HDD内の大切なファイルをうっかり削除してしまった…、またはパーティションが突然消えてしまった…。こうしたトラブルは「論理障害」と呼ばれ、自力での復旧が可能なケースもあります。
- Shiftキーを押しながら削除して、ごみ箱に残っていない
- パーティションを誤って削除・初期化してしまった
- ファイルが見当たらないが、ディスク使用量は減っていない
しかし復旧手順を一歩間違えると、まだ取り戻せたはずのデータが完全に失われる恐れがあります。
本記事では、こうしたHDDの論理障害に対する具体的な対処法と、作業時に注意すべきポイントを丁寧に解説しています。
もし少しでも不安がある場合は、365日年中無休・初期診断無料のデジタルデータリカバリーへ。専門スタッフが現状を見極め、最も安全な復旧ルートをご提案します。
目次
HDDデータ消失の主な原因
HDDトラブルの原因は大きく「論理障害」と「物理障害」に分かれます。自力復旧が可能なのは論理障害に限られます。
ファイルの誤削除・フォーマット
誤ってファイルを消してしまったり、パーティションを初期化してしまった場合でも、上書きされていなければデータは復旧できる可能性があります。
ファイルシステムの破損（論理障害）
HDDに物理的な損傷がないのにデータが読めなくなる場合は、ファイルシステムの破損による論理障害が原因かもしれません。論理障害とは、データの構造や管理情報が壊れてアクセスできなくなる状態を指します。
ファイルシステムとは、OSがデータの保存場所や構造を管理する仕組みです。これが破損すると、「フォルダが開けない」「ファイルが消えたように見える」「エラーメッセージが出る」などの症状が起こります。
原因には、電源の強制終了やアップデート中の中断、操作ミスなどが挙げられます。放置するとデータへのアクセスが困難になる可能性があるため、異常に気づいたら早めに専門業者へ相談することが大切です。
物理的な破損（物理障害）
HDDは長期間の使用により、内部の部品が少しずつ劣化します。経年劣化が進むと、ある日突然データにアクセスできなくなることがあり、「通電はするがファイルが開かない」「異音がする」「認識されない」といった症状が現れます。
HDDは構造が非常に繊細で、摩耗に加えて落下や衝撃が加わると、さらに状態が悪化します。物理障害は外から判断しにくく、無理な通電や分解は危険です。
このようなケースでは復元ソフトは使えず、専門業者による診断と処置が必要になります。長年使用しているHDDに異常を感じたら、早めの相談が重要です。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
「Shiftキーを押しながら削除して、ごみ箱に残っていない」「パーティションを誤って削除・初期化してしまった」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
誤って復元ソフトで上書き保存してしまったり、何度もパーティション操作を繰り返すことで状態が悪化することがあります。特に削除や初期化のあとにデータが書き込まれている場合、元の情報が上書きされてしまい、復旧が極めて難しくなるリスクがあります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上（2011年1月～）の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数／データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績）という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
論理障害HDDの自力復旧手順
以下は、物理障害がない前提で行う論理障害の自力復旧手順です。操作は慎重に行い、「上書き禁止」「通電回数最小化」を常に意識してください。
通電を止めて冷静にHDDを取り外す
電源のON/OFFや再起動を繰り返すと、HDD内の状態が悪化する恐れがあります。まずはPCの電源を切り、HDDの使用を停止してください。
- PCの電源を完全に切ります。
- HDDを取り外し、USB接続の外付けケースやSATA-USBアダプタで別のPCに接続します。
- そのままデバイスマネージャーやディスクの管理で認識されるか確認します。
別PCに外付けで接続し、復元ソフトを使用
状況に合った復元ソフトを使って、HDD内のデータをスキャンし、復元可能なファイルを探します。Recuva、EaseUS、4DDiGなどがよく使われます。
- 復元ソフトを、HDD以外のドライブ（C:やD:など）にインストールします。
- 接続したHDDを選択してスキャンを開始します。
- 検出されたファイルをプレビューで確認し、必要なデータを別のストレージに保存します。
復元ソフトを使って外付けHDDからデータを復元する方法は一般的ですが、注意が必要です。誤ってHDDにソフトをインストールしたり、操作ミスでデータを上書きしてしまうと、復元が困難になる可能性があります。また、ソフトは論理障害にしか対応できず、HDDが物理的に故障している場合には効果がありません。
確実にデータを取り戻すには、専門業者への相談が安全です。
復元データの保存先は絶対に別ドライブに
復旧対象のHDDと同じドライブにデータを保存すると、復元可能な領域を上書きし、復旧が不可能になる恐れがあります。
- スキャン後の保存先に、外付けHDDや別のパーティションを指定します。
- 保存処理を始める前に、保存先の空き容量を十分に確保しておきます。
- 保存後は、誤って元のHDDに書き込まないよう注意します。
専門業者に相談する
紹介した方法を試してもデータが復元できない場合、ファイルシステムやHDD自体が物理的に破損している可能性があります。自己流の復旧を繰り返すと、重要なデータが上書きされ、復旧がより困難になるリスクがあります。
大切なデータを守るためにも、早めに専門業者へ相談することが安全です。
当社デジタルデータリカバリーでは、他社で「復旧不可」とされたHDDのケースも含め、これまでに7,300件以上のご相談（※1）に対応してきました。一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※2）という高い実績を維持し、HDDの論理・物理障害にも多数の対応実績があります。
初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応しています。復旧がうまくいかないと感じたら、まずはお気軽にご相談ください。
※1：算出期間：2016年6月1日～
※２：内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難なHDDの復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々のHDDの復旧に成功してきました。HDDの復旧事例が多いのには、理由があります。
復旧の研究開発が活発
従来、記録面に傷があるHDDは復旧が極めて困難とされ、対応を断念せざるを得ない状況でした。
しかし弊社では、専用設備の導入や海外研修を通じた技術開発により、記録面を安全に処理する独自の研磨技術を確立。これにより、傷のあるHDDからのデータ復旧率を大幅に高めることに成功しています。
東京都経営革新優秀賞を受賞
過去不可能とされていた傷のついたHDDからのデータ復旧率を大幅に向上させたことや、市場ニーズに迅速に対応し、復旧対象媒体を拡大した取り組みが認められ、2021年11月25日に東京都経営革新優秀賞を受賞しています。
国内最高峰の復旧設備
HDD復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます：
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業（専用クリーンルーム完備）
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
