MacでAndroid端末を開発用に接続した際に、「adb devicesで端末が表示されない」というトラブルに直面するケースは少なくありません。
- Android端末をUSBで接続しても、adb devicesに何も表示されない
- デバッグモードをオンにしているのに認識されない
- ケーブルやポートを変えても変化がない
こうした現象が発生する背景には、ADBの設定ミスやUSBドライバの不整合、Mac特有の認識トラブルなど、いくつかの原因が潜んでいます。原因を放置したまま作業を続けると、ビルドやデバッグが行えず、開発スケジュールに深刻な遅延を生むリスクがあります。
本記事では、Mac環境でAndroid端末が認識されない主な原因と、確実に認識させるための具体的な解決策を、初学者にも分かりやすく整理しています。
もし本記事を読んでも認識されない場合は、複雑な設定ミスの可能性もあります。24時間365日対応の無料診断をご用意していますので、まずはお気軽に状況をご相談ください。
目次
adbが端末を認識しない原因
adb devicesがAndroid端末を認識しない場合、その背景にはいくつかの共通する原因が存在します。これらを正確に把握することで、不要なトラブルやデータ損失のリスクを未然に防ぐことが可能です。
USBケーブルやポートの問題
充電専用ケーブルや劣化したUSBケーブルを使用していると、MacがAndroid端末を正しく認識できない場合があります。また、USBポートの接触不良も原因の一つです。これにより、adbがデバイスを一覧表示できなくなります。
Android側の設定不備
Android端末で「USBデバッグ」が有効になっていない、または端末のロックが解除されていないと、adb接続は確立できません。開発者オプションが非表示の場合も、接続に影響します。
Mac側のADB環境や設定ミス
Android SDK Platform-Toolsが正しくインストールされていなかったり、パスが通っていないとadbコマンドが正常に動作しません。これにより、端末を認識できなくなるケースがあります。
Vendor ID未登録端末
マイナーな端末や新型機種は、adbの構成ファイルにVendor IDを手動追加しないと認識されないことがあります。特に初回接続時に発生しやすい問題です。
「unauthorized」状態
Android端末で「USBデバッグの許可」ダイアログが表示されていない、または誤って拒否した場合、「unauthorized」と表示され続け、接続が成立しないことがあります。さらに、過去の認証情報が悪影響を及ぼしている可能性も考えられます。
このような接続トラブルが続くと、端末内部のデータにアクセスできず、必要な情報を取り出せない状況が長引く可能性があります。特に、重要なデータを含む場合やバックアップが取れていない場合には、放置することでデータの消失リスクが高まる点に注意が必要です。
だからこそ、安易な自己判断を避け、専門的な診断を受けることが重要になります。
当社では、初期診断とお見積りは無料で、24時間365日体制でご相談を受け付けています。端末が認証されない、データにアクセスできないと感じたら、まずはお気軽にお問い合わせください。
【要注意】メーカーや修理業者に依頼することのリスク

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adbが認識しないときの対処法
ここでは、Macでadb devicesがAndroid端末を認識しないときに行うべき対処法を解説します。ケーブルの交換や設定の見直しから、コマンドによるリセットまで、具体的な手順を紹介します。
USBケーブルとポートの確認手順
物理的な接続不良は最も多い原因の一つです。以下の手順で確認と切り分けを行います。
- 別のUSBケーブルを使って接続します。
- Macの別のUSBポートに挿し直します。
- データ転送対応のケーブルを使用しているか確認します。
Android端末のUSBデバッグ設定方法
Android端末側の設定を正しく行うことで、adbとの通信が可能になります。
- 設定 > デバイス情報 > ビルド番号を7回タップして開発者オプションを有効化します。
- 開発者向けオプションから「USBデバッグ」をオンにします。
- 端末ロックを解除し、「USBデバッグを許可しますか?」のダイアログで「許可」を選択します。
Mac側のadb環境確認・再起動手順
adbの実行環境に問題がある場合は、コマンドによるリセットを行うことで改善する可能性があります。
- ターミナルを開き「adb」と入力しエラーが出ないか確認します。
- 「adb kill-server」「adb start-server」でadbを再起動します。
- 問題が解消しない場合はMacの再起動も検討します。
Vendor IDの確認と追加手順
特定の端末ではVendor IDの手動追加が必要です。以下の手順で確認し、登録します。
- Macの「システム情報」>「USB」で端末のVendor IDを確認します。
- ターミナルで「echo 0xXXXX >> ~/.android/adb_usb.ini」を実行します。
- adbを再起動して再度接続を確認します。
「unauthorized」状態のリセット方法
認証に関する問題をリセットすることで、adbからの認識が復活する場合があります。
- 端末の開発者オプションで「USBデバッグの認証の取り消し」を実行します。
- Macの「~/.android/adbkey」ファイルを削除します。
- 再度USBを接続し、許可ダイアログが出たら「許可」を選びます。
自己対処で解決しない場合は、専門業者への相談が確実です。当社では、Mac環境やAndroid端末のトラブルに関しても、技術的なサポートを提供しています。
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この記事を書いた人
デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計相談件数46万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。