iPhoneを下取りや譲渡に出す前に、「データを完全に消したい」と考えるのは当然のことです。しかし、iPhoneを工場出荷状態に初期化するだけでは、専門ソフトを使えば一部データを復元できてしまうこともあります。
- iPhoneを処分または売却予定
- 完全に復元されないようデータを消去したい
- Windowsパソコンから操作したい
このような方には、iPhoneの中身を復元不可能なレベルで削除できる専用ツールの使用が効果的です。
通常の初期化では、写真や連絡先などの一部データが復元されるリスクがあります。
本記事では、Windowsパソコンから操作できるおすすめの完全消去ソフトや使い方、そして完全削除に伴う注意点も丁寧に解説します。
なお、誤って必要なデータまで消してしまった場合でも、私たちデジタルデータリカバリーでは24時間365日対応の無料診断をご案内しております。
目次
iPhoneのデータを完全消去する必要がある理由
iPhoneの初期化を行っても、データが完全に削除されたとは限りません。復元ソフトや一部のツールを使えば、削除済みのデータを取り出せてしまう場合があり、第三者による情報流出のリスクも否定できません。
iPhoneの初期化ではデータが完全に消えない
「すべてのコンテンツと設定を消去」を行っても、iOSの仕様上、データの痕跡が端末内部に一部残っている場合があります。この状態では復元ソフトで画像や連絡先が再現される恐れがあります。
削除済みデータが復元される可能性がある
iPhone上で削除したはずのメッセージやメモ、Safari履歴などは、復元ツールを使えば部分的に取り出される可能性があります。復元されて困る情報がある場合は、完全消去ソフトでの上書きが必要です。
個人情報が端末に残っている
電話番号・位置情報・写真のExif情報・Wi-Fi接続履歴など、気づかないうちにiPhone内に記録されたデータが残っている可能性があります。これらは通常の削除操作では消えず、情報漏えいにつながるリスクもあります。
買取・譲渡時の情報漏えいリスク
中古ショップへの売却や家族・知人への譲渡時に、データが残っていると、個人情報が第三者の手に渡る危険性があります。万全を期すためには、専用ソフトでの完全消去が必要です。
こうした背景から、「完全消去ソフト」を利用した安全なデータ抹消が求められています。私たちデジタルデータリカバリーでは、削除されたiPhoneデータの復旧や、完全消去のご相談も承っております。まずはお気軽にご相談ください。当社では相談から初期診断まで24時間365日無料でご案内しています。
iPhoneの完全消去前に知っておくべき注意点
iPhoneのデータを専用ソフトで完全に消去した場合、その情報は基本的にどんな復元ソフトを使っても元に戻すことはできません。
一度完全削除したデータは、復元ソフトでも取り戻せないことを理解しておく必要があります。
操作を始める前に、iTunesやiCloud、または外部ストレージなどに大切な写真・動画・連絡先などのバックアップを必ずとっておきましょう。バックアップを取らずに作業を行うと、消したことすら気づいていなかったデータまで失う危険があります。
「消したあとにやっぱり必要だった」となっても、完全消去後の復旧は非常に困難です。
重要なデータの取り扱いに不安がある場合や、操作に自信がない方は、専門業者に事前に相談することを強くおすすめします。デジタルデータリカバリーでは、消去や復元の専門知識をもとに、最適な対応をご案内いたします。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
誤って大事なデータを削除してしまった――そんなトラブルに直面したとき、まずは自力で何とかしようと対応する方が多いと思います。
ただし、そのまま操作を続けると新しいデータで上書きされ、復旧が難しくなる可能性があります。必要なデータに今はアクセスできなくても、まずは専門業者に相談することが安全な対応といえます。
専門業者であれば、正確な診断に基づいて最適な方法で復旧を進めるため、データ消失を最低限に抑えることができます。中でもデジタルデータリカバリーは、以下の理由から多くの方に選ばれています。
- 相談実績46万件以上(2011年1月~)の豊富な対応経験に基づき、個人・法人問わず幅広いトラブルに対応
- 一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※内、完全復旧57.8%。復旧件数割合=データ復旧件数/データ復旧ご依頼件数。2023年10月実績)という業界トップクラスの技術力
- 他社で「復旧不可」とされた機器の対応実績が7,300件越えにものぼり、独自の復旧技術を保有
大切なデータを守るには、まずは自力対応よりも専門的な判断が欠かせません。操作を誤る前に、まずは当社にご相談ください。
iPhoneのデータを完全消去できるおすすめソフト
復元不可能なレベルでiPhoneのデータを消去するには、専用のソフトを使用する必要があります。以下は、Windowsパソコン対応の主要な消去ソフトと特徴です。
iPhoneデータ完全消去(ソースネクスト)
ソースネクストが提供する日本語対応の専用ソフト。操作がわかりやすく、PC初心者でも安心して使用できます。USBでiPhoneを接続し、復元不可レベルのデータ消去が可能です。
Wondershare Dr.Fone – データ消去
米国国防総省基準(DOD 5220.22-M)に準拠した高い消去性能を持つソフト。ほぼ全世代のiPhoneに対応し、業務用としても使用されています。
iMyFone Umate Pro
ワンクリック消去・削除済みデータの完全削除・個別アプリの選択削除など、柔軟な使い分けができる人気ソフト。家庭用に最適です。
Syncios iOS Data Eraser
キャッシュやジャンクファイルも含めてiPhoneの空き容量を整理しながら安全にデータを抹消できるソフト。動作も軽量で使いやすいのが特徴です。
iPhoneのデータを完全消去する手順
ここでは、iPhone内のデータを復元不可能な状態で完全消去するための一般的な操作手順を紹介します。主に市販のデータ消去ソフトを使用するケースを想定しています。ソフトの種類によって画面表示や操作の細部は異なるものの、基本的な流れは共通しています。
必要なデータのバックアップを取る
完全消去を行う前に、消去してはいけないデータを必ずバックアップしておくことが重要です。万が一、必要なファイルまで削除してしまった場合でも、バックアップがあれば復元可能です。
- iPhoneをWi-Fiに接続します。
- 「設定」アプリを開き、「Apple ID」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」を選択します。
- 「今すぐバックアップを作成」をタップし、完了まで待ちます。
- または、iTunesを使ってPCにバックアップを作成することも可能です。
ソフトをインストールしてiPhoneを接続
消去作業には専用ソフトが必要です。Windowsパソコンにソフトをインストールし、USBケーブルでiPhoneを接続して操作を開始します。
- 公式サイトから消去ソフトをダウンロードし、PCにインストールします。
- USBケーブルでiPhoneをパソコンに接続します。
- ソフトを起動し、iPhoneが認識されるのを確認します。
消去モードを選んで実行
ソフト上で消去モードを選択します。「全データ消去」「個人情報のみ消去」など、目的に応じたモードを選びましょう。選択後、ソフトの指示に従って操作を進めます。
- 消去ソフト内の「消去」メニューを選択します。
- 目的に応じて「全データ消去」や「個人情報のみ消去」を選びます。
- 確認画面で「実行」をクリックし、処理を開始します。
消去完了後、復元不可を確認する
消去後、別の復元ソフトを使ってiPhone内のデータが見つからないことを確認することで、完全消去が行われたことを証明できます。
- 復元ソフト(例:PhoneRescue、Dr.Foneなど)をPCにインストールします。
- iPhoneを接続し、ソフトでスキャンを実行します。
- データが検出されなければ、完全消去が成功しています。
専門業者に相談する
誤って大事なデータを削除してしまった場合、そのまま操作を続けると新しいデータで上書きされ、復旧が難しくなる可能性があります。必要なデータに今はアクセスできなくても、まずは専門業者に相談することが安全な対応といえます。
デジタルデータリカバリーは、これまでに50万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(※2)という高い成果を上げています。初期相談・診断は無料で、24時間365日対応していますので、不安を感じた時点でお気軽にご相談いただけます。
※1 期間:2011年1月以降
※2 2023年10月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
自力で対応できない場合はデータ復旧の専門業者に相談する

自力で対応できない場合や、機器が物理的に破損している場合、個人での修復は困難です。重要なデータが含まれている場合、データ復旧専門業者に依頼するのが最も安全です。
データ復旧業者では、問題の根本原因を特定し、安全にデータを回復する最善の方法を提案できます。デジタルデータリカバリーでは、相談から初期診断まで24時間365日体制で無料でご案内しています。まずは復旧専門のアドバイザーへ相談することをおすすめします。
デジタルデータリカバリーの強み

デジタルデータリカバリーは「データ復旧専門業者17年連続データ復旧国内売上No.1」(※1)の実績を持つデータ復旧業者です。
データ復旧の技術力として、一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)を誇っています。
他社で「復旧不可能」と判断された機器を、当社が復旧に成功した事例は数えきれません。実際に、他社復旧不可相談件数でも8,000件超 (算出期間:2016年6月1日~) を超えています。
これこそが“データ復旧の最後の砦”と呼ばれる理由です。どんな状態でも、諦める前にまずはご相談ください。最善を尽くしてデータを取り戻します。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを提供し、その売上が総売上の50%以上を占める企業のこと。第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2023年)
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
相談から初期診断まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数50万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計ご相談件数50万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。









































