放置すると状況が悪化する恐れがあるため、早めの診断と対応が必要です。
- 「ディスクユーティリティ」を開き、対象のLaCie HDDを選択する。
- ウィンドウ上部にある「First Aid」ボタンをクリックする。
- 表示される確認ダイアログで「実行」を選び、処理が完了するまで待つ。
LaCie HDDがMacで認識されない場合、まずは接続を確認し、ディスクユーティリティでマウントできるか試してみてください。
データを保持したい場合は、データ復旧業者に相談することをおすすめします。
専門業者に相談する
「異音がする」「接続しても全く反応がない」または「物理的なダメージが疑われる」場合には、無理に通電を繰り返すのは避けるべきです。
特に、データが重要な場合や自身での復旧に不安がある場合は、早い段階で専門業者へ相談するのが最も安全かつ確実な方法です。
当社では46万件以上の相談実績(期間:2011年1月以降)と、官公庁や法人1万社以上との取引実績を持ち、クリーンルーム完備で安全な作業環境のもと、さまざまなトラブルに対応しています。初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応しています。MacでHDDが認識されないときは、できるだけ早くご相談ください。
※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難なHDDの復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々のHDDの復旧に成功してきました。HDDの復旧事例が多いのには、理由があります。
復旧の研究開発が活発
従来、記録面に傷があるHDDは復旧が極めて困難とされ、対応を断念せざるを得ない状況でした。
しかし弊社では、専用設備の導入や海外研修を通じた技術開発により、記録面を安全に処理する独自の研磨技術を確立。これにより、傷のあるHDDからのデータ復旧率を大幅に高めることに成功しています。
東京都経営革新優秀賞を受賞
過去不可能とされていた傷のついたHDDからのデータ復旧率を大幅に向上させたことや、市場ニーズに迅速に対応し、復旧対象媒体を拡大した取り組みが認められ、2021年11月25日に東京都経営革新優秀賞を受賞しています。
国内最高峰の復旧設備
HDD復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
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これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
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初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
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よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
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この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。









































