WD製のMy Cloud EX2 Ultraが突然起動しなくなった、あるいは共有フォルダにアクセスできなくなった――そんな症状に直面すると、家庭用はもちろん業務用のNASでも不安と混乱が広がります。
- 電源は入るが、ランプが点滅したまま起動しない
- ネットワーク上にNASが表示されない
- 共有フォルダにアクセスできず、データが見えない
こうした状況の背後では、RAID構成の異常やシステムファームウェアの破損など、内部で障害が進行している可能性があります。安易に初期化やHDDの抜き差しを行うと、復旧不能なデータ損失を招くリスクもあります。
だからこそ重要なのが、「どこまで自分で対応できるか」を冷静に見極めること。本記事では、My Cloud EX2 Ultraでよく発生するトラブルの原因と、自分で安全に確認できる初動チェック手順をわかりやすく解説しています。
大切なデータを守るためにも、24時間365日対応の無料診断をぜひご活用ください。無理な操作を避け、確実な一歩を踏み出しましょう。
目次
まず確認したいポイント
自己判断で操作を行う前に、以下の点を確認しておくと、障害の種類をある程度切り分けることができます。
LEDランプの状態
電源ランプと各ベイの色・点滅パターン(青/赤/赤+青など)をマニュアルと照らし合わせて確認します。赤点滅や異常な色パターンは、ハードウェアエラーやRAID不整合を示すサインです。カチカチ音やガリガリ音などの異音がある場合は物理障害の可能性が高く、通電を最小限に留めましょう。
アクセス可否の確認
ローカルIPでダッシュボードに入れるか、共有フォルダにアクセスできるか確認します。リモートアクセスだけ不可でローカルが正常な場合は、ネットワーク設定やクラウド連携側の問題のこともあります。
RAIDモードとディスク構成
以前の設定がRAID1(ミラー)だったか、JBODやRAID0だったかを把握します。RAID1構成なら片側ディスクにデータが残っている場合もありますが、直接接続での確認はリスクがあるため慎重に判断します。
もし現在の症状や原因の判断に少しでも不安がある場合は、24時間365日対応の無料診断をご活用ください。状況が悪化する前に、正しい一歩を踏み出すことが大切です。
Western Digital My Cloud EX2 Ultra がトラブルを起こす主な原因
Western Digital My Cloud EX2 Ultra は信頼性の高いNASですが、長期使用やRAID構成の不具合、誤操作などで突然アクセスできなくなることがあります。本体が起動しない・ダッシュボードに入れない・共有フォルダが見えない場合、原因を正確に把握することが復旧成功の鍵です。
本体が起動しない(LEDが赤点滅する)
電源LEDやベイランプが赤点滅する場合は、システムエラーやディスク障害の可能性があります。ベイ1が赤高速点滅、ベイ2が赤+青点滅などのパターンでは、ファームウェアを格納しているドライブの認識不良が考えられます。無理な再起動は故障を悪化させるため、異音がある場合はすぐに電源を切りましょう。
ダッシュボードや共有フォルダにアクセスできない
電源は入るがダッシュボードに入れない場合、RAIDのデグレードやファイルシステムの破損が起きている可能性があります。ローカル接続は可能でもリモート接続だけ不可なら、ネットワーク設定の不具合のケースもあります。
RAID1の異常・リビルド失敗
片側ディスクが劣化中にリビルドを行うと、読み取りエラーでRAID情報やファイルシステムが破損し、両方のディスクが「異常」になる場合があります。再構築に失敗するとNAS全体が起動不能になることもあるため、個人での操作は避けるのが安全です。
誤操作・削除・初期化によるデータ損失
ボリューム削除や初期化を行うと、RAIDメタ情報やファイルシステムが上書きされデータが見えなくなります。操作履歴によっては復旧可能なこともありますが、繰り返し初期化した場合や上書き保存を行った場合は難易度が上がります。
これらの障害を放置すると、データ消失やシステム起動不能に発展する可能性があります。異常を感じたら通電を止め、再構築や再起動を繰り返さず、専門業者に相談するのが安全です。
当社では、RAID構成の診断やデータ解析を専門エンジニアが行い、状態に応じた最適な復旧方法をご提案しています。初期診断とお見積りは無料で、24時間365日対応しています。トラブルが発生した際は、早めのご相談がデータを守る鍵となります。
【要注意】自力対応が招くデータ損失のリスク
社内サーバやRAID、NAS、業務用PCが停止したとき、自力で解決しようと不用意に操作を行うのは逆効果です。むしろ状況が悪化するケースも多く、次の経営リスクに直結します。
- 納期遅延や業務停止などが生じ、社内外からの信頼を損なう
- 想定外の復旧費用や負担が雪だるま式に増える
- 誤った判断により取り戻せたはずのデータを失い、復旧が不可能になる
特に内部データやシステム領域に問題が及んでいる場合、正常に動かなくなり、復旧の難易度は一気に上がります。最優先すべきは、これ以上の不用意な操作を止めることです。判断を誤らないためにも、早急にデータ復旧の専門家に相談することが重要です。
早い段階で「専門家」に相談することが重要
デジタルデータリカバリーでは、専門アドバイザーが状況を整理し、復旧可否や優先順位を踏まえ、最適な復旧方針をご案内します。
これまで当社では以下の実績・強みに基づき、多くの法人様にご相談いただいてきました。
- RAIDご相談実績 累計14,949件以上(※1)
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サーバやNASなど社外持ち出しが難しい機器も、出張診断・オンサイト対応が可能です。当社では24時間365日体制でご相談を受け付けています。操作を重ねて取り返しがつかなくなる前に、まずはご相談ください。
※1:2011年1月~
※2:2025年9月実績。一部復旧:完全復旧に至らなかったが、一部復旧できた場合。完全復旧:復旧希望データを100%復旧できた場合
※3:2011年1月~
Western Digital My Cloud EX2 Ultra の対処法
ここでは、データを守ることを最優先にしながら、自分で試せる安全な範囲の対処法を説明します。
My Cloud EX2 Ultra は RAID1(ミラー)構成が多く、操作を誤ると両方のディスクが同時に読み取れなくなる恐れがあります。そのため、電源操作や再構築などを行う際は慎重に進める必要があります。
電源・ネットワークの切り分けを行う
まず、システム全体の不具合か周辺機器の問題かを切り分けます。電源やLANケーブルの接触不良でもアクセスできないことがあるため、基本的な環境確認から行いましょう。
- NAS本体の電源コードを抜き、数分待ってから再接続します。
- 別の電源コンセントまたは電源ケーブルを使用して通電を確認します。
- LANケーブルを別のポートまたは別のケーブルに交換し、ルーターに確実に接続されているか確認します。
- 一度だけ電源を再投入し、LEDランプの点灯状態を観察します(何度も再起動しない)。
ベイごとのディスク状態を確認する
2台構成のRAID1モデルでは、片方のディスクが劣化している場合でも、もう一方からデータを読み取れる可能性があります。どちらのディスクが生きているかを安全に判断するため、以下の手順を行います。
- NASの電源を完全に切り、LANケーブルと電源ケーブルを抜きます。
- 片方のディスク(ベイ1またはベイ2)だけを挿した状態で電源を入れ、LEDランプの色や点滅パターンを確認します。
- 起動パターンが変わる、またはダッシュボードが開ける場合は、そのディスクが「読める側」の可能性があります。
- もう一方のディスクでも同様の手順を行い、挙動の違いを比較します。
ダッシュボードでRAID状態を確認・バックアップを取る
ダッシュボードにアクセスできる場合は、システム情報からRAIDステータスと各ディスクの状態を確認します。もし「デグレード」表示であれば、データが片側のディスクに残っている可能性があります。復旧を行う前に、最も重要なデータを優先的にバックアップしてください。
- Webブラウザで「http://(ローカルIPアドレス)」にアクセスし、管理画面にログインします。
- 「ストレージ」タブを開き、「RAIDステータス」を確認します。
- 「正常」または「デグレード」と表示されている場合は、外付けHDDなどに重要データをコピーします。
- エラーやアクセス不能な場合は、それ以上操作せず、復旧作業を停止します。
自己判断で行ってはいけない操作を避ける
RAID再構築や初期化などを誤って実行すると、復旧難易度が大幅に上がります。特に、ベイを入れ替える・RAID再構築を強制するなどの操作は、データを上書きする危険が高く、取り返しがつかない結果となることもあります。
- RAID再構築や「初期化」「リビルド」を自己判断で行う。
- WindowsやMacに直接ディスクを接続してフォーマットする。
- 異音(カチカチ音・ガリガリ音)がある状態で何度も再起動する。
- ファームウェアを上書きまたは強制更新する。
データ復旧専門業者への相談を検討する
ダッシュボードにアクセスできない、またはRAIDが「故障」表示の場合は、個人レベルでの操作が難しい状態です。この段階では、ディスクをクローン化して安全な環境で解析する必要があり、専用設備を持つ業者への相談が推奨されます。
- NASの電源を切り、通電を止めた状態で保管します。
- LEDの状態や異音などをメモまたは写真に残しておきます。
- 信頼できるデータ復旧業者に状況を伝え、初期診断を依頼します。
- 無料診断・見積りを受けてから、復旧を進めるか判断します。
Western Digital My Cloud EX2 Ultra の復旧は、RAID構成やファームウェア構造が複雑なため、誤操作が命取りになるケースも少なくありません。
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