突然「HDDが認識されない」「ファイルが消えたかもしれない」という状況に直面した時、大切なデータをどうすれば取り戻せるのか不安になります。
- エクスプローラーにHDDが表示されない
- アクセスしようとするとフリーズやエラーメッセージが出る
- 動作音が異常、または全く反応がない
こうした症状は、軽度なエラーから内部ストレージの障害まで幅広く、しかも状況によっては自力では対応が難しく、慎重な判断が求められます。誤った操作をするとデータを失う危険性があります。
本記事では、無料で使える復旧ソフトを5つ厳選し、それぞれの特徴と注意すべきポイントをわかりやすく紹介しています。もし失いたくないデータが保存されているHDDで、自力での対応に不安がある場合は、当社「デジタルデータリカバリー」にご相談ください。
相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。
目次
なぜフリーソフトでHDDからデータが取り出せないことがあるのか
フリーソフトによる復旧は便利ですが、HDDが認識されなくなる原因を理解しておかないと大切なデータがさらに損なわれる可能性があります。まずは原因を整理しましょう。
論理障害(データ構造やファイルシステムの破損)
HDD内部のデータ構造やファイルシステムが壊れると、実際にはデータが残っていてもパソコン上で表示されなくなることがあります。ファイルシステムとは、OSがデータを整理・管理する仕組みで、これが破損すると「フォルダが空に見える」「ファイル名は出るのに開けない」といった状態が発生します。
原因は、HDDの取り外しミスやソフトの強制終了、ウイルス対策ソフトの干渉、軽いシステムエラーなどさまざまです。こうした論理障害は日常操作の中でも起こり得るため注意が必要です。
誤ってフリーソフトで復旧を試すとデータ構造を上書きし復旧不能になるリスクがあります。特にフォルダ構成やファイル情報が壊れている場合、スキャンによる読み込み処理自体が負荷となることもあります。見た目で判断せず、まずは安全性を確保した上で、専門業者に相談することをおすすめします。
物理障害(機械的・電気的な故障)
HDDを落としたりぶつけたりといった衝撃や、長期間の使用による部品の劣化、内部の摩耗などが原因で、HDD内部に物理的な故障が発生することがあります。内部構造は非常に精密なため、わずかな損傷でもデータが読み取れなくなるケースがあります。
代表的な症状としては、「通電はするがファイルが開かない」「HDDから異音がする」「急に認識されなくなった」などが挙げられます。こうした症状が出ている場合、内部部品がすでに破損している可能性が高いと考えられます。
物理障害の場合、外見からは判断が難しく、通電や再起動を繰り返すことで障害が悪化しデータ損失につながる恐れがあります。また、フリーソフトではこうした物理的な問題には一切対応できません。ご自身で開封や操作を行う前に、必ず専門業者に相談することが、安全にデータを守るための第一歩です。
当社では24時間365日無料で診断・ご案内を行っております。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
「エクスプローラーにHDDが表示されない」「アクセスしようとするとフリーズやエラーメッセージが出る」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
誤って初期化やフォーマットを行うと、保存データを失う恐れがあります。さらに本体を分解すると損傷や上書きの危険があり、内部故障が原因の場合は自力復旧が難しく、状況を悪化させるリスクがあります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
HDDのデータ復旧フリーソフトを使用する
HDDのデータ消失が軽度な論理障害であれば、フリーの復元ソフトを使って自力で取り出せる場合もあります。ここでは、無料で使える実績ある復旧ソフトを5つご紹介しますが、文字化けや一部破損が生じる可能性があります。
また物理障害には一切対応できないため、使用の際には慎重な判断が必要です。大切なデータが含まれる場合は、専門業者に問い合わせることをおすすめします。
Tenorshare 4DDiG Freeを使う
写真・動画・文書など幅広いファイル形式に対応した復元ソフトです。SNSでのシェアで最大2GBまで無料利用可能で、ビジュアルな操作画面が特徴です。論理障害に限定して試してみたい方に向いています。
- 公式サイトから無料版をダウンロードし、PCにインストールします。
- ソフトを起動し、対象のHDDを選択後、「すぐにスキャン」を実行します。
- プレビューでファイルの内容を確認し、復元対象を別ドライブに保存します。
Recuvaを使う
シンプルで軽量、完全無料で使用できる老舗のフリーソフトです。復元可能性の高いファイルを色で分類表示し、初心者にも分かりやすい仕様になっています。
- Recuvaの公式サイトからインストーラーをダウンロードし、インストールします。
- ウィザードに従い、復元したいファイルの種類と保存場所(HDD)を選択します。
- スキャン後、リストから必要なファイルを選択して、復元先を指定して保存します。
EaseUS Data Recovery Wizard Freeを使う
日本語対応の見やすいインターフェースと高い復旧率が評価されているソフトです。無料版では最大2GBまで復元可能で、スキャンモードを選べるのが特徴です。
- EaseUSの公式サイトから無料版をダウンロードし、インストールします。
- 起動後、対象HDDを選択し、「クイック」または「ディープスキャン」を実行します。
- 復元可能なファイルが表示されたら、プレビューで確認し、別ドライブへ保存します。
PhotoRecを使う
強力な復元エンジンを備えたオープンソースのソフトで、多くのファイル形式に対応しています。日本語非対応かつコマンドライン操作が必要なため、上級者向けです。
- 公式サイトからPhotoRec(TestDisk)をダウンロードし、解凍します。
- コマンドプロンプト(ターミナル)を起動し、PhotoRecを実行します。
- 復元したいHDDと保存先を指定し、スキャン・復元を開始します。
Wise Data Recoveryを使う
高速スキャンとシンプルな操作性が特徴のソフトです。日本語対応で、インストール不要のポータブル版もあるため持ち運びにも便利です。
- Wise公式サイトからソフトをダウンロードし、インストールまたは展開します。
- ソフトを起動し、スキャン対象のHDDを選択して解析を開始します。
- 検出されたファイルから復元対象を選び、外部ドライブに保存します。
これらのソフトは軽度の論理障害には有効ですが、物理障害や深刻なファイルシステム破損には対応できません。誤ったスキャンで状態を悪化させる前に、状態が不安定な場合は専門業者に相談することを強くおすすめします。
専門のデータ復旧業者に相談する
紹介したソフトで復旧できない場合や、HDDから異音がする、何度も電源を入れても反応しないなどの症状がある場合は、内部で深刻な障害が起きている可能性があります。こうしたケースでのスキャンや操作はデータを破損・上書きするリスクがあります。
私たち、デジタルデータリカバリーは、これまでに46万件以上の相談実績を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※1)という高い成果を上げています。初期診断は24時間365日無料で対応しておりますので、不安を感じたらすぐにご相談ください。
※1 内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難なHDDの復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々のHDDの復旧に成功してきました。HDDの復旧事例が多いのには、理由があります。
復旧の研究開発が活発
従来、記録面に傷があるHDDは復旧が極めて困難とされ、対応を断念せざるを得ない状況でした。
しかし弊社では、専用設備の導入や海外研修を通じた技術開発により、記録面を安全に処理する独自の研磨技術を確立。これにより、傷のあるHDDからのデータ復旧率を大幅に高めることに成功しています。
東京都経営革新優秀賞を受賞
過去不可能とされていた傷のついたHDDからのデータ復旧率を大幅に向上させたことや、市場ニーズに迅速に対応し、復旧対象媒体を拡大した取り組みが認められ、2021年11月25日に東京都経営革新優秀賞を受賞しています。
国内最高峰の復旧設備
HDD復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業(専用クリーンルーム完備)
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期相談・診断まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。









































