突然PCが起動せず、「ブートデバイスが見つかりません」「No bootable device」と表示され、SSDが認識されなくなって困っていませんか?
SSDがブートデバイスとして認識されない原因には、設定の問題だけでなく、SSDの故障やデータ破損など、データ消失のリスクを伴うトラブルが潜んでいる場合もあります。むやみに操作すると状態を悪化させる可能性があるため注意が必要です。
本記事では、SSDを認識しない原因と、安全に試せる6つの対処法をわかりやすく解説します。
こうした状況の中で、対応に迷う方や安全に進めたい方も多いはずです。
次のどれか一つでも当てはまる方は、一度専門家に相談することをおすすめします。
- 大切なデータを失いたくないと感じている
- 自分だけの判断で進めるのが不安に感じる
- どこから手をつければよいか迷っている
- 安全に進めたい、確実に状況を知りたい
当社では、24時間365日、初期診断とご相談を無料で承っています。不安を感じた時点でお気軽にご連絡ください。
目次
SSDがブートデバイスとして認識しない原因
SSDがブートデバイスとして認識しない原因は、主に以下の5つです。
物理的な接続不良
SSDが正しく接続されていない場合、システムがSSDを認識しないことがあります。特に、SATAケーブルの緩みや不良が原因で発生することが多いです。
ドライバの不具合や古いバージョン
SSDが正常に動作するには、適切なドライバが必要です。ドライバが古い、または破損している場合、SSDを認識しない原因となります。
BIOSの設定不備
BIOSの設定が不適切だと、システムがSSDをブートデバイスとして認識しないことがあります。特に、ブート順序やCSM設定の見直しが必要です。
フォーマットやパーティションの問題
新しく購入したSSDや、誤ってフォーマットされたSSDは、適切なパーティションがない場合や、システムが認識できない形式でフォーマットされている場合、ブートデバイスとして機能しません。
もしも、SSDをフォーマットしてしまった場合にも、データを復元できる可能性があります。以下の記事でも対処法を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
SSD自体の故障
SSDがブートデバイスとして認識されない原因のひとつに、SSD本体の故障があります。特に見落としがちなのが、長期間の使用による経年劣化です。SSDには書き込み回数に上限があり、内部の記録セルが徐々に消耗することで、一部の領域が読み書き不能になることがあります。
このような劣化は外見からはわかりにくく、ある日突然、システムディスクとして認識されなくなるケースも珍しくありません。症状が進行すると、OSの起動に必要な情報へのアクセスができず、ブートエラーを引き起こすことがあります。
特にOSをインストールしているSSDでこうした障害が起こると、データだけでなくシステム自体の利用にも支障をきたすおそれがあります。異常を感じた時点で、専門業者に相談して正確な診断を受けることが重要です。
当社では、経年劣化を含むSSDの不具合に対応した無料の初期診断を、24時間365日体制で実施しています。
SSDがブートデバイスとして認識しないときの6つの対処法
ここでは、SSDがブートデバイスとして認識されず、PCが起動しないときの代表的な対処法を6つ紹介します。 ここから紹介する対処法には、BIOS設定の変更やケーブルの抜き差し、場合によっては再インストールや初期化など、手順を誤るとデータを失ってしまう可能性のある作業が含まれます。特に、原因がはっきりしないまま自力で作業を続けると、SSDの状態を悪化させてしまうこともあります。
「失いたくないデータがある」「少しでも不安がある」という方は、無理に操作を続けないことが大切です。状況によっては、SSD自体やPC内部で予期せぬトラブルが発生していることもあり、外から見ただけでは安全かどうか判断できないケースもあります。
当社では、24時間365日、初期診断とご相談を無料で受け付けています。
SATAケーブルの確認と再接続
SATAケーブルが緩んでいると、SSDが正しく認識されないことがあります。まずは、SSDとマザーボードの接続状態を確認しましょう。作業前にパソコンの電源を切り、電源ケーブルも外してください。PCケースを開け、SATAケーブルがSSDとマザーボードにしっかり接続されているか確認します。必要に応じて別のSATAポートに差し替え、再起動後にSSDが認識されるか確認してください。
ドライバの更新
SSDのドライバが古い場合、認識に問題が発生することがあります。最新のドライバに更新しましょう。
- デバイスマネージャーを開き、SSDのドライバを右クリックして「ドライバの更新」を選択。
- 自動的に最新版のドライバを検索し、インストールする。
- インストール後、PCを再起動する。
BIOS設定の見直し
BIOS設定が適切でないと、SSDがブートデバイスとして認識されないことがあります。設定を確認し、適切な順序で設定しましょう。
- PCの電源を入れ、F2キーを連打してBIOSにアクセスする。
- 「ブート順序」を確認し、SSDが最優先になっているか確認する。
- 必要に応じてブート順序を変更し、保存して再起動する。
フォーマットとパーティションの再設定
フォーマットやパーティションが不適切な場合、システムはSSDを認識しないことがあります。パーティションを再設定し、ブート可能な状態にしましょう。
- 「ディスク管理」を開く。
- SSDが表示されていれば、右クリックして「新しいパーティション」を選択。
- フォーマットオプションを選択し、NTFSまたはFAT32でフォーマットする。
- フォーマット後、システムを再起動し、SSDが認識されるか確認する。
フォーマットやパーティションの再設定は、操作を誤るとデータが完全に消失する恐れがあります。特に重要なデータがある場合は、安易に実行せず、専門業者に相談することが安全です。適切な判断と作業によって、データを守れる可能性が高まります。
SSDのファームウェアアップデート
SSDのファームウェアが古い場合、認識に問題が発生することがあります。SSDメーカーの公式サイトから最新のファームウェアをダウンロードし、アップデートを行いましょう。
- SSDメーカーの公式サイトから最新のファームウェアをダウンロードする。
- ファームウェア更新用のツールをダウンロードし、インストールする。
- ツールを実行してファームウェアをアップデートする。
- PCを再起動し、SSDが認識されるか確認する。
専門業者に相談する
紹介した対処法を試してもSSDがブートデバイスとして認識されない場合、ドライブに物理的な故障が発生している可能性があります。このまま自己判断で修復を続けると、システムに上書きが生じたり、データが失われたりするリスクが高まります。そのため、早めに専門業者へ相談することが安全です。
当社デジタルデータリカバリーでは、SSDに関する障害への対応実績が豊富で、他社で「復旧不可」とされたケースも含め、これまでに8,000件以上のご相談(※1)に対応してきました。一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)という高い成果を維持しています。
相談から初期診断まで無料で、24時間365日対応しています。大切なデータを守るためにも、まずはご相談ください。
※1:算出期間:2016年6月1日~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績
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※2:期間:2011年1月1日~
※3:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
※4:算出期間:2016年6月1日~
よくある質問
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この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計ご相談件数50万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。










































