容量不足の解消やファイル管理の効率化を目的に、パーティションの分割や拡張を検討することは珍しくありません。しかし、次のような事前準備不足や操作ミスがあると、深刻なトラブルを招く恐れがあります。
- 重要データのバックアップを取らずに作業を開始する
- 使用するツールや操作手順を十分に理解していない
- OSやシステムファイル領域に誤って変更を加える
これらのミスが起きると、突然のデータ消失やOS起動不能など、取り返しのつかない事態に陥る可能性があります。安全に作業を進めるためには、正しい手順と必要な知識を事前に押さえておくことが不可欠です。
本記事では、パーティション操作を行う前に理解しておくべき基本知識と、リスクを最小限に抑える具体的手順を、専門的な視点からわかりやすく解説します。もし操作中に不具合が発生した場合や自力での判断が難しいと感じた場合は、私たち専門業者が24時間365日・無料で初期診断を行っています。安全確実な作業のため、まずはお気軽にご相談ください。
目次
パーティション変更時のトラブルの原因
パーティション変更時のトラブルは、操作ミスやハードウェア状態の悪化など、複数の要因によって引き起こされます。誤った手順や不十分な準備が重なると、取り返しのつかないデータ損失に至ることもあります。以下に主な原因をまとめます。
事前バックアップ不足
バックアップを取らないまま作業を行うと、停電やフリーズ、誤操作時に重要なデータを即座に失う危険があります。
システムパーティションの誤操作
OSの起動に必要なCドライブやEFIパーティション、回復パーティションを誤って削除・変更すると、Windowsが起動できなくなります。
ディスク状態の悪化や未確認
長年使用しているHDDは、知らないうちに不良セクタ(データを正しく読み書きできない部分)が増えていることがあります。パソコンの動作が遅くなった、時々フリーズする、異音がするといった症状は、その前兆かもしれません。
こうした状態のままパーティションを変更すると、処理中にエラーが発生してデータが失われる危険があります。特に、事前にディスク診断を行わず作業を始めると、障害の悪化を招き、復旧が難しくなることもあります。少しでも異常を感じた場合や、不安がある場合は、自己判断せず専門業者に相談することが安全です。
当社では、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク

「重要データのバックアップを取らずに作業を開始する」「使用するツールや操作手順を十分に理解していない」――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
誤って重要なデータを削除してしまったり、誤操作によってファイルを上書きしてしまうケースは少なくありません。特にバックアップを取らないまま作業を始めたり、ツールや手順を理解せずに操作を行った場合、状況が悪化し、データの復元が困難になる恐れがあります。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
HDDパーティション変更の対処法
パーティション変更を行う際は、事前の準備と正しい手順の遵守が欠かせません。操作を誤るとデータが消失したり、OSが起動しなくなる危険があります。特に重要なデータを保存しているHDDでは、作業前に必ずバックアップを行い、不安がある場合は専門業者へ相談することが安全です。
それでは、代表的な方法と手順を紹介します。
Windows標準機能「ディスクの管理」を使う
Windowsに標準搭載されている「ディスクの管理」ツールを利用すれば、追加ソフト不要でパーティションの分割や拡張、削除が可能です。GUI操作なので直感的に進められます。
- 「Windows」キー+「X」→「ディスクの管理」を選択します。
- 分割したいドライブを右クリックし、「ボリュームの縮小」を選びます。
- 縮小する容量を入力し、実行します。未割り当て領域が作成されます。
- 未割り当て領域を右クリックして「新しいシンプルボリューム」を選び、ウィザードに従って新パーティションを作成します。
コマンドプロンプト(diskpart)を使う
diskpartコマンドは、細かいパーティション操作が可能なWindowsの管理ツールです。コマンド入力に慣れている場合はこちらを利用すると柔軟に設定できます。
- 「Windows」キー+「R」で「diskpart」と入力し、Enterキーで起動します。
list disk
→select disk n
→list partition
で対象ディスクとパーティションを確認します。select partition m
→shrink desired=XXXX
(縮小サイズMB単位)を実行します。create partition primary size=XXXX
で新パーティションを作成します。
サードパーティソフトを使う
AOMEI Partition AssistantやEaseUS Partition Masterなどのソフトを利用すると、視覚的な操作画面で安全にパーティションを変更できます。複雑な操作に不安がある場合や、特殊な条件下での変更には特に有効です。
- 公式サイトからソフトをダウンロードしてインストールします。
- 起動後、対象ディスクを選び、操作(分割・拡張・削除など)を指定します。
- 画面の指示に従って操作を確定し、処理を実行します。
専門業者に相談する
紹介した手順を試してもHDDのパーティション変更が正常に行えない場合、パーティションテーブルが破損している、または変更操作中に不具合が発生して構造が崩れている可能性があります。このまま自己判断で操作を続けると、システム領域や保存データが上書きされ、状態がさらに悪化してしまう恐れがあります。大切なデータを守るためには、早めに専門業者へ相談することが安全です。
デジタルデータリカバリーでは、他社で「復旧不可」と判断されたケースも含め、これまでに7,300件以上のご相談(※1)に対応してきました。一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を維持しております。
初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応しています。データ損失のリスクを最小限に抑えるためにも、異常を感じた時点でご相談ください。
※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難なHDDの復旧事例が多いのか

デジタルデータリカバリーはこれまで数々のHDDの復旧に成功してきました。HDDの復旧事例が多いのには、理由があります。
復旧の研究開発が活発
従来、記録面に傷があるHDDは復旧が極めて困難とされ、対応を断念せざるを得ない状況でした。
しかし弊社では、専用設備の導入や海外研修を通じた技術開発により、記録面を安全に処理する独自の研磨技術を確立。これにより、傷のあるHDDからのデータ復旧率を大幅に高めることに成功しています。
東京都経営革新優秀賞を受賞

過去不可能とされていた傷のついたHDDからのデータ復旧率を大幅に向上させたことや、市場ニーズに迅速に対応し、復旧対象媒体を拡大した取り組みが認められ、2021年11月25日に東京都経営革新優秀賞を受賞しています。
国内最高峰の復旧設備

HDD復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業(専用クリーンルーム完備)
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。