パナソニック製ブルーレイレコーダー「ディーガ」を使用中に、突然録画番組が見られなくなった、エラー表示が出るなどで困っていませんか?
- 録画番組が再生できない
- 「HDDエラー」「フォーマットしてください」と表示される
- 電源を入れてもブルーレイレコーダーがHDDを認識しない
こうした症状は、軽度の一時的エラーからHDD(ハードディスク)の物理障害までさまざまな原因が考えられ、適切な判断には専門知識が必要になります。誤った操作で録画データを完全に失うリスクもあるため、安易に分解や自己流修理は避けるべきです。
本記事では、パナソニック製ブルーレイレコーダー(ディーガ)のHDD故障の主な原因と、試せる対処法をステップごとにわかりやすく紹介します。
もし自力での対応に不安がある場合や、失いたくない録画データがある場合は、専門のデータ復旧業者への相談が最善です。私たちデジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内していますので、お気軽にご相談ください。
目次
パナソニック製ブルーレイレコーダー(ディーガ)の種類
パナソニック製ディーガ(DIGA)には、以下3つの主要モデルが存在します。
モデル名・シリーズ | 特徴 |
ディーガ DMR-2Wシリーズ |
エントリーモデル。2番組同時録画可能。 |
4K 内蔵ディーガ DMR-ZRシリーズ DMR-4Tシリーズ DMR-4Wシリーズ DMR-4Sシリーズ |
ハイクラスモデル。4K放送に対応。 |
全自動ディーガ DMR-2Xシリーズ DMR-4Xシリーズ |
ハイエンドモデル。全チャンネルを自動録画可能 |
いずれも内蔵HDDだけで500GB以上のデータを書き込みすることができます。また、追加で外付けHDDを設定すると、内蔵HDDに空き領域がなくても継続して大容量のデータを保存することが可能です。
パナソニック製ディーガ(DIGA)診断コード一覧
パナソニック製ディーガ(DIGA)には本体表示窓に診断コードが表示されます。以下は主なディーガレコーダーの診断コードです。
診断コード | 意味 | 対処法 |
U30 | 本体とリモコンのリモコンモードが異なる | リモコン側のリモコンモードを設定する |
U50 | アンテナ電源に異常がある | レコーダーのアンテナケーブルを差し込み直す |
U59 | レコーダーが過熱している | 風通しの良いところに置き、30分以上放置する |
U61 | 動作復旧中 | そのまま放置する。表示がいつまでも消えない場合は再起動する |
U72/U73/U74/U75 | HDMI接続した機器と通信エラーが発生した | HDMIケーブルや接続機器を再接続する |
U82 | USB機器がディーガ非対応 | USB機器を交換する |
U88 | ディスク異常による復旧作業中 | 表示が消えるまで待つ |
ディーガ本体の表示する診断コードに従って対処してもなお不具合が続く場合は、パナソニックによるメーカー修理か、専門のデータ復旧業者による対応を検討する必要があります。
ここで注意すべきは、「メーカー修理」と「データ復旧」では、結果が大きく異なるという点です。メーカー修理では、動作の回復は見込めるものの、内部のHDDに保存されていたデータは修理時に初期化・消去されてしまいます。つまり、大切な番組や思い出の映像は二度と戻らない可能性が高くなります。
一方、データ復旧業者に依頼した場合は、HDD内の保存データを保持したまま、異常の原因となった障害に対処できます。操作不能やエラーメッセージにより消失した録画データの復元も、専門技術によって可能なケースがあります。
保存データを少しでも取り戻したい場合は、自己判断での通電や操作を避け、まずは専門家による無料診断で状況を正確に把握することが、復旧成功の鍵となります。
ブルーレイレコーダー(ディーガ)のHDD故障の原因
ブルーレイレコーダーが故障する原因は多岐にわたりますが、その多くはHDDに関係しています。ここでは「パナソニック ディーガ」の代表的なトラブル要因を整理します。
一時的なシステムエラー
録画や再生中にフリーズしたり、突発的にエラーメッセージが表示される場合は、一時的なソフトウェアエラーが原因であることがあります。再起動で改善するケースもありますが、頻発する場合は内部処理に深刻な不具合が隠れている可能性があります。
設置環境の不備
ブルーレイレコーダーは長時間稼働するため、熱や湿気の影響を受けやすい機器です。通気口が塞がれている、直射日光下に置いているなどの環境はHDDの寿命を縮めます。ユーザーが改善できる要因ですが、障害が進行するとHDD自体の交換が必要になることもあります。
ファームウェアや設定の不具合
録画予約やHDD管理メニューでの動作不良は、システムの不具合やファームウェアのエラーが関係することがあります。アップデートで改善するケースもありますが、誤った操作はさらなる不具合につながるため、難しいと感じたら専門業者に相談する判断も重要です。
ハードディスク(HDD)の物理障害
録画番組の読み込みが遅い、再生中に止まる、本体から異音がする――こうした症状がある場合、HDD内部で物理的な障害が起きている可能性があります。とくに「カチカチ」「ガリガリ」といった音は、部品の摩耗や破損が進行しているサインです。
HDDは、ちょっとした衝撃や経年劣化でも故障につながります。掃除中にレコーダーを動かしたり、高温の部屋で長時間使用したりするだけでも、障害が起こることがあります。
物理障害が発生すると、自力での対処はほぼ不可能になります。誤った操作で状況が悪化する前に、早めの対応が求められます。
当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】メーカーや修理業者に依頼することのリスク

「パナソニック製ディーガ(DIGA)の内蔵HDDが故障した」――そんなトラブルに直面したとき、多くの方がまずメーカーや修理業者への依頼を考えるかもしれません。
確かにメーカーや修理業者に依頼すれば、本体の修理やHDDの交換自体は可能です。しかし、その際には内蔵HDDが初期化され、新しいHDDに交換されるため、これまでに録画した番組や大切な映像データはすべて失われてしまいます。
失いたくないデータを守りたい場合は、メーカーや修理業者ではなくデータ復旧の専門業者に相談するのが確実です。デジタルデータリカバリーではデータを保ったまま、故障した機器に対応できます。以下の3つの点で多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、メーカーや修理業者ではなく当社にご相談ください。
パナソニック製ブルーレイレコーダー(ディーガ)でHDDが故障した際の対処方法
パナソニック製ブルーレイレコーダー(ディーガ)でHDDが故障した際の対処方法は、次の5つです。
機器の状態を診断する
ディーガの一部機種では、故障と疑われる症状が出た場合、機器の状態を診断することができます。機器の状態を診断する方法は次のとおりです。
- [スタート]ボタンを押す。
- 「全機能から選ぶ」を選び、[決定]ボタンを押す。
- 「設定する・その他の機能」を選び、[決定]ボタンを押す。
- 「メール/情報・診断コード」を選び、[決定]ボタンを押す。
- 「診断コード」を選び、[決定]ボタンを押す。
- [黄]ボタンを5秒以上押す。
- 「はい」を選び、[決定]ボタンを押して、診断を開始
電源ボタンを長押しして再起動する
こちらはディーガのメーカーであるパナソニックでも推奨された対処法になります。
パナソニック製ディーガ(DIGA)が故障したと思った場合、電源ボタンを押すか、3秒以上長押しして強制終了させましょう。
その後もう一度ディーガの電源ボタンを押して再起動させます。
フォーマットする
ディーガがシステム破損(論理的な障害)を起こしている場合、HDDをフォーマット(初期化)することで問題が解消される場合があります。この場合、データにアクセスできなくなるため、データが必要な場合は、下記の対処を控えてください。
- [ホーム]、または[スタート]、または[機能一覧]、または[機能一覧/予約確認]ボタンを押す。
- 「初期設定」、または[初期設定/リモコン設定]を選び、[決定]ボタンを押す。
- 「HDD/ディスク/USB-HDD設定」を選び、[決定]ボタンを押す。
- 「HDD設定」を選び、[決定]ボタンを押す。
- 「HDD管理」を選び、[決定]ボタンを3秒以上押す。
- 「HDDのフォーマット」を選び、[決定]→「実行」ボタンを押す。
大容量のHDDに換装する
レコーダーの不具合は、内蔵HDDを新しいものに換装することで、解消される場合があります。しかし、内蔵データは消失するため、この点にご留意ください。
また換装直後、急に認識しなくなった場合、コネクタ部分に不具合があるか、正しくケーブルが接続されていない可能性があります。この場合、正しく接続し直す必要があります。
専門業者に相談する
以上の方法で改善しない場合や、どうしても残したい録画データがある場合は専門業者への相談が不可欠です。自力対応を続けると録画データを失うリスクが高まります。
デジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談ください。
※1 期間:2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難なレコーダーの復旧事例が多いのか

デジタルデータリカバリーはこれまで数々のレコーダーの復旧に成功してきました。レコーダーの復旧事例が多いのには、理由があります。
他社で復旧不可とされたケースでも成功する理由
デジタルデータリカバリーが他社で復旧不可とされたブルーレイレコーダーの復旧に成功する理由は、長年にわたる経験に裏打ちされた高い技術力と幅広い対応範囲にあります。
復旧の取り組みは、事前の研究と徹底した検証を経て構築されています。特に、レコーダーに施されたメーカー独自の暗号化技術や、機種ごとに異なるデータ保存形式を正確に見極め、最適な復旧手段を講じています。
具体的な成功事例:SONY製レコーダー「BDZ-A950」

(弊社論理エンジニアの新名晴貴氏〈写真左〉はHDDレコーダーのデータ復旧システムを開発し、多くのデータを復旧してきました。また、金泰賢氏〈写真右〉はファームウェアの修復や完全な環境復旧など、難易度の高いケースを扱っています)
具体的な成功事例として、SONY製ブルーレイレコーダー「BDZ-A950」の復旧成功ケースがあります。この機器は、以下の理由で他社が復旧を断念した非常に困難なケースでした。
- HDDの交換に伴い、ファームウェア(制御部品)が変更されていた
- 内部の記録方式が複雑で、既存の復旧手法が通用しなかった
デジタルデータリカバリーでは、古いHDDに保存されていた情報を解析し、復旧に必要なデータを再構築。その結果、メーカーや他社で復旧が不可能とされた機器でも、データ復旧に成功しました。
「不可能を可能に」する理由

この成功事例は、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業(専用クリーンルーム完備)
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。