- USB3.0ポートに接続しても外付けHDDが認識されない
- ファイル転送中に突然HDDが接続解除される
- HDDのランプは点灯するのに、パソコン上で表示されない
こうした症状に心当たりがある場合、外付けHDDはすでに「接続障害」または「デバイス障害」を起こしている可能性があります。
外付けHDDは、大容量のデータ保存やファイル共有に欠かせない存在ですが、USB3.0ポートに接続しても認識されないというトラブルは非常に多く報告されています。特に頻繁な抜き差しや長期間の使用により、接触不良やドライバ不具合が発生しやすくなります。
このまま放置すれば、大切なファイルに二度とアクセスできなくなる危険性があります。 一時的な不具合と見逃すのではなく、早めの対応が重要です。
本記事では、USB3.0接続時に外付けHDDが認識されない原因と、データを守るために行うべき具体的な対処法をわかりやすく解説します。
もし現在の状況が深刻で、自力での対応に限界を感じた場合は、当社の無料診断(24時間365日)をご活用ください。安全かつ迅速に、データ復旧の可能性を判断いたします。
目次
外付けHDDがUSB3.0で認識しない原因

外付けHDDがUSB3.0で認識しない原因としては、以下のものが挙げられます。
1. 電力不足
USB3.0ポートから供給される電力は理論上900mAですが、一部の外付けHDDは1000mA以上の電力を必要とする場合があります。そのため、電力不足が原因で認識されないことがあります。
2. ドライバーの問題
USBホストコントローラーのドライバーが古い場合、HDDを正常に認識できなくなることがあります。特にWindows Updateによって既存のドライバーが置き換わってしまうケースも少なくありません。
3. BIOS設定の不具合
BIOSの設定でUSB3.0が無効になっている場合、外付けHDDが認識されません。また、一部のPCでは「Intel xHCI Mode」の設定が適切に有効化されていないことが原因で問題が発生することがあります。
4. ハードウェアの互換性の問題
一部のHDDケースやUSB3.0ポートに互換性の問題がある場合、認識エラーが発生します。同じポートでも異なるデバイスで動作するか試すことが重要です。
5. USBケーブルの故障
長期間使用したUSBケーブルの損傷が原因で、外付けHDDが正常に動作しなくなるケースもあります。USB2.0ケーブルを誤って使用している場合も同様です。
6. ハードウェアの物理障害
HDD内部の物理的な破損が原因で認識されないこともあります。特に外付けHDDは、屋外や高温多湿など使用環境の影響を受けやすく、内蔵HDDより寿命が短い傾向にあります。このような障害が発生した機器では、通常の操作では状態を改善できず、誤った対処は状況を悪化させるリスクがあります。データの重要度が高い場合は、専門的な技術による適切な対応が求められます。

物理的損傷の場合、復元は困難です。自力での復元が難しい場合は、データ復旧業者に相談することが最善の方法です。専門業者であれば、物理障害や深刻な論理障害に対しても対応できるため、重要なデータを安全に復元できる可能性が高まります。
デジタルデータリカバリーでは、46万件以上(算出期間:2011年1月1日〜)の豊富な相談実績を持ち、物理的な故障や重度のデータトラブルなど、さまざまなケースにおいて正確な初期診断を行い、問題の原因を迅速かつ的確に特定します。
外付けHDDがUSB3.0で認識されないときの対処法
外付けHDDがUSB3.0で認識されないときの対処法としては以下の手法が挙げられます。
1. 電源の強化
電源を強化する方法としては、電源付きのHDDケースを使う、Y字型USBケーブルで2つのUSBポートから電力を供給する、USBハブではなくPC本体のUSBポートに直接つなぐ、などを試してください。
2. ドライバーの更新
- デバイスマネージャーを開く。
- 「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」を展開し、USB3.0ホストコントローラーを右クリックして「ドライバーの更新」を選択。
- 「自動検索」で最新のドライバーをインストールする。
3. BIOS設定の確認と変更
- PCの起動時に「F2」キーを連打してBIOSに入る。
- 「USB Configuration」または「Intel xHCI Mode」を「Enabled」に設定。
- 変更を保存してPCを再起動する。
4. 別のポートやHDDケースを試す
- 別のUSB3.0ポートに接続する。
- 異なるHDDケースにHDDを入れ替えて試す。
- USB2.0ポートで認識するか確認する。
5. USBケーブルを交換する
ケーブルの不良を疑う場合は、新しいUSB3.0ケーブルを使って再接続してください。
6. データ復旧業者に依頼する

物理障害が原因でHDDが認識されない場合、自力での対応は困難です。異音がする場合や、使い始めてから年数が経過している場合はデータ復旧業者に依頼することを強くお勧めします。物理障害によるHDDの故障は、専門の技術を持つ業者でなければ復旧が難しいため、早急に対応する必要があります。
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難なHDDの復旧事例が多いのか

デジタルデータリカバリーはこれまで数々のHDDの復旧に成功してきました。HDDの復旧事例が多いのには、理由があります。
復旧の研究開発が活発
従来、記録面に傷があるHDDは復旧が極めて困難とされ、対応を断念せざるを得ない状況でした。
しかし弊社では、専用設備の導入や海外研修を通じた技術開発により、記録面を安全に処理する独自の研磨技術を確立。これにより、傷のあるHDDからのデータ復旧率を大幅に高めることに成功しています。
東京都経営革新優秀賞を受賞

過去不可能とされていた傷のついたHDDからのデータ復旧率を大幅に向上させたことや、市場ニーズに迅速に対応し、復旧対象媒体を拡大した取り組みが認められ、2021年11月25日に東京都経営革新優秀賞を受賞しています。
国内最高峰の復旧設備

HDD復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業(専用クリーンルーム完備)
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数7,300件超」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。