TeraStationが起動しない、共有フォルダにアクセスできない、エラーコードが表示される――こうしたトラブルが発生すると、社内データやバックアップが使えなくなり、どう対応すべきか迷ってしまう方も多いでしょう。NASはRAID構成やファイルシステムなど複数の仕組みが組み合わさって動いているため、
原因を誤って操作すると、取り出せたはずのデータまで失われる可能性があります。ここでは、TeraStationでトラブルが起きた際に考えられる原因を整理し、データを守りながら安全に確認できるポイントや復旧方法、対応時の注意点について分かりやすく解説します。
データを取り出したい場合は、まずNASの状態確認から行うことが重要
TeraStationからデータを取り出したい場合は、まず本体やシステムの状態を確認することが重要です。トラブルが起きている状況で、いきなりHDDを取り外したり設定を変更したりすると、RAID構成が崩れたりデータが上書きされてしまい、復旧が難しくなる可能性があります。まずは現在の状態を落ち着いて確認し、原因を整理することから始めましょう。
確認しておきたい主なポイントは次のとおりです。
- ディスプレイに表示されるエラーコード/エラーメッセージ
- LEDの点灯や点滅の状態
- バッファロー製のNASをPCから管理・操作する「NAS Navigator2」のステータス情報
これらの情報を確認することで、ディスク障害・RAID異常・システムトラブルなど、問題の原因をある程度切り分けることができます。状況を把握してから、再起動・ディスク交換・復旧作業など、次に取るべき対応を慎重に判断することが大切です。
ディスプレイに表示されるエラーコード/エラーメッセージ
TeraStationでは、液晶パネルや管理画面に 「エラーコード+メッセージ」 の形で障害内容が表示されます。
以下は、データ取り出しや復旧判断の際によく確認される代表的なエラーです。
| エラーコード |
表示メッセージ例 |
内容・状態 |
| E07 |
HD ALL E07 All HD Not Found |
すべてのHDDが認識されていない |
| E13 |
RAID Error E13 ARRAYx Error |
RAIDアレイでエラーが発生 |
| E14 |
RAID Arrayx E14 Can’t Mount |
RAIDアレイをマウントできない |
| E15 |
HDx Error E15 Many Bad Sectors |
HDDに多数の不良セクタ |
| E16 |
HDx Error E16 HDx Not Found |
HDDが検出されない |
| E22 |
HDx Error E22 HD Can’t Mount |
HDDをマウントできない |
| E23 |
HDx Error E23 HDx Is Faulty |
HDDがRAIDアレイから外された |
| E24 |
SATAx Error E24 COMM. Failure |
SATA通信エラー |
| E30 |
HDx Broken E30 Replace the DISK |
HDD故障、ディスク交換が必要 |
| E06 |
TFTP MODE E06 Lost Boot Image |
ブートイメージ(OS)消失 |
※「HDx」は x番目のディスク(HD1、HD2など) を示します。
特にデータ復旧の観点で特に注意すべきエラーは次の通りです。
- E14:RAIDがマウントできない(RAID崩壊の可能性)
- E22:HDDマウント失敗(ファイルシステム障害など)
- E23:RAIDからディスク離脱
- E30:HDD故障・RAIDから除外
このエラーが出ている場合、NAS内のRAID構成やHDDに重大な障害が発生している可能性が高いです。
LEDの点灯や点滅の状態
一般的なTeraStationのLED構成は次のような分類です。
| 種類 |
一般的な名称 |
役割 |
| 電源ランプ |
POWER |
本体の電源状態 |
| 情報ランプ |
INFO / STATUS |
通知・注意・システム情報 |
| エラーランプ |
ERROR / ALARM |
障害・異常の発生 |
| ディスクランプ |
HDD / DISK / DRIVE |
各HDDの状態 |
| ネットワークランプ |
LAN |
LAN接続状態 |
TeraStationでは、本体前面の INFOランプ・ERRORランプ・HDDランプ の点灯や点滅状態によって、NASの状態や障害の種類を大まかに判断できます。データを取り出したい場合は、まずこれらのランプの状態を確認することが重要です。
| ランプ |
色 |
状態 |
意味 |
| ERRORランプ |
赤 |
点灯 |
重大なエラー(HDD故障・RAID異常など)が発生している可能性 |
| ERRORランプ |
赤 |
点滅 |
警告または障害が発生している状態 |
| INFOランプ |
橙 |
点灯 |
設定変更や警告メッセージなどの通知 |
| INFOランプ |
橙 |
点滅 |
温度上昇やディスク劣化などの注意通知 |
| HDDランプ |
緑 |
点灯 |
ディスクが正常に認識されている |
| HDDランプ |
緑 |
点滅 |
データの読み書き中 |
| HDDランプ |
消灯 |
- |
ディスク未認識または故障の可能性 |
| POWERランプ |
青 / 緑 |
点灯 |
電源ON(正常稼働) |
| POWERランプ |
青 / 緑 |
点滅 |
起動中またはシャットダウン中 |
特に ERRORランプが点灯・点滅している場合は、HDD障害やRAID異常が発生している可能性があります。
この状態でHDDの抜き差しやRAID設定の変更を行うと、RAID構成が崩れてデータ復旧が難しくなることがあるため、まずは 液晶表示のエラーコードやNAS Navigator2の状態と合わせて確認することが重要です。
バッファロー製のNASをPCから管理・操作する「NAS Navigator2」のステータス情報
管理画面や NAS Navigator2 にアクセスできる場合は、画面上に表示される エラーコード・警告メッセージ・ステータス情報 を確認することで、障害の原因をある程度把握できます。特に次のような内容が表示されていないか確認しておきましょう。
| 確認項目 |
表示例 |
意味・状況 |
| エラーコード |
E30 Replace Drive 1 |
HDD故障。該当ディスクの交換が必要 |
| エラーコード |
E14 Can’t Mount RAID |
RAIDアレイをマウントできない |
| エラーコード |
E22 Can’t Mount HDD |
HDDのマウント失敗 |
| RAID状態 |
RAID Degraded |
RAIDがデグレード状態(1台故障) |
| RAID状態 |
RAID Rebuilding |
RAIDリビルド中 |
| HDD状態 |
HDD Error / Faulty |
ディスク障害の可能性 |
| HDD状態 |
Bad Sector Detected |
不良セクタが増加している |
| 温度警告 |
Temperature Warning |
本体またはHDDの温度上昇 |
| システム状態 |
System Error / System Failure |
システム障害 |
| ストレージ状態 |
Volume Not Mounted |
ボリュームがマウントできない |
特に RAID Degraded・HDD Error・E14 / E22 / E30 などのエラーコードが表示されている場合は、RAID構成やHDDに異常が発生している可能性があります。
この状態で HDDの抜き差しやRAID設定の変更、初期化などを行うと、データが上書きされて復旧が難しくなることがあるため注意が必要です。
そのため、まずは表示されているエラーコードやステータスを確認し、状況を把握してから次の対応を検討することが重要です。
デジタルデータリカバリーでは、RAIDやNAS・サーバーのご相談に対応し、初期診断と見積りを無料で案内しています。夜間や緊急時も含め、24時間365日で相談を受け付けています。まずは現状の確認からご相談ください。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
ありがちな経営リスク
- 納期遅延や業務停止などが生じ、社内外からの信頼を損なう
- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
- 誤った判断により取り戻せたはずのデータを失い、復旧が不可能になる
特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
早い段階で「専門家」に相談することが重要
デジタルデータリカバリーでは、専門アドバイザーが状況を整理し、復旧可否や優先順位を踏まえ、最適な復旧方針をご案内します。
これまで当社では以下の実績・強みに基づき、多くの法人様にご相談いただいてきました。
- RAIDご相談実績 累計14,949件以上(※1)
- 一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)
- 他社で復旧不可とされた機器の対応実績8,000件以上(※3)
- ご依頼の約8割・48時間以内に復旧完了
- ISO27001/ISMS/Pマーク取得済み/データの取り扱いを徹底管理
- NDA(秘密保持契約書)の締結も可能
サーバやNASなど社外持ち出しが難しい機器も、出張診断・オンサイト対応が可能です。当社では24時間365日体制でご相談を受け付けています。操作を重ねて取り返しがつかなくなる前に、まずはご相談ください。
※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
データ取り出し前に確認すべきポイント
トラブル発生時に最初にやるべきことは、すぐに復旧作業へ進むことではなく「状態の切り分け」です。NASはRAID構成・ネットワーク設定・独自OSなど複数の要素が重なって動作しているため、原因が一つとは限りません。まずは現在の状態を正確に把握することが重要です。
具体的には、次のポイントを確認します。
- 本体ディスプレイや管理画面に表示されているエラー内容
- ステータスランプの色や点滅回数
- 管理ツール上のRAIDステータス(Degraded・Errorなど)
- 異音の有無(カチカチ・ガリガリなど)
- 電源の挙動(入れてすぐ落ちる、再起動を繰り返す等)
重要なのは操作を増やさないこと
このとき重要なのは「確認のために操作を増やさない」ことです。たとえば、次のような症状が見られる場合は物理障害の可能性が高まります。
- 赤ランプが点灯・点滅している
- Eから始まるエラーコードが表示されている
- カチカチ・ガリガリといった異音がする
- 電源を入れてもすぐに落ちる、起動が安定しない
このような状態で通電を続けたり、再起動を繰り返したりすると、HDDの損傷が進行し、復旧難易度が大きく上がることがあります。状態が不安定な場合ほど、「触らない」という判断が重要になります。
また、状況を記録しておくと、後の相談や調査がスムーズになります。最低限、次の情報は残しておきましょう。
- 表示されているエラーメッセージの内容
- ランプの色・点滅状態
- 症状が出たタイミング(停電後・落雷後・更新直後・HDD交換直後など)
可能であれば画面や本体の状態を写真に残しておくと、より正確な判断材料になります。焦って操作を重ねるよりも、まずは情報を整理することが、安全な復旧への第一歩です。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
ありがちな経営リスク
- 納期遅延や業務停止などが生じ、社内外からの信頼を損なう
- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
- 誤った判断により取り戻せたはずのデータを失い、復旧が不可能になる
特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
早い段階で「専門家」に相談することが重要
デジタルデータリカバリーでは、専門アドバイザーが状況を整理し、復旧可否や優先順位を踏まえ、最適な復旧方針をご案内します。
これまで当社では以下の実績・強みに基づき、多くの法人様にご相談いただいてきました。
- RAIDご相談実績 累計14,949件以上(※1)
- 一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)
- 他社で復旧不可とされた機器の対応実績8,000件以上(※3)
- ご依頼の約8割・48時間以内に復旧完了
- ISO27001/ISMS/Pマーク取得済み/データの取り扱いを徹底管理
- NDA(秘密保持契約書)の締結も可能
サーバやNASなど社外持ち出しが難しい機器も、出張診断・オンサイト対応が可能です。当社では24時間365日体制でご相談を受け付けています。操作を重ねて取り返しがつかなくなる前に、まずはご相談ください。
※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
TeraStationのデータ復旧・復元方法
TeraStationの対処では、最初に「止めるべき操作」を止め、そのあとに型番、RAID、ファイルシステム、障害層を順番に確認していく流れが基本になります。
自力で進める場合も、原本へ直接手を入れるのではなく、できるだけコピーやイメージ上で解析する考え方が重要です。とくにBtrfs機、XFS機、Windows搭載モデルでは、同じ復旧ソフトでも適合性が変わるため、手順の順番を崩さないことが重要になります。
エラー表示と共有アクセスを止める手順
最初に行いたいのは、状態の悪化を止めることです。アクセスが続くほどログ更新や自動処理が進み、論理障害でも上書きの範囲が広がることがあります。異音やエラー表示がある場合は、復旧作業より先に通電継続のリスクを見極める必要があります。
エラー表示と共有アクセスを止める実行手順
- 液晶表示、LED、管理画面の警告、エラーコード、異音の有無を確認し、スマートフォンで写真を残します。ディスク番号やスロット位置がわかるように撮影しておくと、その後の判断材料になります。
- 共有フォルダへ接続しているPCやサーバーを切り離し、ファイルの読み書きを止めます。業務システムが自動でアクセスしている場合は、サービス停止も含めて確認します。
- 異音、通電不能、強い発熱、複数台同時エラーが見られるときは、そのまま使い続けず、電源を落とした状態で次の判断へ進みます。症状が軽く見えても、再起動の連打は避けます。
- この段階では、初期化、フォーマット、HDD交換、リビルド開始は保留にします。まずは現状を保存し、どの層の障害かを見極めることを優先します。
停電後や異音発生後にむやみに再起動すると、自動復旧や追加負荷で状態が悪化することがあります。すぐ操作したくなる場面ですが、最初の数分は「止めること」が復旧余地を守るポイントになりやすいと考えられます。
型番・RAID・ファイルシステムを確認する手順
復旧方法を選ぶ前に、対象がXFS機なのかBtrfs機なのか、あるいはWindows搭載のNTFS機なのかを把握しておく必要があります。ここを曖昧にしたままソフト選定やコマンド選択へ進むと、解析結果が不正確になることがあります。
型番・RAID・ファイルシステムの確認方法
- 本体ラベル、管理画面、購入記録から型番を確認します。TS5020、TS3010、WSH5420など、シリーズ名がわかるところまで特定します。
- 型番が判明したら、シリーズごとのファイルシステム差を照合します。TS5020系はBtrfs、TS5010やTS3010系はXFS、WSH系はWindows搭載モデルとして別扱いで考えます。
- RAIDレベルも必ず確認します。RAID 0、1、5、6、10のどれかで、リビルド可能性や障害許容本数が変わるためです。
- ファームウェア更新歴、直前に設定変更や初期化をしていないか、暗号化ボリュームを使っていないかも確認します。更新や暗号化の差分は復旧方針に直結することがあります。
型番、RAID、ファイルシステムがそろうだけでも、復旧ソフトの候補や安全な救出順がかなり絞れます。反対に、ここが曖昧なままだと、症状が軽度でも誤った操作へ進みやすくなります。
ネットワーク障害を安全に切り分ける手順
共有に入れないからといって、すぐにRAID崩壊と決めつける必要はありません。ネットワーク側の不具合であれば、ディスクへ触れずにサービス復旧へ戻せる場合があります。データ破損を増やさないためにも、外側から順に切り分ける考え方が有効です。
ネットワーク障害の切り分け手順
- まず本体のLEDや液晶表示にエラーがないか確認し、異常がある場合はネットワーク切り分けより先に障害記録を優先します。
- LANケーブル、ハブ、スイッチ、ルーター、接続先PCを一つずつ確認します。別ポートや別ケーブル、別PCでの接続確認も有効です。
- 管理画面に入れる場合は、IPアドレス、共有設定、ユーザー権限、サービス稼働状況を確認し、変更前に画面の記録を残します。
- ログを取得し、エラーコードやイベント履歴を保存します。LinuxベースのTSシリーズでは、syslog転送やシステムログに障害の手がかりが残る場合があります。
- 再起動はどうしても必要な場合に限り、原則1回までにとどめ、反応が改善しないときは深追いせず次の手順へ移ります。
本体に異常がないのにアクセスできないケースでは、ネットワーク要因の可能性もあります。ただし、エラーコードやランプ異常が出ている状態で再起動や再接続を繰り返すと、ディスク側の障害確認が遅れやすくなるため注意が必要です。
RAID崩壊時にリビルドを止めて情報を保全する手順
RAID障害では、正常復旧を急ぐより、まず構成情報を守ることが重要です。バックアップがない状態でディスク交換やリビルドを始めると、他ディスクへ高負荷がかかり、救出難易度が一気に上がる場合があります。
RAID崩壊時の保全手順
- RAIDマウント不可、E14相当、E30相当、複数台エラーなどが見られる場合は、交換やリビルドの前に症状を記録します。どのスロットで何が起きているかを残すことが大切です。
- ディスクの取り外し順を変えないように、左から右へ番号ラベルを貼るなどして順序を固定します。写真も必ず残します。
- バックアップがない場合は、HDD交換やリビルドを保留にし、まず現物保全かイメージ取得の方針へ切り替えます。正常復旧よりコピーアウトを優先する考え方です。
- どうしても自力で進める場合も、各ディスクのコピーを取ってから、RAID再構成はコピー側で試します。原本ディスクを直接組み直す操作は避けます。
RAIDは可用性の仕組みであり、バックアップそのものではありません。とくにリビルド中の別ディスク故障や複数台障害が疑われる状態では、自力での正常復帰を狙うより、データ救出に目標を切り替えたほうが現実的な場面があります。
ディスクイメージを取得してコピー上で解析する手順
不良セクタや物理障害が疑われる場合、原本に直接スキャンや修復をかけるより、先にイメージ化してから解析するほうが安全性を確保しやすくなります。ddrescueのような読み取り救出ツールは、読める部分を優先しながらマップを残して進められるため、再試行や中断後の再開にも向いています。
ディスクイメージ取得の進め方
- 保存先として、元ディスク以上の容量を持つ別ストレージを用意します。RAID構成の場合は、対象台数分の保存領域も考えておきます。
- 障害ディスクはできるだけ読み取り中心で扱い、コピー元とコピー先を取り違えないように接続情報を整理します。USB変換では不安定になる場合があるため、安定した接続を選びます。
- イメージ取得ツールを使い、まず読める領域の救出を優先します。マップファイルやログを保存し、途中で止まっても再開できる状態を保ちます。
- 解析、RAID再構成、ファイル抽出は原本ではなくイメージ上で実施します。プレビューや一部ファイルの整合確認をしてから、本格的なコピーアウトへ進みます。
ディスクの状態が急に悪化するケースでは、最初の一回でどれだけ安全に読める部分を確保できるかが重要になります。ヘッド異常や強い異音がある場合は、イメージ取得自体が負担になることもあるため、その段階で業者へ切り替える判断も検討したいところです。
XFS・Btrfs・NTFSごとに救出方針を選ぶ手順
ファイルシステムごとに、安全な初動は変わります。XFSでは整合性回復とデータ救出の目的が一致しない場合があり、Btrfsでは修復系オプションの扱いに強い注意が必要です。Windows搭載モデルでは、LinuxベースTSシリーズと同じ前提で進めないことが重要になります。
ファイルシステム別の救出方針の決め方
- XFS機では、いきなり修復系操作へ進まず、まず読み取り専用で状態確認と救出の可能性を探ります。整合性修復は、データ回収最大化と同じではないことを前提に考えます。
- Btrfs機では、ファイルシステム自体を書き換えない救出手段を優先します。破壊的な修復オプションは、経験が十分でない段階では避けたほうが安全です。
- Windows搭載モデルでは、NTFSとハードウェアRAIDの組み合わせとして切り分けます。Linux系TSシリーズと同じ想定でコマンドや再構成方法を決めないようにします。
- 市販ソフトを使う場合は、XFSやBtrfs対応、RAID再構成対応、NASメタデータ検出の有無を確認し、プレビューで中身の整合性を見てから救出対象を絞ります。
XFSではnorecoveryでの読み取り専用マウントに制約があり、Btrfsではrestore系とrepair系で意味が大きく異なります。安全に取り出すことが目的なら、修復より先に「非破壊で読めるか」を確認する順番を崩さないほうがよいと考えられます。
専門業者へ相談する判断と依頼準備の手順
自力対応で見込みがあるのは、ネットワーク障害や軽度の論理障害など一部に限られます。異音、複数台同時故障、リビルド失敗、通電不能、暗号化や更新差分が絡むケースでは、早い段階で専門業者へ切り替えたほうが結果として損失を抑えやすい場合があります。
業者相談へ切り替える判断と準備
- 異音、電源が入らない、複数台エラー、リビルド失敗、更新後に起動不能などがある場合は、自力作業を増やさず相談候補に切り替えます。
- 依頼前に、型番、容量、RAIDレベル、障害発生日時、直前の操作内容、エラーコード、ディスク順序を整理します。口頭説明だけでなく、写真をまとめておくと伝わりやすくなります。
- 重要度の高いデータを一覧化し、どの共有フォルダや拡張子を優先してほしいかを伝えられるようにしておきます。復旧優先順位が明確だと判断が早くなります。
- 業者選定では、初期診断の有無、原本に書き込まない運用、RAIDやNAS対応実績、セキュリティ体制、見積り条件を確認します。
とくに業務NASでは、復旧そのものだけでなく、情報漏えい対策やログ管理、納期の説明責任も重要になります。物理障害やRAID崩壊を疑う段階では、試行回数を増やすより、状態を保ったまま相談へつなぐほうが合理的なことがあります。
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※1 期間:2011年1月以降
※2 2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
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※2:期間:2011年1月1日~
※3:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
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来社受付:9:30~21:00
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他社で復旧できないといわれた機器でも復旧できますか?
この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計ご相談件数50万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。