- GoProをMacに接続してもデバイスが認識されない
- SDカードの中身がFinderに表示されない
- Webカメラとして使いたいのに映像が映らない
このようなトラブルに直面したとき、原因の多くは接続方法や設定ミス、周辺環境の不備によるものです。焦って繰り返し接続を試みると、GoProやMac側に負担をかけ、症状が悪化することもあります。
特にGoPro HERO9以降のモデルでは、OSやアプリとの互換性の違いが影響するケースもあり、正しい知識がないと解決が難しくなりがちです。
本記事では、GoProとMacの接続における代表的なトラブルの原因をわかりやすく分類し、それぞれに応じた具体的な対処法を段階的にご紹介します。
24時間365日対応の無料診断もご用意しておりますので、自力での解決が難しいと感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。
目次
GoProがMacに認識されない主な原因
GoProがMacに認識されないときは、物理的な接続からソフトウェア設定、SDカードやアプリの問題など、複数の要因が関係している場合があります。ここでは主な原因を整理します。
USB接続やケーブルの問題
GoProを接続してもMacが反応しない場合、使用しているUSBケーブルがデータ転送非対応、あるいは断線している可能性があります。USBポート自体の不調も要因となります。
GoPro側の接続設定や不具合
GoPro HERO9以降では、「USB接続モード」が重要です。「GoPro Connect」や「Webcam」になっていると、SDカード内のデータは表示されません。「MTP（ファイル転送）」に正しく設定する必要があります。また、ファームウェアが古いとmacOSとの互換性に問題が出る場合があります。
Mac側の設定や不具合
Finderの「外部ディスク」表示設定や、「イメージキャプチャ.app」の挙動、USBコントローラーの一時的な不具合も影響します。また、GoPro WebcamアプリのバージョンがmacOSに対応していない場合もあります。
物理的故障・周辺機器の干渉
GoPro本体やSDカードの故障、純正以外のアクセサリやマウント器具がUSB接続の妨げになるケースもあります。
SDカードやファイル構造の問題
SDカードのファイルシステムが破損していたり、GoPro内のフォルダ構造（たとえば「DCIM/100GOPRO」など）が変更されている場合、MacがSDカードを正しく認識できないことがあります。
こうしたトラブルは突然発生することが多く、撮影した映像や写真が確認できなくなるといった事態に直面する可能性があります。
特に、SDカードを何度も抜き差ししたり、対応していないソフトで操作した場合にファイル構造が崩れることがあり、放置するとデータの上書きや完全消失につながるリスクも高まります。
だからこそ、異常を感じたら早めの対処が重要です。無理な復旧を試みる前に、正確な原因を見極めることが、データを守る第一歩になります。
当社では、GoProやSDカードの復旧実績も豊富で、15,000種類以上の障害パターンに対応する独自技術を活用し、これまでに46万件以上のご相談をいただいてきました（算出期間：2011年1月以降）。
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【要注意】メーカーや修理業者に依頼することのリスク
データトラブルに直面したとき、多くの方がまずメーカーや修理業者への依頼を考えるかもしれません。
確かに本体の修理や部品交換は可能ですが、HDDやSSDなどの記憶媒体の初期化・交換によって、データは全て消えてしまいます。
失いたくないデータを守りたい場合は、メーカーや修理業者ではなくデータ復旧の専門業者に相談するのが確実です。デジタルデータリカバリーではデータを保ったまま、故障した機器に対応できます。以下の3つの点で多くの方に選ばれています。
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- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、メーカーや修理業者ではなく当社にご相談ください。
GoProが認識されないときの対処法
GoProとMacを正しく接続するために、以下の項目を順番に確認・実行してください。
USB接続・ケーブル・ポートの見直し
最も基本かつ重要なポイントです。単なるケーブル不良が原因のことも珍しくありません。
- データ転送対応のUSB-CまたはUSB-Aケーブルを使用しているか確認します。
- 他のUSBポートに差し替えてみます。
- 他のPCで同じケーブルとGoProを接続して認識されるか確認します。
GoPro本体のUSB接続設定確認
GoPro側で正しい接続モードが選ばれていないと、Macはストレージとして認識できません。
- GoProの設定メニューを開きます。
- 「接続」→「USB接続」設定を「MTP（ファイル転送）」に変更します。
- USB接続時に「USBで接続しました」と表示されることを確認します。
Mac側の設定や接続先アプリの確認
表示設定の見直しやmacOSのリセットで認識されるようになる場合があります。
- Finder ＞ 環境設定 ＞「外部ディスク」にチェックが入っているか確認します。
- 「イメージキャプチャ.app」や「ディスクユーティリティ」でデバイスが表示されるか確認します。
- Macを再起動し、必要であればSMC（システム管理コントローラ）のリセットを行います。
SDカード構造と直接接続の試行
GoPro経由ではなく、SDカードを直接読み込むことで問題を回避できます。
- microSDカードを取り出し、カードリーダー経由でMacに接続します。
- カード内のフォルダ構造（DCIM/100GOPROなど）が保持されているか確認します。
- SDカードが破損している場合はフォーマットまたは予備カードとの入れ替えを行います（バックアップ必須）。
GoPro Webcam利用時の対策
macOS SonomaやSequoiaなどの最新環境では、Webcam用アプリのバージョンが重要になります。
- GoPro公式サイトから最新版のGoPro Webcamアプリ（v1.0.2以上）をインストールします。
- システム設定 ＞「ログイン項目」＞「カメラ機能拡張」で、GoProアプリが有効になっているか確認します。
- USB接続後、メニューバーにカメラアイコンが表示されるか確認します。
上記の対処法をすべて試しても認識されない場合は、GoPro本体の故障やSDカード破損の可能性があります。重要な映像データがある場合、安易な操作を繰り返すことでデータが上書きされたり、損傷が拡大するリスクがあります。
当社では「46万件以上の相談実績（期間：2011年1月以降）」と「一部復旧を含む復旧件数割合91.5%（内、完全復旧57.8%。復旧件数割合＝データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績）」を基に、GoProやmicroSDの高度な復旧にも対応しています。
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「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
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※1：データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。（集計期間：2007年～2020年）
※2：期間：2011年1月1日～
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よくある質問
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。
