MacでUSBメモリの転送速度が異常に遅い原因と改善手順

MacでUSBメモリにファイルをコピーするとき、異常に遅くて作業が進まない――そんなトラブルにお困りではありませんか？

• ファイルの転送速度が数KB〜数MB/秒で止まる
• コピー中にMacがフリーズや一時停止を繰り返す
• 別のPCでは正常なのにMacだけ遅い

こうした現象は、Spotlightの自動インデックス機能、電力設定、USB規格の不一致、ファイルシステム障害など、複数の要因が重なって起きることがあります。一見すると軽い不具合でも、内部的には深刻な障害が進行しているケースもあります。症状を放置するとデータ破損や物理障害に発展するリスクがあるため、早期対応が重要です。

本記事では、Mac環境でUSBメモリの転送が遅い原因を整理し、効果的な対処法を段階的にご紹介します。

万が一、USBメモリからの読み取りが不能になった、大切なデータが消えたという場合は、デジタルデータリカバリーでは24時間365日体制で無料で相談・初期診断を承っています。データ消失の兆候がある場合はお早めにご相談ください。

USBメモリ転送速度が遅くなる主な原因

MacでのUSBメモリ使用時に転送が遅くなる要因は一つではありません。複数の設定や状態が絡み合って影響を及ぼします。

Spotlightのインデックス作成

Macは接続されたUSBメモリ内のファイルを自動で検索対象にするため、Spotlightによるインデックス作成が始まると高負荷となり、転送速度が極端に低下することがあります。これは特に容量の大きなUSBメモリやファイル数が多い場合に顕著です。

低電力モードが有効

MacBookなどのノート型Macでは、バッテリー節電のためUSBポートへの電力供給が制限される「低電力モード」が働いている場合があります。
これによりUSBメモリへの電力供給が不安定になり、転送速度に影響することがあります。

USBメモリとポートの規格不一致

USB2.0規格のメモリをUSB3.0ポートに挿しても、速度はUSB2.0の上限（理論値480Mbps）までしか出ません。
また、Macとメモリ、ケーブルすべてがUSB3.0以上に対応していないと、速度は出ません。

システムファイルの不具合

システムファイルとは、Windowsが正常に起動・動作するために欠かせない基本的なプログラムや設定ファイルのことです。これらが破損すると、パソコンの起動に支障をきたす原因になります。

電源の強制終了やアップデート中のトラブルによって、システムファイルが壊れるケースは少なくありません。「起動が遅い」「エラー画面が出る」といった症状がある場合は、すでに破損が進行している可能性があります。

この状態を放置すると、システムが完全に起動しなくなり、データへのアクセスも困難になるリスクが高まります。だからこそ、異常を感じた段階で専門業者に相談し、正確な診断と適切な対応を受けることが重要です。

USBメモリの物理的劣化

長期間の使用や頻繁な抜き差しによって、USBメモリ内部が劣化していることがあります。とくに、持ち運びが多い方や複数の機器で使っている場合は注意が必要です。

「最近なんとなく遅い」「転送が途中で止まる」といった症状は、物理的な劣化のサインかもしれません。そのまま使い続けると、突然データにアクセスできなくなるおそれもあります。

気になる症状がある場合は、早めに専門業者に相談することをおすすめします。当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。

【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「USBメモリの転送速度が遅い」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。

しかし、誤って初期化や上書きをしてしまったり、分解によって状態を悪化させてしまうケースは少なくありません。特に内部の故障が原因だった場合、自力での対応はかえってトラブルを深刻化させるおそれがあるため、慎重な対応が求められます。

専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。

• 相談実績46万件以上（2011年1月～）の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
• 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数／データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績）という業界トップクラスの技術力
• 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有

大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。

 

MacでUSBメモリが遅いときの対処法

ここからは、転送速度が遅いと感じたときに実際に試せる対処法を順番にご紹介します。
設定変更から物理的な見直しまで、改善に向けたステップを確認していきましょう。

Spotlightのインデックス除外設定

Spotlightの検索対象からUSBメモリを除外することで、転送中のCPU負荷を軽減し、速度改善が見込めます。

低電力モードを解除する

MacBookなどでバッテリー節電モードが有効だと、USB電力が不足して速度低下の原因になります。

USB3.0以上に対応した機器で統一

転送速度を最大限に引き出すには、USB3.0以上に対応したメモリ・ポート・ケーブルを正しく使用することが重要です。

ディスクユーティリティでFirst Aidを実行

ファイルシステムのエラーを修復することで、転送不良が改善されることがあります。
ただし、状態によっては修復操作が状態を悪化させるリスクもあるため、慎重に操作してください。

専門業者に相談する

上記の対策を試しても改善しない場合や、USBメモリが全く反応しない、異音・熱など異常がある場合は、物理障害の可能性があります。
これ以上の自力操作は状態を悪化させ、データ消失の可能性を高めるリスクがあるため、専門業者への相談をおすすめします。

デジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績（※1）を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※2）という高い成果を上げています。
初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。

※1　期間：2011年1月以降
※2　内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績