VMwareで仮想マシンを起動しようとした際に、「Transport (VMDB) error −14: Pipe connection has been broken」というエラーが表示され、動作しないというトラブルが発生することがあります。
- 仮想マシンを起動してもすぐにエラーで停止する
- VMwareの再起動でも改善しない
- 他の仮想マシンにも影響が出る
このエラーは、仮想マシンとホストマシン間の通信経路に障害が発生している状態を示しており、原因によってはVMware自体の設定破損や仮想環境の整合性に影響を与える可能性があります。放置すると他の仮想マシンやデータへのアクセスにも支障をきたすため、早めの対応が必要です。
本記事では、「VMDB error −14」が発生する主な原因を整理し、ユーザーが順を追って安全に確認・対処できるステップをわかりやすく解説しています。
仮想環境は複雑な構成で成り立っているため、誤った対応がデータ破損につながることもあります。不安がある場合は、24時間365日対応の無料診断をご利用ください。専門スタッフが安全な復旧方法をご案内します。
目次
「VMware Transport (VMDB) error −14」エラーの原因
このエラーは、VMwareが仮想マシンとの通信チャネル(パイプ)を確立できないときに発生します。原因は「仮想マシンのロック」「VMwareサービスの不整合」「Windows仮想化機能との競合」など、3つの系統に分類されます。
ロックファイルが残っている
仮想マシンが前回の動作で正常終了しなかった場合、フォルダ内に「*.lck」というロックファイルが残り、VMwareが「仮想マシンはすでに使用中」と判断して起動できなくなることがあります。強制終了や停電後に多く見られる現象です。
この状態で再度起動を試すと、仮想ディスクが破損することもあるため注意が必要です。
VMwareサービス・プロセスの不整合
VMware Workstation / Player のプロセスが終了しきらず、バックグラウンドで動作を続けているケースもあります。タスクマネージャー上で「vmware.exe」「vmware-vmx.exe」などが残っている場合、同じ仮想マシンを二重で開こうとする動作になり、パイプが壊れたようなエラーを起こします。
Hyper-Vなどの仮想化機能との競合
Windows 10/11環境では、Hyper-VやWindows Hypervisor PlatformなどがVMwareと競合し、仮想マシンの内部通信が途切れる場合があります。特に「Transport (VMDB) error −14」や「Pipe connection has been broken」といった文言を含む場合、ほぼこの競合が原因です。
アクセス権やパス設定の不備
仮想マシンのフォルダにアクセスできない、またはVMXファイル内のパスが破損している場合も同様のエラーが発生します。ユーザー権限の不足や、仮想マシンの移動・名称変更が原因となるケースもあります。
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「VMware Transport (VMDB) error −14」エラーの対処法
ここでは、「Transport (VMDB) error −14」を解消するための具体的な手順を紹介します。作業前に仮想マシンをバックアップし、ホストOSは管理者権限で操作してください。
VMwareを完全に終了する
まず、VMware WorkstationまたはPlayerを終了させ、残留プロセスをすべて停止します。
- VMwareを閉じ、タスクマネージャーを開きます。
- 「vmware.exe」「vmware-vmx.exe」などVMware関連のプロセスを選択して「タスクの終了」をクリックします。
- 終了後、ホストPCを再起動します。
ロックファイルを削除する
ロックファイルが残っている場合は手動で削除します。これにより、仮想マシンが「ビジー状態」から解放されます。
- 仮想マシンの保存先フォルダ(例:C:\Users\ユーザー名\Documents\Virtual Machines\仮想マシン名)を開きます。
- 「.lck」で終わるフォルダまたはファイルをすべて削除します。
- 削除後、ホストPCを再起動してからVMwareを再起動し、仮想マシンを開き直します。
VMwareサービスを再起動する
VMware関連のサービスが停止している、または不整合を起こしている場合は、再起動を行います。これにより、仮想マシンの管理機能と通信パイプが正常に再構築される可能性があります。
- Windowsの検索ボックスに「サービス」と入力し、サービス管理ツールを開きます。
- 一覧から「VMware Workstation Server」や「VMware Authorization Service」を探します。
- 該当サービスを右クリックし、「再起動」を選択します。
- 数秒待って状態が「実行中」になったことを確認後、仮想マシンを再度起動します。
Hyper-Vを無効化する
Windows 10/11では、Hyper-VやWindows Hypervisor PlatformがVMwareと競合するケースが多く報告されています。これらを無効化することで、エラーが解消されることがあります。
- Windowsの検索ボックスに「Windowsの機能」と入力し、「Windowsの機能の有効化または無効化」を開きます。
- 一覧から「Hyper-V」「Windows Hypervisor Platform」「Windows Sandbox」のチェックを外します。
- OKをクリックしてPCを再起動します。
- 再起動後、VMwareを起動し、仮想マシンが正常に動作するか確認します。
アクセス権・パス設定を確認する
仮想マシンのフォルダや構成ファイルへのアクセス権が不足している場合、またはフォルダ構成を変更した後でVMXファイル内のパスが一致していない場合にも、同様のエラーが発生します。アクセス権とパス設定を見直しましょう。
- VMwareを右クリックし、「管理者として実行」を選択して起動します。
- 仮想マシンのフォルダを開き、現在ログイン中のユーザーがフルアクセス権を持っているか確認します。
- フォルダを移動・名称変更した場合は、VMXファイル内のパスをメモ帳などで開き、ディレクトリ指定を修正します。
これらの方法を試しても改善しない場合、VMware自体の再インストールや新しい仮想マシンの作成が必要になることもあります。特に業務データや重要なファイルを含む仮想ディスク(.vmdk)を扱う際は、誤った操作でデータが失われるおそれがあるため、慎重な判断が求められます。
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