セーフモードでパソコンを立ち上げようとしたのに、Windows 7が全く反応せず、「このまま壊れてしまうのでは…」と不安になっていませんか?以下のような症状が見受けられる場合、すでにシステムに深刻な障害が発生している可能性があります。
- セーフモードを選択しても通常起動に戻ってしまう
- 黒い画面のままフリーズして先に進まない
- 再起動を繰り返してセーフモードに入れない
このような状態を放置すると、システムファイルや大切なデータが二度と取り戻せなくなるリスクがあります。
万一の事態に備え、まずは原因を冷静に見極めることが重要です。本記事では、セーフモードが起動しないときに考えられる原因と対処法を分かりやすく解説します。少しでも不安があれば、24時間365日対応の無料診断で状況を安全に確認しましょう。
目次
セーフモードが起動しない原因
セーフモードは最低限の機能でWindowsを起動するモードですが、起動できなくなる原因は多岐にわたります。以下にセーフモードが起動しない原因を解説します。
システムファイルやレジストリの異常
Windowsの重要なシステムファイルやレジストリが破損すると、セーフモードでも安全な最小構成で立ち上げられなくなります。
ハードディスクやパーティションのエラー
ファイルシステムの破損や不良セクタが発生すると、セーフモード中のファイル読み込みで停止し、起動が失敗することがあります。
周辺機器や増設機器の影響
外付けHDD、USB機器、増設カードなどトラブルを起こしやすい機器を接続していると、セーフモードのロード時に影響を与える可能性があります。
ドライバーやソフトウェアの不具合
不適切なドライバーのインストールやソフトウェアの誤設定が、例えセーフモードでも起動を妨げることがあります。
ハードウェアの故障
セーフモードが起動しないときの対処法
ここからは、セーフモードが起動しない際に役立つ具体的な対処法をご紹介します。順序どおりに進めれば、原因の切り分けと解決に繋がります。
周辺機器のすべて取り外し手順
最初に、セーフモードに影響する可能性のある外付け機器をすべて外しましょう。
- USBメモリ、外付けHDD、プリンター、USBハブなどすべての外部機器をPCから取り外します。
- 再度PCの電源を入れ、F8キーを連打してセーフモードを試みます。
- セーフモードで起動できた場合、どの機器が原因か1つずつ接続して検証します。
スタートアップ修復の実行方法
Windowsの起動に問題がある場合、「スタートアップ修復」で自動診断と修復を試みます。
- PC起動時にF8キーを連打し、「詳細ブートオプション」画面を表示します。
- 「コンピューターの修復」を選び、「スタートアップ修復」を実行します。
- 修復完了後に再起動し、セーフモード起動を再試行します。
システムファイルをSFCで修復する手順
システムファイルの整合性をチェックし、破損があれば修復します。
- 「スタートアップ修復」画面で「コマンドプロンプト」を選択します。
- 管理者権限コマンドプロンプトで「sfc /scannow」と入力し実行します。
- スキャン&修復が完了したら、PCを再起動しセーフモードで起動します。
CHKDSKでディスクエラーを修復する方法
ハードディスクのパーティションや不良セクタを修復します。
- コマンドプロンプトで「chkdsk C: /f /r」と入力して実行します。
- エラーが見つかった場合、修復作業を許可し完了するまで待ちます。
- 完了後にPC再起動し、セーフモードを再試行します。
システムの復元を利用して状態を戻す方法
動作していた時点にWindowsの状態を戻すことで、問題を解消します。
- 「スタートアップ修復」画面の「システムの復元」を選択します。
- 正常に動作していた復元ポイントを選び、復元を開始します。
- 復元後に再起動し、セーフモード起動を確認します。
msconfigでセーフブート設定を確認する手順
Windowsが通常起動する場合、「msconfig」から設定内容をチェックし不整合を解消します。
- 「スタート」→「ファイル名を指定して実行」に「msconfig」と入力し起動します。
- 「ブート」タブを開き、「セーフブート」にチェックが入っていないことを確認します。
- 変更がある場合は適用し、PCを再起動してセーフモードを試します。
ハードウェア診断の基本手順
HDDやメモリなどの物理的な状態を確認し、故障の可能性を調べます。
- メーカー提供の診断ツール(例:Lenovo UEFI診断、HP PC Hardware Diagnostics)を起動します。
- メモリテストやHDDチェックを選択し、全項目を実行します。
- 異常結果が出た場合、故障としてマークし、交換または修理を検討します。
リカバリーまたは再インストールの実行手順
ここまでの方法で起動できない場合、Windowsの初期化や再インストールを検討します。
- リカバリーディスクやインストールメディアを用意します。
- BIOS/UEFIでCD/DVDまたはUSBからの起動を最優先に設定します。
- 回復オプションで「Windows を再インストール」または「リカバリー」を選び、画面の指示に従います。
ここまでの対処を行ってもセーフモード起動できない場合、ハードウェアの故障や深刻なシステム障害が疑われます。自己判断で操作を続けると、取り返しのつかないデータ消失が発生するリスクがあります。当社では、無料初期診断・24時間365日体制で、信頼の専門サービスをご提供しますので、少しでも異常に気づいた段階で、お気軽にご相談ください。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。