突然、外付けHDDや内蔵ディスクが「不明」「初期化されていません」と表示され、「このまま初期化しても大丈夫?」「データは消えない?」と不安を感じていませんか?
この表示は、パーティション情報の破損だけでなく、HDD内部の物理障害が原因の場合もあり、安易に初期化やフォーマットを行うとデータ消失のリスクが高まります。
本記事では、「不明・初期化されていません」と表示される原因と、データを守りながら安全に復旧を目指す方法を専門家の視点で解説します。
こうした状況の中で、対応に迷う方や安全に進めたい方も多いはずです。
次のどれか一つでも当てはまる方は、一度専門家に相談することをおすすめします。
- 大切なデータを失いたくない
- 自分で進めるのが不安
- どこから手をつければいいかわからない
- 安全に状況を把握したい
当社では、24時間365日、初期診断・ご相談が無料です。不安を感じたらお気軽にご連絡ください。
目次
「不明・初期化されていません」エラーとは?
「不明・初期化されていません」エラーとは、パソコンに接続されたストレージデバイス(HDD、SSD、USBメモリなど)が認識されない状態を指します。このエラーが発生すると、以下のような状況になります。
- デバイスはシステムに表示されるものの、データにアクセスすることができない
- 「ディスクの管理」ウィンドウに「不明」または「初期化されていません」と表示される
この問題の主な原因としては、ドライブのパーティション情報が損傷している、または存在しないことが挙げられます。この状態では、デバイスを使用する前に以下の操作が必要になる場合があります。
- ディスクの初期化
- パーティションの作成
- フォーマット
ただし、これらの操作を行うとデータが完全に失われてしまうため、データ復旧が必要な場合は慎重に対応する必要があります。また経年劣化や衝撃などによってデバイスが物理的に破損しているケースも考えられますので、データ復旧が必要な場合は、専門業者への相談が推奨されます。
「不明・初期化されていません」と表示されたときの3つの主な原因
HDDをパソコンに接続した際、「不明・初期化されていません」と表示されると、多くの方がパニックに陥ります。このエラーは単なる表示ではなく、HDDに異常が発生している明確なサインです。
原因によって対処法が異なるため、まずは以下3つの可能性を確認しましょう。
新品のHDDを接続した場合
内蔵型HDDを増設した直後に「初期化されていません」と表示されるのは、異常ではなく正常な挙動です。新品のHDDにはデータ構造が一切存在しないため、最初にフォーマット作業を行う必要があります。
ただし、外付けHDDは工場出荷時にフォーマット済みのため、このメッセージが表示されることはほとんどありません。内蔵HDDを新設した場合は、PC上で手動フォーマットを実行しましょう。
ファイルシステムの破損
HDDが「不明・初期化されていません」と表示される原因のひとつに、ファイルシステムの破損があります。これはデータの読み書きに必要な仕組みで、破損するとHDDが正しく認識されなくなります。
「HDDが接続されているのに表示されない」「突然アクセスできなくなった」「外付けHDDが反応しない」といった症状がある場合、ファイルシステムに問題がある可能性があります。
誤った操作を続けるとデータが上書きされたり、完全に消失する恐れがあるため、早めに専門業者に相談して適切に対処することが大切です。
HDDの物理的故障
「不明・初期化されていません」と表示される原因のひとつに、HDDの物理的な故障があります。これは経年劣化や落下、熱などが原因で、内部の部品に異常が起きることで発生します。
「HDDから異音がする」「接続しても認識されない」「最近動作が遅くなっていた」といった症状がある場合、物理障害の可能性が高まります。
このまま無理に操作を続けると、状態が悪化してデータが完全に失われる恐れがあります。大切なデータを守るためにも、早めに専門業者に相談することが大切です。当社では、相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。まずはお気軽にご相談ください。
HDDで「初期化されていません」と表示された際の復旧方法
ここでは、外付けHDDや内蔵HDDが「初期化されていません」と表示されるときの復旧方法を紹介します。
ここから紹介する対処法には、ディスク管理ツールの操作やデータ復旧ソフトの使用、ストレージ状態の確認など、 手順を誤るとデータを失ってしまう可能性のある作業が含まれます。 特に、この表示が出ているにもかかわらず安易に「初期化」を実行してしまうと、 保存されていたデータが消失し復旧が困難になるケースが多いため、慎重に進める必要があります。
「失いたくないデータがある」「少しでも不安がある」という方は、無理に操作を続けないことが大切です。状況によっては、HDD内部でセクタ不良や基板の異常が発生している場合もあり、外から見ただけでは安全か判断できないケースもあります。
当社では、24時間365日、初期診断とご相談を無料で受け付けています。
接続ケーブルを交換する
ケーブルの断線や接触不良により、HDDが正常に認識されず「初期化されていません」と表示されることがあります。
- HDDの電源を切り、PCとの接続ケーブル(USB・SATA)を取り外します。
- 別の新品または正常なケーブルを用意し、HDDとPCを再接続します。
- PCを再起動し、「ディスクの管理」やエクスプローラーでHDDが正しく認識されるか確認します。
- それでも「初期化されていません」と表示される場合は、他の原因の可能性があります。
ハードリセットを行う
ハードリセットを行う方法は以下の通りです。
- PCの電源を切る
- 外付けHDDとバッテリーを外し、10秒ほど待つ
- バッテリーを再度挿入し、PCに再度電源を入れる
- 一度PCをシャットダウンする
- 外付けHDDを再接続してから、PCを再起動する
既に不具合が起きている状態で、再起動を繰り返すと更なる状況悪化を招く恐れがあるため、ハードリセットを何度も行うことは控えて下さい。
デバイスドライバを更新する
デバイスドライバとはPCに接続した内部装置や、周辺機器などのハードウェアを制御、または操作するためのソフトウェアです。このデバイスドライブで更新を行うことで問題が改善される場合があります。
- 「スタートボタン」を右クリックし、「デバイスマネージャー」を開く
- 対象のHDDを右クリックし、「ドライブの更新」をクリックする
- 「ドライバーの検索方法」の選択が表示されたら、「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」を選択する
- ドライブの更新が完了したら、PCを再起動する
HDDを初期化する
初期化を行うことでHDD自体を再認識させることが可能です。ただし、初期化を行うと保存されていたデータはすべて削除されるため、事前にデータ復旧が必要な場合は絶対に実行しないでください。
- スタートメニューから「ディスクの管理」を開く。
- 「ディスク〇 不明 初期化されていません」と表示されたドライブを右クリック。
- 「ディスクの初期化」を選択。
- 「MBR」または「GPT」を選択(通常はMBRでOK)して「OK」をクリック。
- 初期化が完了すると「未割り当て」と表示されるので、ボリュームの作成を行えば利用可能になります。
コマンドプロンプトでMBRを再構築する
MBRとは、HDDなどの外部デバイスの起動に必要なプログラムや情報を記録した先頭の記憶領域を言います。
このMBRが何らかの原因で破損してしまうと、「不明·初期化されていません」と表示されるため、MBRを再構築することで問題が改善される場合があります。
- 「インストールメディア」からPCを起動する
- 「設定」→「次へ」を選択する
- 「コンピューターを修復する」をクリックする
- 「オプションの選択」から「トラブルシューティング」を選択する
- 「詳細オプション」から「コマンドプロンプト」を選択する
- 「bootrec /FixMbr」を入力し、「エンターキー」を押す
- 「bootrec /RebuildBcdr」を入力し、「エンターキー」を押す
- PCを再起動して確認する
ただし、ある程度の知識がない状態でMBRの再構築作業を行ってしまうと、誤操作によりデータが完全に復旧出来なくなってしまう可能性があります。HDD内のデータを確実に復旧したい方は一度データ復旧業者にご相談下さい。
専門業者に相談する
接続の見直しや初期化ツールで改善しない場合、HDD内部で物理障害や深刻なファイル構造エラーが発生している可能性があります。自己判断で初期化や復元ソフトを使用すると、取り返しのつかないデータ消失につながるリスクがあります。
当社デジタルデータリカバリーは、これまでに50万件以上の相談実績(※1)と復旧件数割合91.5%(※2)という高い実績を持ち、あらゆるHDD障害に対応可能です。相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しておりますので、お気軽にご相談ください。
※1 期間:2011年1月以降
※2 2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する

自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断・お見積りまで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み

デジタルデータリカバリーは「データ復旧専門業者17年連続データ復旧国内売上No.1」(※1)の実績を持つデータ復旧業者です。
データ復旧の技術力として、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)を誇っています。
他社で「復旧不可能」と判断された機器を、当社が復旧に成功した事例は数えきれません。実際に、他社対応後のご相談だけでも7,300件を超えています。
これこそが“データ復旧の最後の砦”と呼ばれる理由です。どんな状態でも、諦める前にまずはご相談ください。最善を尽くしてデータを取り戻します。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを専門としてサービス提供している企業のこと。第三者機関によるデータ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2020年)
※2:2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
初期診断・相談・見積まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数46万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。









































