HDDやSSD、もしくは外付けHDDをPCに接続した際、「あれ?容量が少ない…」「空き容量が合わない…」と感じたことはありませんか?
- 1TBのはずが930GBしか表示されない
- 外付けSSDの空き容量が極端に少ない
- 容量がおかしく、フォーマットや再接続しても変わらない
HDDや外付けSSDの容量が実際よりも少なく表示されたり、空き容量が合わなかったりするトラブルは、表示形式の違いから内部の障害まで、さまざまな原因が考えられます。誤った操作を加えると、データを失うリスクもあるため注意が必要です。
この記事では、そうした容量表示の異常に対して考えられる原因と、状況に応じた正しい対処法をわかりやすく解説しています。もし重要なデータが残っている場合は、当社の24時間365日対応・無料診断サービスをご利用ください。
目次
HDDやSSDの容量が少なく表示される原因
外付けHDDや内蔵HDD、外付けSSDなどで表示容量と実際の容量にズレがある場合、以下のような原因が考えられます。症状に応じて切り分けが必要です。
OSとメーカーの容量計算方式の違い
メーカーは「1GB=1000MB」として表記しますが、OS(Windowsなど)は「1GB=1024MB」で計算します。この違いにより、1TBのHDDがOS上では約931GBと表示されることがあります。これは仕様上の違いであり、異常ではありません。
未割り当て領域が存在する
初期化されていない新しい外付けHDDや、操作ミスにより一部領域が未割り当て状態のままになっていると、合計容量よりも少ない値しか表示されません。「ディスクの管理」で確認し、未割り当て領域がある場合はパーティションを作成または拡張する必要があります。
隠しファイルやゴミ箱による空き容量減少
「$RECYCLE.BIN」や「System Volume Information」などの隠しフォルダにデータが残っている場合、エクスプローラーの空き容量表示が実際より少なく見えることがあります。特にUSBメモリや外付けSSDでは、ゴミ箱に残る削除済みファイルが容量を圧迫していることもあります。
MBRフォーマットによる制限
MBR形式は2TB以上のドライブには非対応のため、たとえば4TBのHDDをMBRで使用していると、2TBまでしか認識されず、残りが未使用領域になります。この場合はGPT形式への変換が必要です。
ファイルシステムのエラー・破損
HDDの空き容量が実際より少なく表示される場合、ファイルシステムにエラーや破損が起きている可能性があります。
突然の電源切断や不安定な取り外し、長時間の使用など、日常的な使い方でもファイルシステムは少しずつ不調をきたすことがあります。特に、過去にエラーメッセージが出ていた方や、急にファイルが消えた経験がある方は注意が必要です。
このまま使い続けると、データの整合性がさらに崩れ、アクセスできなくなるリスクも高まります。容量の違和感に気づいた時点で、専門業者に相談するのが安心です。
HDDやSSDの物理障害
HDDやSSDの容量が少なく表示される原因として、内部の物理的な故障が関係している場合があります。
落下や衝撃だけでなく、経年劣化や温度変化など、普段の使い方でも徐々にダメージが蓄積され、ある日突然不具合が現れることがあります。特に、ファイルが急に見えなくなったり、読み込みが極端に遅くなっていた場合は注意が必要です。
物理障害が進行すると、容量が正しく表示されないだけでなく、データ自体にアクセスできなくなる恐れもあります。異変に気づいた時点で、早めに専門業者に相談することをおすすめします。
当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】メーカーや修理業者に依頼することのリスク
「HDDの容量が少なく表示される」――そんなトラブルに直面したとき、多くの方がまずメーカーや修理業者への依頼を考えるかもしれません。
確かに本体の修理や部品交換は可能ですが、HDDやSSDの記憶媒体の初期化・交換によって、データは全て消えてしまいます。
失いたくないデータを守りたい場合は、メーカーや修理業者ではなくデータ復旧の専門業者に相談するのが確実です。デジタルデータリカバリーではデータを保ったまま、故障した機器に対応できます。以下の3つの点で多くの方に選ばれています。
- 相談実績50万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が8,000件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、メーカーや修理業者ではなく当社にご相談ください。
外付けHDD・SSDの空き容量表示がおかしい時の対処法
容量や空き容量の表示が異常な場合でも、原因によっては自力で対応できるケースもあります。以下に、実用的なステップごとの対処法をまとめました。
ケーブルやUSBポートを変更・他のPCで確認
ケーブルやポートの劣化により正しく認識されないこともあります。別のUSBポートやPCで接続を試し、症状が再現するか確認しましょう。
- 別のUSBポートに接続し症状が改善するか確認。
- 別のPCで接続し、表示容量が正しいかチェック。
- USBハブは避け、直接接続が推奨されます。
ディスクの管理でパーティションを確認・拡張
「Windowsキー+R」で「diskmgmt.msc」を開き、未割り当て領域がないか確認します。あれば右クリックで「新しいシンプルボリューム」や「ボリュームの拡張」を選択して設定しましょう。
- 「Windowsキー+R」→「diskmgmt.msc」と入力しEnter。
- 該当のディスクを確認し、未割り当て領域がないかチェック。
- 未割り当てがある場合、右クリック→「新しいシンプルボリューム」。
- 既存のパーティションを右クリック→「ボリュームの拡張」でも対応可能。
隠しファイル・ごみ箱・一時ファイルを削除
不要ファイルが容量を圧迫している場合があります。隠しファイルを表示し、「$RECYCLE.BIN」や不要なキャッシュなどを削除しましょう。
- エクスプローラーの「表示」タブ→「隠しファイルの表示」にチェックを入れます。
- 「$RECYCLE.BIN」や不要なフォルダを手動削除。
- 「プロパティ」→「ディスククリーンアップ」で一時ファイルを削除。
ファイルシステムの修復(chkdsk)
ファイルシステムの破損がある場合、「chkdsk」コマンドで修復できることがあります。ただし、損傷のある領域に書き込みが行われると、データが消失するリスクもあります。
大切なデータが残っている場合は、無理に実行せず専門業者への相談が安心です。
- スタート→「cmd」を検索し、「管理者として実行」。
- 「chkdsk X: /f /r」(X=ドライブ文字)を入力しEnter。
- 修復後、容量が正常に表示されるか確認。
MBRをGPTに変換する
2TBを超えるHDDで容量が少なく表示される場合、MBR形式ではなくGPT形式に変換する必要があります。変換前に必ずバックアップを行ってください。
- バックアップを取ります。
- ディスクの管理で対象ディスクを右クリック→「ディスクの初期化」→GPTを選択。
- 再フォーマットしてパーティションを作成。
専門業者に相談する
上記の対処をすべて試しても改善しない場合は、HDDやSSDの内部に物理障害が発生している可能性があります。誤操作によるデータ完全消失のリスクを避けるためにも、早期に専門業者へご相談ください。
デジタルデータリカバリーは、これまでに50万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)という高い成果を上げています。相談・初期診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間:2011年1月以降
※2 2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する

自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み

デジタルデータリカバリーは「データ復旧専門業者17年連続データ復旧国内売上No.1」(※1)の実績を持つデータ復旧業者です。
データ復旧の技術力として、一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)を誇っています。
他社で「復旧不可能」と判断された機器を、当社が復旧に成功した事例は数えきれません。実際に、他社復旧不可相談件数でも8,000件超 (算出期間:2016年6月1日~) を超えています。
これこそが“データ復旧の最後の砦”と呼ばれる理由です。どんな状態でも、諦める前にまずはご相談ください。最善を尽くしてデータを取り戻します。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを提供し、その売上が総売上の50%以上を占める企業のこと。第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2023年)
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
相談から初期診断まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数50万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
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復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計ご相談件数50万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。









































