ビデオカメラやブルーレイレコーダーで撮影・保存したM2TSファイルが突然再生できなくなった──そんな場面に、心当たりはありませんか?
- 動画ファイルを開いても再生されない
- 映像が途中で止まり、先に進まない
- 「破損ファイル」や「再生できません」と表示される
こうしたトラブルが起こると、「思い出が消えてしまったのでは…」と不安に感じる方も多いはずです。誤った復元ソフトの使用や操作ミスによって、復旧できたはずの映像が完全に消失してしまうケースもあります。
本記事では、M2TSファイルが破損・再生不能になる主な原因と、ユーザーご自身で試せる修復アプローチについて、順を追って詳しく解説しています。
デジタルデータリカバリーは、HDD・SSD・USBメモリ・SDカード・RAID・NAS・サーバーなど、幅広いメディアに対応。365日年中無休・初期診断無料・最短即日復旧で、思い出の映像データを守るお手伝いをいたします。まずはお気軽にご相談ください。
目次
M2TSファイルが破損する主な原因
以下のような原因でM2TSファイルが破損することがあります。
データのコピー中にエラーが発生
ファイルの転送が途中で中断されると、M2TSファイルが破損することがあります。
ウイルス感染
マルウェアがM2TSファイルを破損させることがあります。
不完全なエンコード
ファイルを変換する際に適切な設定がされていないと、M2TSファイルが正常に再生できなくなることがあります。
適切なコーデックがインストールされていない
M2TS形式に対応したコーデックがないと、動画が再生できないことがあります。
HDDやSDカードの不良セクタ
M2TSファイルが破損する原因のひとつに、HDDやSDカード内部の「不良セクタ」があります。不良セクタとは、記録されたデータを正常に読み取れなくなる領域のことで、見た目では気づきにくいものです。
たとえば、録画や保存中にエラーが発生したり、特定のファイルだけ再生できなかったりする場合、不良セクタが関係している可能性があります。特に、長年使用している記録媒体や、繰り返しデータの書き込みを行っているメディアでは、この問題が起きやすくなります。
そのまま使い続けると、他のファイルにも影響が及ぶことがあるため、異常を感じたら早めの確認と対応が重要です。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
M2TSファイルを修復する方法
以下の方法を試し、M2TSファイルを修復できるか確認してください。
動画修復ソフトを使用
専用の動画修復ソフトを使うことで、高い確率でM2TSファイルを修復できる可能性があります。
- 4DDiG File Repair
- Wondershare Repairit
- Stellar Repair for Video
ファイル形式を変換する
M2TSファイルをMP4などの一般的なフォーマットに変換すると、再生できるようになることがあります。
- XMedia Recodeをダウンロードし、インストール
- ソフトを開き、M2TSファイルを追加
- 出力フォーマットをMP4に設定
- 変換を開始し、完了後に再生できるか確認
コーデックをインストールする
M2TSを再生するために必要なコーデックをインストールすると、修復不要で再生できることがあります。
- 「K-Lite Codec Pack」をダウンロード
- インストール後、PCを再起動
- 再度M2TSファイルを再生してみる
VLCメディアプレーヤーで再生する
VLCメディアプレーヤーは、多くの動画形式をサポートしており、破損したM2TSファイルを再生できる場合があります。
- VLCメディアプレーヤーを開く
- 「メディア」→「変換/保存」を選択
- 破損したM2TSファイルを追加
- 「変換」をクリックし、出力形式をMP4に設定
- 「開始」をクリックして変換
- 変換されたMP4ファイルを再生し、修復されているか確認
M2TSファイルを修復するには、まず動画修復ソフトやVLCメディアプレーヤーの変換機能を試し、それでも解決しない場合は、コーデックのインストールやファイル形式の変換を試してみましょう。
専門業者に相談する
M2TSファイルが再生できない場合、録画中の電源トラブルや保存メディアの不具合、転送ミスなどによってファイルが破損している可能性があります。自己流で再生や変換を試みると、さらにデータが上書きされ、復旧が難しくなるリスクがあります。
大切な映像を守るには、早めに専門業者へ相談することが安全です。当社デジタルデータリカバリーでは、他社で修復不可とされたケースも含め、これまでに7,300件以上のご相談(※1)に対応し、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い実績を維持しています。
初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応しています。破損が疑われる場合は、まずはお気軽にご相談ください。
※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績

私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(※3)と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備

復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業(専用クリーンルーム完備)
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。