大切な情報が入っていたSDカード、処分前に「完全消去」したいと思ったことはありませんか？
- 普通にフォーマットしてもデータが復元されてしまう
- 機密データが入っていたので確実に消去したい
- 復元できないレベルで完全に初期化したい
こうしたニーズには、Windowsの通常機能では不十分で、diskpartコマンドや専用ツールの活用が必要です。
通常のフォーマットでは表面上のデータしか消えず、復元ソフトで回収されるリスクがあります。
本記事では、Windows10で実行できる「完全消去」の手順を初心者にもわかりやすく解説します。diskpartや暗号化コマンド、専用ソフトなど、目的や環境に応じた方法をご紹介します。
もし誤って削除してしまったデータがある場合は、私たちデジタルデータリカバリーにご相談ください。24時間365日対応の無料診断で最適な対策をご案内いたします。
目次
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
「Windows10でSDカードを完全消去してしまった、、」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
SDカードを完全消去しようとして誤った操作を行うと、必要なデータまで消去してしまったり、フォーマットに失敗して状態を悪化させるケースがあります。特にカード自体に不良や故障がある場合、自力での消去を繰り返すことでさらに深刻なトラブルを招くリスクがあります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上（2011年1月～）の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数／データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績）という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
SDカードを完全消去する主な方法
SDカードを完全に消去したい場合、Windowsの標準コマンドや市販の専用ツールを活用する方法があります。目的や形式に応じて最適な方法を選びましょう。
なお、万が一、消したくない大切なデータが含まれている可能性がある場合は、操作を続ける前に状態の確認や復旧可能性の判断を行うことが重要です。誤った操作で復旧の可能性を自ら下げてしまう前に、専門業者に相談することをおすすめします。
diskpartコマンドで全セクタ消去
diskpartの「clean all」コマンドを使用することで、SDカードの全セクタにゼロを書き込み、データ復元を困難にします。誤って他のディスクを選ばないよう細心の注意が必要です。
- SDカードをPCに挿入し、認識させます
- 「Win+R」キーを押し、「cmd」と入力
- 表示された「コマンドプロンプト」を管理者権限で実行
- 以下のコマンドを順に入力します：
diskpart list disk select disk X ※XはSDカードのディスク番号 clean all exit
- 完了後、SDカードは未割り当て状態になるため、再フォーマットが必要です
誤って他のディスク番号を指定するとPCのデータが消える危険があります。慎重に実行してください。
また、消去しようとしているSDカード内に重要なデータが残っている可能性がある場合は、取り返しのつかない処理になる前に、専門業者に相談することを強くおすすめします。
cipherコマンドで空き領域に上書き
NTFS形式のSDカードであれば、空き領域に上書きを行うcipherコマンドも活用可能です。FAT32やexFATには非対応です。
- SDカードをNTFS形式でフォーマットします
- 「Win+R」→「cmd」→管理者権限でコマンドプロンプトを起動
- 以下のコマンドを実行します：
cipher /w:X: ※XはSDカードのドライブレター
- 空き領域に複数回上書きされ、削除データの復元を困難にします
FAT32やexFAT形式では十分な効果が得られません。NTFS形式での使用が前提です。
この方法でもデータは復元困難になりますが、本当に消してよいデータかどうか不安な場合は、作業を続ける前に復旧の可能性を判断してから実行してください。
専用消去ソフトを使用する
EaseUS Partition Master や AOMEI Partition Assistant などの消去ソフトは、GUI操作で安全に複数回の上書き処理ができ、diskpartよりも操作性に優れています。
ソフトによってはDoD準拠の消去方式なども選択でき、業務用途や機密情報の処理にも適しています。
データ復元ソフトには復旧の不完全性があるため、文字化けや一部破損が生じる可能性があります。また物理的な故障には一切対応できないため、大事なデータが保存されている場合は専門業者に問い合わせることをおすすめします。
専門業者に相談する
SDカードの完全消去ができない、途中でエラーが出る、または削除できないファイルが存在するといった場合、ストレージ障害の可能性があります。
障害がある状態で無理に初期化を続けると、カード自体が認識されなくなる危険性があります。
デジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績（※1）を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（※2）という高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間：2011年1月以降
※2 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する
自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み
デジタルデータリカバリーは、「データ復旧専門業者14年連続データ復旧国内売り上げNo.1」の実績を持つデータ復旧業者です。データ復旧の技術力として、「データ復旧率最高値95.2％」を誇っています。
また、データ復旧業者の最後の砦と言われる所以として、「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」の実績を信頼いただいています。他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーの復旧技術であれば復旧できたという事例も多数ございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」（算出期間：2011年1月1日～）を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付：0:00～24:00 （24時間対応）
電話番号：0800-333-6302
来社受付：9:30～21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
