次のようなトラブルに心当たりはありませんか?
- 録画した番組をうっかり削除してしまった
- HDDレコーダーのデータが突然消えていた
- 「消したけど戻したい」と後から気づいた
HDDレコーダーで一度削除したデータは、通常の操作では元に戻せません。ただし、削除直後であれば復元の可能性がまだ残っていることがあります。逆に、時間の経過や新たな録画による上書きが発生すると、復元は著しく難しくなるため要注意です。
慌てて操作を繰り返したり、録画を続けてしまうと、大切な映像が二度と戻らない可能性もあるため、できるだけ早く適切な対応を取ることが重要です。
この記事では、HDDレコーダーから削除されたデータが復元しにくい理由と、復旧の可能性を最大限に高める方法について、初心者にもわかりやすく解説しています。
映像の復元を本気で考えるなら、自己判断での操作は避け、専門業者による無料診断(24時間365日対応)をぜひご活用ください。
目次
HDDレコーダーから削除したデータを復元するのが難しい理由
HDDレコーダーで削除されたデータは、一般的なパソコンのファイル復元とは異なり、特殊な構造や動作の影響で復元が難しくなります。その主な要因を解説します。
HDDレコーダーのデータ復旧は、通常のパソコンと比べて専門的な知識と技術が必要です。誤った対応をすると、完全にデータが失われる可能性があるため、自己判断での対応は避け、専門業者への相談を検討しましょう。
上書きのリスク
HDDレコーダーの多くは、削除操作を行うとデータの管理情報が完全に消去される仕様になっています。パソコンのゴミ箱のような一時保管領域がないため、一度削除すると元に戻せる可能性がほぼありません。
ファイルシステムの特性
HDDレコーダーではメーカー独自のファイルシステムが使用されていることが一般的です。これにより、HDDレコーダーのHDDは、パソコンに接続しても通常のファイル管理ソフトでは認識されません。また、HDDを取り外してパソコンでスキャンしても、対応している復元ソフトがほぼ存在しないため、データの復旧が非常に困難です。
暗号化やDRM(著作権保護技術)が施されている
録画された番組は、著作権保護のために暗号化されていることが多く、HDDから取り出せたとしても復元して再生することが難しいです。
特に「CPRM」や「HDCP」といった著作権保護技術が適用されている場合、暗号鍵がなければ復元したデータを視聴することはできません。
HDDの物理的な劣化
HDDレコーダーは、テレビの録画などで長時間動き続けることが多く、そのぶん中に入っているハードディスク(HDD)が少しずつ劣化していきます。HDDは精密な機械でできており、時間が経つにつれて部品がすり減ったり、不良セクタと呼ばれる読めない部分が増えてしまったりすることがあります。
こうした劣化が進むと、以下のような問題が起こることがあります。
- 録画した番組を再生できなくなる
- ファイルが開けず、エラーメッセージが表示される
- HDDがカチカチと異音を出して動かなくなる
- データが壊れていて、パソコンでも認識されない
このような状態になったHDDを自分で直すのは非常に難しく、無理に操作すると中のデータがさらに壊れてしまう恐れもあります。劣化や故障が疑われるときは、専用の機材と技術を持った専門業者に相談するのが最も安全な方法です。データを失わないためにも、早めの対応が大切です。
当社では相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「HDDレコーダーからデータを削除してしまった」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
HDDレコーダーで録画データを誤って削除してしまった場合、焦って操作を続けると状況が悪化する恐れがあります。特に削除後に新たな録画をすると、元のデータが上書きされて復元が難しくなります。設定変更や初期化によって、復旧可能なデータまで失われることもあるため、無理に操作をせず、専門業者に相談することが安全です。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
HDDレコーダーからデータを削除してしまったときの対処法
「大切な録画データを誤って削除してしまった…」「フォーマットしてしまって取り返しがつかないのでは?」といった不安を抱えていませんか?HDDレコーダーのデータ復元は、時間経過や誤った操作が致命的な状況を招くことも多く、迅速かつ的確な対応が求められます。
ゴミ箱フォルダの有無を確認
一部機種(例:REGZAなど)には「ゴミ箱フォルダ」が存在します。削除直後であれば、ゴミ箱から「元に戻す」操作を行い、データを復元できる可能性があります。ただし、ゴミ箱フォルダ自体がないHDDレコーダーも多く、その場合は自力での復元は困難です。
重要なデータが含まれていた方はデータ復旧業者に相談することを検討してください。
バックアップ機能の確認
HDDレコーダーにバックアップ機能が搭載されており、設定がオンになっていれば、そこから削除データの復元ができる場合もあります。
ただ、バックアップをとっていない・機能自体がないケースでは、個人での復元は極めて難しく、専門家の対応が必要になります。
またメーカーの独自ファイルシステムや暗号化が施されている場合も多く、通常のデータ復旧ソフトでは対応困難です。テレビ接続HDDやHDDレコーダーの復旧実績が豊富な業者を選ぶことが、成功率向上のカギとなります。
デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が46万件以上の相談経験(算出期間:2011年1月1日~)をもとに「初期診断」を行い、障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難なレコーダーの復旧事例が多いのか

デジタルデータリカバリーはこれまで数々のレコーダーの復旧に成功してきました。レコーダーの復旧事例が多いのには、理由があります。
他社で復旧不可とされたケースでも成功する理由
デジタルデータリカバリーが他社で復旧不可とされたブルーレイレコーダーの復旧に成功する理由は、長年にわたる経験に裏打ちされた高い技術力と幅広い対応範囲にあります。
復旧の取り組みは、事前の研究と徹底した検証を経て構築されています。特に、レコーダーに施されたメーカー独自の暗号化技術や、機種ごとに異なるデータ保存形式を正確に見極め、最適な復旧手段を講じています。
具体的な成功事例:SONY製レコーダー「BDZ-A950」

(弊社論理エンジニアの新名晴貴氏〈写真左〉はHDDレコーダーのデータ復旧システムを開発し、多くのデータを復旧してきました。また、金泰賢氏〈写真右〉はファームウェアの修復や完全な環境復旧など、難易度の高いケースを扱っています)
具体的な成功事例として、SONY製ブルーレイレコーダー「BDZ-A950」の復旧成功ケースがあります。この機器は、以下の理由で他社が復旧を断念した非常に困難なケースでした。
- HDDの交換に伴い、ファームウェア(制御部品)が変更されていた
- 内部の記録方式が複雑で、既存の復旧手法が通用しなかった
デジタルデータリカバリーでは、古いHDDに保存されていた情報を解析し、復旧に必要なデータを再構築。その結果、メーカーや他社で復旧が不可能とされた機器でも、データ復旧に成功しました。
「不可能を可能に」する理由

この成功事例は、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業(専用クリーンルーム完備)
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
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よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。