スマホやタブレット、組み込みデバイスが起動しなくなり、「中のデータだけでも取り出したい」と不安を感じていませんか?
eMMCは一見すると小型ストレージですが、故障やファームウェア異常が起きると通常の操作ではデータにアクセスできなくなる特徴があります。誤った手順で初期化や再書き込みを行うと、復旧できたはずのデータまで失われる恐れがあるため注意が必要です。
本記事では、eMMCに保存されたデータが失われる主な原因と、スマホや各種デバイスのデータを守りながら復旧を進めるための正しい手順を専門家の視点からわかりやすく解説します。
こうした状況の中で、対応に迷う方や安全に進めたい方も多いはずです。
次のどれか一つでも当てはまる方は、一度専門家に相談することをおすすめします。
- 大切な写真・連絡先・業務データを失いたくない
- 自分で操作して状態を悪化させないか不安
- 初期化や修理に進む前にデータを確保したい
- 安全に進めたい、確実に状況を知りたい
当社では、24時間365日、相談から初期診断まで無料で承っています。不安を感じた時点でお気軽にご連絡ください。
目次
eMMCメモリからデータを安全に守るポイント
eMMCメモリからデータを安全に守るためには、以下のような対策が重要です。
定期的なバックアップ
クラウドストレージや外部ストレージを使用してデータを定期的にバックアップすることで、データ損失のリスクを最小限に抑えます。
セキュリティ対策
強力なパスワードや生体認証機能を活用し、不正アクセスを防ぎます。また、デバイスの暗号化を有効にして、データの安全性を高めましょう。
ソフトウェアの最新化
OSやアプリケーションの更新を定期的に行い、セキュリティホールを修正することで、データ保護の強化につながります。
eMMCデータ復旧の手順
ここでは、eMMC(内蔵フラッシュメモリ)からデータを復旧する際の基本的な手順と考え方を解説します。
eMMCはマザーボードに直付けされている構造のため、一般的なHDDやSSDのように取り外して作業することができず、手順を誤るとデータが完全に失われてしまうリスクの高い作業が含まれます。特に、初期化やOS再インストールを先に行ってしまうと、復旧の可能性が大きく下がってしまいます。
「失いたくないデータがある」「少しでも不安がある」という方は、まず通電や起動の試行を最小限に抑え、新たな書き込みが発生しない状態を保つことが重要です。状況によっては、論理障害ではなくeMMCチップ自体の劣化や故障が原因となっており、外から見ただけでは安全に復旧できるか判断できないケースもあります。
当社では、24時間365日、初期診断とご相談を無料で受け付けています。
起動しない状態が続いている、初期化を促されている場合でも、作業を進める前に一度ご相談ください。
デバイスの分解
データ復旧の最初のステップは、デバイスを慎重に分解し、eMMCチップが搭載された基板を取り出すことです。この作業は、デバイス内部の構造に精通した専門家によって行われるべきです。
加熱処理とチップの取り外し
eMMCチップは基板にしっかりとハンダ付けされているため、専用の加熱機器を使用して安全に取り外します。加熱温度は200℃から260℃の間で行われますが、過熱するとチップが破損するため、注意が必要です。
データ解析
取り外したeMMCチップは専用のリーダーに接続し、データ構造を解析します。このプロセスには、専用のソフトウェアと高度な知識が必要です。チップ内のデータをスキャンし、復旧可能なファイルを特定します。
データスキャンとリスト作成
解析されたデータをスキャンし、復旧可能なファイルのリストを作成します。この段階で、どのデータを復旧するかを選択することができます。
データ保存と返却
復旧されたデータは、新しいストレージデバイスやクラウドに保存し、顧客に返却されます。復旧したデータを元のデバイスに戻すことは推奨されません。
eMMCデータ復旧が必要な場合の注意点
eMMCデータ復旧は、非常に繊細で高度な作業を伴います。そのため、以下の点に注意してください。
- 自力での復旧は避ける: 誤った操作でチップを破損すると、データ復旧が不可能になるリスクがあります。
- 専門業者に相談する: 専門業者は高度な設備と経験を持っており、高い成功率で復旧を行います。
- デバイスを保護する: 故障したデバイスは、さらに損傷を与えないよう慎重に取り扱いましょう。
eMMCデータ復旧は高度な専門知識と設備を必要とする作業であり、専門業者に相談するのが最適です。
デジタルデータリカバリーでは、これまでに50万件以上の相談実績(※1)を持ち、一部復旧を含む復旧件数割合92.6%(※2)という高い成果を上げています。相談・初期診断は無料で、24時間365日対応していますので、少しでも不安がある場合はお気軽にご相談ください。
※1 期間:2011年1月以降
※2 2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
なぜデジタルデータリカバリーでは復旧困難な機器の復旧事例が多いのか
デジタルデータリカバリーはこれまで数々の復旧に成功してきました。復旧事例が多いのには、理由があります。
業界トップクラスの実績
私たちデジタルデータリカバリーは、17年連続で国内売上No.1(※1)。累計50万件以上(※2)の相談実績をもとに、あらゆるデータトラブルと向き合ってきました。
「データが戻ってくるかどうかは、最初の診断で決まる」
そう言っても過言ではありません。
最大の強みは、その“症例データの蓄積数”。
すべての相談内容を電子カルテのように管理し、障害のパターンと復旧手法を社内でデータ化。
これにより、問題の切り分けが圧倒的に早くなり、対応スピードと成功率の向上につながっています。
その結果、48時間以内に対応を完了した件数は全体の約80%。
一部復旧を含む復旧件数割合は92.6%(※3)と、業界でも高水準の成果を出し続けています。
国内最高峰の復旧設備
復旧の成功事例の多さは、デジタルデータリカバリーの技術力の高さを象徴しています。復旧成功の要因として、次の点が挙げられます:
- 蓄積された知見に基づき、障害箇所を正確に特定
- 最新技術を駆使した独自の復旧手法を開発
- 精密な環境での復旧作業(専用クリーンルーム完備)
これらの要素が、他社では対応が難しいケースでも「不可能を可能に」しています。
「他社で復旧できなかった機器のご相談件数8,000件超(※4)」ですので、他社で復旧してもらえなかった機器であっても、デジタルデータリカバリーでは復旧できる可能性もございます。是非ご相談ください。
相談から初期診断まで無料で対応可能
初期診断とは、機器に発生した障害の原因を正確に特定し、復旧の可否や復旧方法を確認する工程です。デジタルデータリカバリーでは、経験豊富な技術者が「初期診断」を行い、内部の部品にダメージを与えることなく問題を見つけます。
データ障害のパターン15,000種類以上もありますが、「ご相談件数50万件超」(算出期間:2011年1月1日~)を持つ当社は、それぞれの障害原因をデータベースから即座に情報を引き出し、原因を正確に特定できる体制を整えています。
※1:データ復旧専門業者とは、自社及び関連会社の製品以外の製品のみを対象に保守及び修理等サービスのうちデータ復旧サービスを提供し、その売上が総売上の50%以上を占める企業のこと ※第三者機関による、データ復旧サービスでの売上の調査結果に基づく(算出期間:2007年~2023年)
※2:期間:2011年1月1日~
※3:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合。
※4:算出期間:2016年6月1日~
よくある質問
いえ、かかりません。当社では初期診断を無料で実施しています。お客様の機器に初期診断を行って初めて正確なデータ復旧の費用がわかりますので、故障状況を確認しお見積りをご提示するまで費用は頂いておりません。
※ご郵送で機器をお預けいただいたお客様のうち、チェック後にデータ復旧を実施しない場合のみ機器の返送費用をご負担頂いておりますのでご了承ください。
機器の状態によって故障の程度が異なりますので、復旧完了までにいただくお時間はお客様の機器お状態によって変動いたします。
弊社は、復旧完了までのスピードも強みの1つで、最短即日復旧・ご依頼の約8割を48時間以内に復旧完了などの実績が多数ございます。ご要望に合わせて柔軟に対応させていただきますので、ぜひご相談ください。
営業時間は以下の通りになっております。
365日24時間、年中無休でお電話でのご相談・復旧作業・ご納品・アフターサービスを行っています。お困りの際は是非ご相談ください。
電話受付:0:00~24:00 (24時間対応)
電話番号:0800-333-6302
来社受付:9:30~21:00
復旧できる可能性がございます。
弊社では他社で復旧不可となった機器から、データ復旧に成功した実績が多数ございます。 他社大手パソコンメーカーや同業他社とのパートナー提携により、パートナー側で直せない案件を数多くご依頼いただいており、様々な症例に対する経験を積んでおりますのでまずはご相談ください。
この記事を書いた人

デジタルデータリカバリー データ復旧エンジニア
累計ご相談件数50万件以上のデータ復旧サービス「デジタルデータリカバリー」において20年以上データ復旧を行う専門チーム。
HDD、SSD、NAS、USBメモリ、SDカード、スマートフォンなど、あらゆる機器からデータを取り出す国内トップクラスのエンジニアが在籍。その技術力は各方面で高く評価されており、在京キー局による取材実績も多数。2021年に東京都から復旧技術に関する経営革新優秀賞を受賞。










































