UbuntuでRAIDを構築しようとして、「設定がうまくいかない」「再起動後にRAIDが認識されなくなった」といったトラブルに直面していませんか?
- RAID構築後にシステムが起動しなくなった
- 再起動後、RAIDデバイスが認識されない
- RAID1の同期が終わらない・エラーが出る
こうした症状の背後には、mdadmの設定ミスや構成ファイルの不整合が潜んでいる可能性があります。
RAIDは複数のディスクを使って冗長性を確保し、データの可用性を高める技術ですが、一歩間違えれば起動障害や大切なデータの消失につながるリスクも抱えています。
本記事では、Ubuntu環境でのRAID1構築方法を基礎から丁寧に解説しつつ、構築時や再起動時に頻発するエラーの原因と対処方法を、トラブルの未然防止を含めて詳しく紹介します。
もしトラブルが発生し、自力での修復が困難な場合は、無料で専門診断を実施(24時間365日対応)しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
目次
よくあるエラーの原因
RAID構築時や再起動後に発生するトラブルの多くは、設定ファイルの不備やデバイス認識のずれに起因します。ここでは代表的な原因を紹介します。
RAIDが再起動後に認識されない
/etc/mdadm/mdadm.confにARRAY設定がない、またはmdデバイス名がmd0からmd127に変わってしまうケースがあります。RAIDがassembleされず、起動後に/dev/md0が存在しない状態になることがあります。
mdadm作成時の警告・エラー
「metadata at the start〜bootには不向き」といった警告は、v1.2メタデータ形式の特性によるものです。/boot用パーティションではv0.90を利用するか、別構成にするのが一般的です。また、「既存データあり」警告は誤指定の可能性があるため、fdisk -lでディスク内容を再確認します。
マウントできない・ファイルシステム破損
RAID自体は正常でも、上層のファイルシステムが破損しているケースがあります。誤ってmkfsを実行した場合や、電源断による破損が典型です。fsckなどを不用意に実行すると、障害が悪化する場合があります。
デバイス名やUUIDのずれ
/dev/md0として記載したfstabが、実際のデバイス名md127と一致しないことで起動に失敗することがあります。UUIDが変わった場合は、lsblkやblkidで確認してfstabを修正します。
オンボードRAIDとの干渉
BIOS設定でオンボードRAIDが有効なままmdadmでRAIDを組むと、起動時に不安定になったりディスクが重複認識される場合があります。オンボードRAIDは無効にし、「AHCI」モードを選択して構築するのが安全です。
これらの問題を放置すると、RAID構成が壊れたり、重要なデータが読み取れなくなるおそれがあります。安全に対処するため、次に紹介する方法で設定を見直すことが大切です。
RAID1構築の基本手順
ここでは、Ubuntuで「mdadm」を使ってRAID1を構築する基本的な流れを解説します。2台の空のディスク(例:/dev/sdb、/dev/sdc)を使う想定です。
ディスクの確認
RAID構築前に、対象ディスクが空であることを必ず確認します。誤ったディスクを指定すると、既存データがすべて失われるおそれがあります。
- 接続されたディスクを確認します。
例:lsblk、sudo fdisk -l - 対象ディスクに重要なデータが残っていないか確認します。
- 必要であれば、fdiskなどで既存パーティションを削除します。
mdadmのインストールとRAID作成
mdadmはUbuntu標準リポジトリからインストールできます。インストール後、RAIDアレイを作成します。
- mdadmをインストールします。
sudo apt install mdadm - RAIDアレイを作成します。
sudo mdadm --create /dev/md0 --level=1 --raid-devices=2 /dev/sdb1 /dev/sdc1 - 作成後、状態を確認します。
cat /proc/mdstatまたはsudo mdadm --detail /dev/md0
ファイルシステム作成と自動設定
RAIDアレイを作成したら、ファイルシステムを作成し、自動認識とマウント設定を行います。
- ファイルシステムを作成します。
sudo mkfs.ext4 /dev/md0 - マウントポイントを作成し、マウントします。
sudo mkdir -p /mnt/raid1
sudo mount /dev/md0 /mnt/raid1 - 自動認識用設定を反映します。
sudo mdadm --detail --scan | sudo tee -a /etc/mdadm/mdadm.conf
sudo update-initramfs -u - 自動マウント設定を追加します。
sudo blkid /dev/md0で取得したUUIDを使い、/etc/fstabに追記します。
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よくあるエラーの対処法
RAIDの不具合が発生した場合でも、正しい手順で確認すれば安全に復旧できる可能性があります。ここでは代表的なエラー別に安全な対処法を解説します。
RAIDが認識されない場合のassemble手順
RAIDアレイが再起動後に見えなくなる場合、手動でアセンブルを行い設定を再登録する方法があります。
- RAIDデバイスをスキャンしてassembleを実行します。
sudo mdadm --assemble --scan - 状態を確認します。
cat /proc/mdstatまたはsudo mdadm --detail /dev/md0 - 結果が正しければ、以下で設定を永続化します。
sudo mdadm --detail --scan | sudo tee -a /etc/mdadm/mdadm.conf - initramfsを更新します。
sudo update-initramfs -u
mdadm作成時の警告・エラー対応
RAID作成時の警告は、メタデータ形式や既存データの残留が原因である場合が多いです。
- メタデータに関する警告が出た場合、/bootで使用するRAIDはv0.90形式を指定します。
例:--metadata=0.90 - 既存データ警告が出た場合、対象ディスクをfdiskで再確認し、本当に初期化してよいディスクか判断します。
- 不要なメタデータを削除する場合は慎重に行い、バックアップがあることを確認します。
マウントできない場合の確認と修復方針
RAIDデバイスが存在してもマウントエラーが出る場合、ファイルシステムが破損している可能性があります。誤った修復操作はデータ消失につながるため、読み取り専用での確認を優先します。
- 読み取り専用でマウントを試します。
sudo mount -o ro /dev/md0 /mnt/raid1 - エラー内容(bad superblockなど)を確認します。
- fsckやxfs_repairなどを実行する前に、ログとエラーメッセージを記録します。安易に修復コマンドを繰り返さないよう注意します。
UUIDずれによる起動失敗の修正
fstabと実際のRAIDデバイスのUUIDが一致しない場合、起動に失敗することがあります。UUIDを再確認し、設定ファイルを修正することで解消できます。
- UUIDを確認します。
lsblk -fまたはsudo blkid - /etc/fstabを編集し、正しいUUIDで再登録します。
- /etc/mdadm/mdadm.confを更新し、initramfsを再構築します。
sudo update-initramfs -u - 再起動して正しくマウントされるか確認します。
オンボードRAIDとの干渉を防ぐ設定
マザーボードのRAID機能(いわゆる「Fake RAID」)が有効な状態では、mdadmとの競合が起きやすくなります。BIOS/UEFIでの設定確認が必要です。
- BIOSまたはUEFIを開き、オンボードRAID機能を無効にします。
- ストレージ設定を「AHCI」に変更します。
- 既存のRAIDメタデータが残っている場合は削除が必要ですが、誤削除は復旧困難になるため慎重に行います。
RAID構築や復旧では、一見単純に見える設定変更でもデータ喪失のリスクが伴います。特に業務データや重要なバックアップを含む場合、自己判断による再構築や修復コマンドの実行は避けたほうが安全です。データ復旧専門業者による診断を受けることで、原因特定と安全な対応が可能になります。少しでも異常を感じたら、今すぐ初期診断をご依頼ください。相談は無料で、専門エンジニアが状況を丁寧に確認し、最適な復旧プランをご提案します。
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