「SDカードを入れているのに、GoProが『NO SD』や『SD ERR』と表示される」――そんなトラブルに遭遇すると、撮影ができずに大事な瞬間を逃してしまう恐れがあります。
- SDカードを挿入しても認識されない
- 撮影中に突然「SD ERR」が表示される
- フォーマットを求められ操作が進まない
このような症状は、SDカードの規格や容量の不一致、接点の汚れ、カード自体の破損、またはGoPro本体の不具合など、複数の要因が考えられます。原因を誤って判断すると、カード内の映像や写真が消えてしまう危険性もあります。
本記事では、GoProがSDカードを認識しないときに考えられる代表的な原因を整理し、データを守りながら問題を切り分け、解決へ導く正しい手順を順序立てて解説します。
もし重要な映像データが入っている場合は、自己判断でのフォーマットや初期化は避け、24時間365日対応の無料診断をご利用ください。安全に復旧の可能性を見極められます。
目次
GoProがSDカードを認識しない原因
まず、SDカードが認識されない主な原因について確認しましょう。問題を解決するためには、原因を理解することが重要です。
SDカードの互換性問題
GoProカメラでは、指定された規格に合致したSDカードでなければうまく認識されないことがあります。特に、クラス10以上やUHS-I/UHS-II規格に対応していないSDカードは、撮影時のデータ転送速度が不十分なため、エラーが発生する可能性が高くなります。
SDカードの接触不良
SDカードをカメラに挿入した際、きちんと差し込まれていない、または接触が不十分だと認識エラーが発生します。この接触不良は、埃や汚れが原因で起こる場合もあります。
SDカードがフォーマットされていない
未フォーマットのSDカードや、GoProでは対応していないファイルシステムでフォーマットされたSDカードは認識されない可能性があります。

GoProのSDカードスロットの問題
GoPro本体側のSDカードスロットに異物が入っていたり、端子部分が損傷している場合も、SDカードの認識が不安定になります。
GoProのファームウェアが古い
GoProがSDカードを認識しない原因のひとつに、ファームウェア(GoPro本体の基本ソフト)のバージョンが古いことがあります。購入後に一度も更新していない場合や、途中でアップデートが中断された場合、最新のSDカードや機能に対応できず、読み込みエラーが起こることがあります。
特に、旅行やイベントの直前に久しぶりにGoProを使う人や、普段Wi-Fi接続をしていない人は、気づかないうちに古いバージョンのまま使い続けているケースが多いです。この状態で撮影を続けると、認識不良だけでなくデータ破損のリスクも高まります。
重要な映像を失わないためにも、異常を感じたらすぐに操作を中断し、必要に応じて専門業者に相談することが安全です。
SDカードの物理的損傷
GoProがSDカードを認識しない原因の中でも多いのが、SDカード自体の物理的な損傷です。水濡れや砂・ホコリの侵入、落下や衝撃など、アウトドアや旅行での使用環境では特に起こりやすく、気づかないうちに端子部分が傷ついていることもあります。
たとえ外見に異常がなくても、内部の回路が劣化していたり、繰り返しの抜き差しによって接触不良が発生していたりする場合があります。特に海や雪山など湿気や温度差の大きい場所で使うと、わずかな結露でも故障の原因になります。
このような損傷を受けたSDカードを無理に使い続けると、保存されている映像データが完全に読み取れなくなる恐れがあります。大切な映像を守るためには、異常を感じた時点で使用をやめ、専門のデータ復旧業者に相談することが安全です。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

SDカードを挿入しても認識されない、撮影中に突然「SD ERR」が表示される――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
誤ってフォーマットを実行したり、別の機器で繰り返し読み込みを試すケースがあります。特にSDカード自体に故障がある場合、自力での操作によって損傷が進み、データ復旧が難しくなるリスクが高まります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
GoProがSDカードを認識しない時の対処法
それでは、GoProがSDカードを認識しない問題を解決するための具体的な手順について説明します。以下の方法を順番に試してみましょう。
SDカードを再挿入する
接触不良の可能性を排除するため、まずSDカードを再挿入してみましょう。
- カメラの電源を切る。
- SDカードを慎重に取り出す。
- 埃や汚れがないことを確認し、再度しっかりと差し込む。
- 電源を入れて、認識されるか確認する。
SDカードの互換性を確認する
互換性があるかどうかをチェックすることも重要です。推奨されるSDカードを使わないと、GoProのパフォーマンスに支障をきたす場合があります。
- GoProの公式サイトで、お使いのモデルの推奨SDカードリストを確認する。
- 手持ちのSDカードがリストにあるか確認する。
- 対応していない場合は、リストに掲載されているものを使用する。
SDカード端子を清掃する
SDカードの端子が汚れていると接触不良を引き起こし、認識に支障が出ることがあります。清掃を行ってみましょう。
- SDカードを取り出す。
- 乾いた柔らかい布で端子部分を軽く拭く。
- 端子がきれいになったことを確認し、再度カメラに挿入する。
GoProのファームウェアを更新する
ファームウェアが最新でない場合、新しいSDカードとの互換性に問題が生じることがあります。
- GoPro公式サイトにアクセスする。
- 最新のファームウェアをダウンロードする。
- ファームウェア更新手順に従い、カメラに適用する。
SDカードをフォーマットする
SDカードが未フォーマットであったり、ファイルシステムが異なる場合、認識エラーが発生します。
- SDカードをパソコンに挿入する。
- ファイルシステムをFAT32またはexFATでフォーマットする。
- 再度カメラに挿入し、認識されるか確認する。
ただし、フォーマットを行うと中のデータはすべて削除されてしまいます。失いたくない大切なデータがある方はデータ復旧の専門業者に相談することをおすすめします。
別のSDカードを試す
すべての対処法を試しても認識しない場合、別のSDカードで試すと原因がわかりやすくなります。
- 別のSDカードを準備する。
- GoProに挿入して、認識されるか確認する。
専門業者に相談する
紹介した対処法を試してもSDカードを認識しない場合、カード内部のデータ構造の破損や物理的な故障、GoPro本体との接触不良などが原因として考えられます。この状態でフォーマットや無理な操作を繰り返すと、保存データが上書きされ、復旧が難しくなる恐れがあります。
大切な映像データを守るためには、早めに専門業者に相談することが安全です。
デジタルデータリカバリーでは、他社で「復旧不可」とされたケースも含め、これまでに7,300件以上のご相談(※1)に対応してきました。一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い実績があります。
初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応しています。SDカードが認識されない場合は、無理な操作を避け、まずはご相談ください。
※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
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業界トップクラスの実績

私たちデジタルデータリカバリーは、14年連続で国内売上No.1(※1)。累計46万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は91.5%(※3)と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備

復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
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これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
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※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと、 第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく。(集計期間:2007年~2020年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
よくある質問
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弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。